【一匹文士 伊神権太がゆく令和そぞろ歩き(2019年5月~)】

2019年5月28日
 雷鳴や仔犬のしっぽぷるんぷるん
 =伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉〉から

 久しぶりに雨の中、夜があけた。雨のひとしずく一滴が肌にひんやりとからだに馴染み、心地よい朝となった。

 とはいっても、川崎市の路上では男が私立カリタス小のスクールバスを待っていた6~12歳の児童らを次々と包丁で襲い保護者2人を含む19人が刺されるなどして小6女子児童と男性1人が亡くなり、3人が重傷を負うという信じられない事件が発生。男は事件直後に自分の首を刺し死亡、神奈川県警が多摩署に捜査本部を設置する事態となった。
 捜査本部や目撃情報によると、男は短髪で眼鏡をかけ黒い服と紺色ジーンズ姿で包丁を両手に児童らに次々と切りつけ、最初の襲撃から自殺するまでわずか十数秒の出来事だったという。男に一体全体、何があったのか。犯人が何かの理由から自暴自棄となり、他人を道連れに自分も死のうとする拡大自殺か。こんご、こんな残忍な事件が増えねばよいのだが。
 その後の調べで、男は川崎市麻生区で高齢の男女と暮らしていた岩崎隆一容疑者(51)で近隣住民との付き合いはほとんどなかったが、ささいなトラブルから怒鳴り散らすことがしばしばあったという。わが子を学校に送る途中に亡くなった男性は外務省職員の小山智史さん(39)で、ミャンマー(ビルマ)語の専門家として日本とミャンマーの大事な架け橋役を担う日本の大切な外交官でもあった。なんたることか。合掌―
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 悲しい話はここまでにして。
 きょうは、またまたわが家の虹猫オーロラレインボー、すなわち2代目シロちゃんが猫の恩返しをしてくれた。このところは、ずっとわが家の留守番をしてくれていたので「美容と健康のためにも」と朝、舞が出勤するのを一緒に玄関で見送ってまもなく、外に出してやったところ、彼女は大喜びでお外へ。
 一時間ほどすると、ニャン、ニャア~ンと外から私を呼ぶ声がするので「何かあったの」とリビング窓ガラスを開けてやると、口にオニヤンマ(トンボの一種)をくわえ飛び込んできたのである。久しぶりに外に出られたことが嬉しくてたまらなかったようだ。わざわざ、そんなお礼までしなくてよいものを―と言うと「親しき中にも礼儀ありよ」といった顔をして今度はひっくり返って見せたのである。ありがとう! オーロラレインボー。

 こんどはオニヤンマを連れてきたオーロラレインボー。指先に止まったあと、いつものように庭の樹々の葉にもどしてやった
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「脱原発文学者の会のみなさまへ
 おかげさまで、5月25・26日の福島訪問を無事に終えることができました。
 また、参加者のみなさまおつかれさまでした。
 今回は、双葉町の帰還困難区域視察と、橘(光顕)氏による浪江町案内、富岡町の語り人の話を聞く会の三本柱でスケジュールを組みました。炎天下でのハードスケジュールでしたが、これまで以上に収穫の多いツアーになったと思います。
 双葉町では、イノシシに荒らされた農家の惨状を目の当たりにしました。浪江町では、橘氏と縁故のご婦人で、帰還して稲作を再開された方から、獣害対策など生々しい苦労話を聞くことができました。富岡町では、元富岡高校の校長先生から、富岡町が原発事故で失ったものの大きさを、実際に現場に立ってレクチャーを受けました。その他、ここではとても書き尽くせない貴重な体験ばかりです。後日改めまして、文章や映像で詳しい報告をさせていただきます。
 では、季節外れの猛暑で体調を崩さぬよう、みなさまお体にお気をつけください。
 志賀 泉」
 こんなメールが27日に【脱原発社会をめざす文学者の会】の志賀泉さんから届き、私は、さっそく「志賀泉さま あつさのなか、貴重な体験の数々おつかれさまでした。詳しい報告が、とても楽しみです。猛暑です。志賀さんも、おからだ大切になさってください。  伊神より」と返信させて頂いた。今回は参加できなかったが、こうした活動が重なるに従って私たちの脱原発文学者の会活動が地道な成果をあげつつあることを実感している。わたしも頑張らなくっちゃあ、と思っている。
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 ファンに腕を強く引っぱられるというアクシデントで発症した右肩痛からの復帰をめざす中日の松坂大輔投手が28日、ウエスタンリーグのソフトバンク戦(タマスタ筑後)で今季初めて実戦登板。先発で2回を、3三振を含む無安打無失点で終え、ファンをほっとさせた。いよいよ平成の怪物・松坂の登場に期待がかかる。
 今夏の参院選滋賀選挙区(改選数1)で立憲民主党と国民民主、共産、社民の四党が、前滋賀県知事の嘉田由紀子さん(69)を野党統一候補にすることで一致。
 旧優生保護法下で知的障害を理由に不妊手術を強いられた宮城県の6、70代の女性2人が国に計7150万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で仙台地裁は28日、国側の責任を認めず、請求を棄却した。
 国賓として日本を訪れていたトランプ米大統領夫妻が28日午後、帰国の途に。

5月27日
 炎帝の裁き受けしはどんな科
=伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 まだ5月だというのに。きのう、きょうと高気圧に覆われ、各地で記録的な猛暑に。熱中症で病院に運ばれる人が全国的に相次いだ。これでは、日本中がまるでヤカンの中にでも入れられたような。そんな炎熱地獄である。
 なかでも本来なら日本で一番涼しいはずの北海道。この北の大地の佐呂間町では、きのう、なんと39・5度を観測。5月に観測された最高気温の全国記録37・2度のほか、年間を通じて北海道で観測された最高気温37・8度も同時に塗り替えた。むろん、北海道で5月に猛暑日となるのは観測史上初めて。
 実際、道東ではフェーン現象が猛暑に拍車をかけ、暖気が日高山脈などにぶつかって温度が上昇。その証拠に26日の最高気温の上位20地点がオホーツク、十勝管内に集中した。ここ中部地方も厳しい暑さは同じで、26日は岐阜県高山市で33・2度に達するなど計96観測地点のうち、主に内陸部や日本海側の14地点で5月の観測史上最高気温を観測したという。
 というわけで、わが家もここ数日前から暑くてたまらない時に限って、室内冷房を始めることにした。

 そして。よりにもよってこの暑さのなか、昨日は父の13回忌が江南市内の永正寺で兄夫妻が中心となり私、妹の家族が一堂に介して汗が噴き出すなか、母の百寿祝いも兼ねて行われ=わが息子たちも忙しいなか、東京から駆け付けてくれた=、きょうはきょうで私と相棒の舞は朝早くに畑〈エデンの東〉に出向き、タマネギの収穫と雑草の除去に勤しんだのである。
 なぜなら、きょうは月曜日で相棒のお店が休みだったのと舞の場合、いったん「畑にいこうよ」と言いだすと、たとえ雨あられが降ろうと絶対に強行するという性格上、行かざるを得ないからだ。おかげでふたりとも体力こそ消耗したが、草の除去も出来、そこそこ満足はしたのである。あ~あ、やれやれである。
 それはそうと、愛猫オーロラ・レインボー、シロちゃんがきのう、きょうと留守番の大役をこなしてくれた。がんばってくれて本当にありがとう。

「みんな。本当にありがとう。おとうちゃんも、きっと喜んどる」と薄紫のチュニックを着て13回忌の礼を述べる母と、集まった孫たち(ひ孫も)の1部=反対側にも参列者はいるので、全体の半分ほど
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 たまねぎを収穫する相棒、知人の大脇さんの助けによるところが多い
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 留守の大役を果たしてくれた2代目シロちゃん、すなわちオーロラ・レインボー
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 畑から帰っても、新聞のチェックはじめ、新しい小説の企画と下書き、コラムの執筆、私が主宰するウエブ文学同人誌「熱砂」のリニューアルのこと、さらには秋に予定される全国同人雑誌会議に関する関係者への会場変更連絡等など。すべきことは山積。いちいちここに書いている時間も余裕もないので、きょうのところは、ここらあたりで。
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 「令和」の新時代、初の国賓として来日中のトランプ米大統領夫妻が26日、安倍晋三首相夫妻とともに東京・両国国技館で大相撲夏場所千秋楽を観戦。表彰式で土俵に上がり、12勝3敗で優勝した西前頭8枚目の朝乃山(富山市出身、高砂。本名は石橋広暉。25歳)=187㌢、177㌔。富山出身力士の優勝は第22代横綱だった太刀山いらい103年ぶりの快挙=に米国大統領杯を授与した。

 大統領杯を手渡すトランプ大統領と優勝した朝乃山(NHK総合から)
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 トランプ大統領夫妻は引き続き、27日には天皇、皇后両陛下と皇居・宮殿「竹の間」で会見。大統領は引き続き、東京・元赤坂の迎賓館で安倍晋三首相との首脳会談に臨み、貿易不均衡是正問題はじめ北朝鮮拉致、イラン問題など懸案につき話し合った。

「鉄道員(ぽっぽっや)」など高倉健さんと組んで数々の秀作を生んだ映画監督の降旗康男(ふるはた・やすお)さんが20日、肺炎のため死去。84歳だった。長野県松本市出身。記者の大先輩でもある吉田昭夫さんが大腸がんのため亡くなったことをきょう、27日付中日新聞の朝刊で知る。84歳での旅立ち。おやすらかに。

5月23日
 部屋内にそろりそろりと青田風
 =伊神舞子の〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 木曜日。日本中が七月並みの暑さとなり、新潟県長岡市や三重県桑名市、東京板橋区などで熱中症となり病院に搬送される児童らが相次いだ。宮崎県では30・8度を記録、あすは名古屋でも32度が予想され、26日には各地で35度以上の猛暑日が予想されるという。
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 きょうは、おったまげた。
 わが家の虹猫で愛猫でもある、2代目シロちゃんこと、オーロラ・レインボーが猫の恩返しならぬ前代未聞の二度返しをやってみせてくれたのである。

 2代目シロちゃんと、再び姿を現したアゲハチョウ。まもなく庭の樹木の葉にとまった
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 事件は午前中、社交ダンスのレッスンに出かける前のひととき、新聞に目を通していたときに降って湧くようにして突然、起きた。朝、わが家のおかあさん、すなわち舞のリサイクルショップ「ミヌエット」への出勤を共に玄関先でお見送りしたあと、いつものように外に出してやったはずのオーロラ。その愛猫の〝ニャン、ニャア~ン〟と甘えたような声が外の縁側で程なくしてするのでガラス戸を開けると、そこには誇らしげに口にアゲハチョウをくわえた彼女が居、そのまま家の中に飛び込んできた。
 オーロラはアゲハチョウを私に差し出しでもするように見せるや、こんどは床カーペットにその蝶をそっと、まるでいたわりでもする如く口から離して置き、次に引っくり返って見せ、あの真ん丸な目で私をみて「あたいの友だちよ」とでも言わんばかりに、穏やかな表情を見せたのである。
 しげしげと突然の来訪者を見る私。よくみると、なんと羽の破損状況からして先日、最初の猫の恩返しでオーロラが私のもとに届けたくれた、あのとき、さる5日の蝶、一羽のアゲハチョウである。紛れなきあの時の命を前にわたしはそれこそ、感激。先日と同じように庭の樹木の葉に止まらせ戻してやった。その様子を静かに見守るオーロラ、わたしは彼女に「やった。でかしたな」と思わず、つぶやいていた。
 オーロラは「このチョウチョ、羽は破損しているけれど、まだまだ元気。心配はないからね」と。そう訴えているようでもあり、わたしは胸の底から光りが出るのを感じたのである。オーロラちゃん、そしてアゲハさん。ありがとう。そう感謝したい。ふたりとも幸せに、ね。生きとし生けるものは皆おなじ。命は大切にしなければ、と時に虹猫に変身する愛猫オーロラは私に行動で教えてくれたのである。
 もいちど、ありがとう。

 私はこのあと市内公民館へ週に一度の社交ダンスのレッスンに出向き、いつもどおり1級のワルツとタンゴに励んだ。二度、三度。三度、四度……と、繰り返しステップを踏むうち先生いわく「半年前に比べ、数段うまくなっている。すご~い。何かあったの」と。私は愛猫の二度返しについては、ひとことも語らなかった。
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 将棋の羽生善治九段(48)が23日、東京で行われた第60期王位戦の挑戦者決定リーグで谷川浩司九段(57)に勝ち、公式戦の通算勝ち数を1433勝(590敗2持将棋)とし、故大山康晴十五世名人が作った歴代最多勝記録に並んだ。48歳7カ月での達成で大山十五世名人の69歳3カ月を大幅に上回る若さで大記録に到達した。
 戦後の復興期にヒットした青春映画「青い山脈」のヒロイン、女学生の役で知られた女優杉葉子さんが15日、東京都内で結腸がんのため亡くなった。90歳だった。

5月18日
 ここ尾張名古屋はちょっと強くはあるが。5月の風がさわやかな1日に。あすは満月だ。
 東京・浅草の三社祭は2日目の18日、町の神輿約100基が街なかに繰り出す「連合渡御」が始まり、新しい天皇陛下の御即位を祝い氏子全員で手締めをして出発。この日、宮崎と鹿児島では、激しい雨が降り、鹿児島の屋久島では半日で降水量291㍉を記録したという。

 本日付の中日新聞1面トップは文句なく【豊島が新名人 中部出身初平成生まれ 将棋三冠目 「戦国」抜け出す】というものだった。『豊島新名人は、圧倒的な強さで三つ目の栄冠を手にした。将棋界は昨年の一時期、八つのタイトルを八人の棋士が分け合い「戦国時代」ともいわれた。今回の勝利で頭一つ抜けた豊島名人が、新時代の覇権を握りそうだ。(略)今後は棋界のホープ藤井七段が挑む高い壁として、さらなる存在感を発揮するはずだ。(文化部・岡村淳司)』と解説記事にあったが、そのとおりだろう。
 そして。第2社会面トップの『旧開智学校 国宝指定へ 文化審 明治以降の学校建築初 「学都」の源流松本感慨 重文に永平寺など6件』の記事も心底、感慨深く思った。というのは、記事にもあるとおり、旧開智学校校舎は1963(昭和38)年の新校舎完成まで約90年現役で「学校として使われ続けたこと」が国宝指定につながった。そればかりか、私自身昭和40年代に新聞社の松本支局の駆け出し記者としてよく取材した思い出があるからである。
 だから、国の文化審議会が明治初期に建てられた長野県松本市の旧開智学校校舎を国宝に、曹洞宗大本山の永平寺(福井県永平寺町)や真宗本廟東本願寺(京都市)など6件の建造物を新たに重要文化財に指定するよう柴山昌彦文部科学相に答申した、とのニュースは、とても喜ばしい。

 それから今ひとつ嬉しかったのは、本日付中日夕刊の『福島の酒7年連続日本一 鑑評会金賞数 最多22 「原発事故で失われた誇り取り戻す」』という話題である。私は被災地のいわき市などを訪ねるつど、その土地の居酒屋に入りズラリ並んだお酒を前に、よく数々の地酒を嗜むのだが、ほんとうにおいしい。

 土曜日。きょうは朝早く起き、車でひとり、わが家の畑地〈エデンの東〉へ。
 ちょうど東の空に太陽が昇り始めてまもなくで淡い光りが、たゆたい、畑全体が幽幻な味わいに包まれていた。私は、たまねぎを1部、収穫し、マンノで雑草の除去にしばらく励んだのち帰った。

 早朝のエデンの東。ここでは、たまねぎが見事なまでに育っていた
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 夜はNHK総合の〈ブラタモリ 大阪へ お笑いの街ミナミのなぞ〉を見たが、花菱アチャコと横山エンタツによる往年のしゃべくり漫才【昭和8年早慶戦】のレコードには圧倒された。なぜ、ミナミはお笑いの街に育ったのか、をさがして歩くうちにタモリさんが「へりは面白い。面白いことは全部へりで起こっている」など。実感のこもった言葉をのたもうたが、なるほどナと思った次第。
 きょうは昨夜遅く休みで東京から帰った3男坊もおり、わが家の虹猫、すなわち2代目シロちゃん、ことオーロラ・レインボーちゃんもなんだか嬉しそう。彼女は、もはやわが家の大切な家族の1員である。ファミリーの絆は、猫にだって当てはまることをしみじみと感じる。
 パソコンのインクがちょうど少なくなっていたが、3男坊が知らない間に補充してくれていて助かった。
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 体操世界選手権の代表選考会を兼ねた個人総合女子NHKが18日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開かれ、4月の全日本選手権覇者、寺本明日香(ミキハウス)が3年ぶり3度目の優勝を果たして代表入りを決めた。
 右膝負傷で大相撲夏場所を5日目から途中休場していた東大関貴景勝が8日目の19日から再出場することが決まった。
 4月19日に突然、発生した東京・池袋で母子2人が乗用車の暴走で死亡した事故で車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)が退院、警視庁目白署で任意の事情聴取を受けた。飯塚元院長は事情聴取を終えて署を出る際、報道陣の問いかけに「申し訳ございません」と語った。

5月16日
 一時間に一本のバス薄暑かな
 =伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 木曜日。沖縄が梅雨入り。きのう、きょうと尾張名古屋は5月のさわやかな風が吹き抜け、1昨日の雷混じりの土砂降りなぞ、とても信じられない。きょうの午前中は社交ダンスのレッスンで市内公民館へ。ワルツとタンゴの1級のレッスンを繰り返し先生から学んだが、タンゴの2歩半からの同じ場所でのスロー、スロー、すなわち〈オーバ―スウエイスロー〉とやらが、私にはなかなかに難しかった。それでも何度もステップを繰り返すうちに、なんとか感覚的なものは身につきホッとしたのである。
 ホッと、と言えばドラゴンズはきょう横浜でDeNAと対戦し3―2で勝った。やれやれだ。大相撲夏場所の方は新大関の貴景勝(22)が5日目の16日に「右膝関節内側側副靭帯損傷。こんご約3週間の加療を要する見込み」とする診断書を提出し、休場した。4日目に小結御嶽海を寄り切りで下した際、右膝を痛めた。土俵は非情である。
 そして。きのう15日は、沖縄県が1972年の本土復帰から47年目を迎え、京都では京都三大祭りの最初を飾る葵祭りがあり平安装束に身を包んだ女官や兵士ら500人の行列が王朝絵巻を繰り広げた。この日は北ア・乗鞍岳(3026㍍)を通る岐阜県高山市丹生川町の山岳道路「乗鞍スカイライン」が、全面開通。高さ5㍍の雪の壁を縫うように観光客を乗せたバスがゆっくりと走り、終点の畳平駐車場までを行き来した。

 15日は久しぶりに犬山へ。
 高校時代の友から先日、思いがけず、わが著作「信長残照伝」=「ピース・イズ・ラブ 君がいるから(人間社)」収録。日本ペンクラブ電子文藝館所蔵=を読みたい、とありがたい電話が入ったためで会いたさもあって午後、車で出かけた。おかげさまで「3冊ほしい」というので買ってもらい、ほかに1冊はサイン入りで贈呈させていただいた。市内の喫茶店で会ったが、なんだか、ここに来て本の反響がじわじわと出てきている気がする。
 それはそれとして、共に高校生だった昔の話に花が咲いたが、彼が十数年前に脳梗塞を患って倒れながらも奥さんの機転と看病で死の淵から奇跡的に生還し、現役としてがんばっている―との話には感動を通り過ぎ、思わずうなってしまった。

 帰ると、東京在住の詩人(脱原発社会をめざす文学者の会会員)から封書が届いており、開くと「先月は加賀先生のお誕生日お祝いで箱根まで来て頂いて有り難うございました。可愛いい白い猫ちゃんがとっても愛らしいですね。おけがは早く良くなります様、今回〈OFF2号=同文学者の会・編=〉を何人かに見せましたところ、じっくり読みたい、どこで売っているのなどかなり反応も良く、これからの脱原発の会も楽しみですね」とあり、文面に向かって最敬礼とあいなった。
 というわけで、私のまわりには日々、新たなニュースが降って湧いている。そして。文面にあった白い猫こそ、今では半野良から家猫にまで育った2代目シロちゃんこと、人呼んで虹猫、すなわちオーロラ・レインボーだ。きょうも私と舞の留守中はしっかり留守番をしてくれ、帰宅時には二度にわたって玄関先まで出迎えてくれた。ただ外にいて出迎えてくれる時は自宅前の道路を走る車に轢かれてしまうのでは―と私たちは日々、心配してもいる。

 何思う わが家の番人でもある虹猫シロちゃん、オーロラ・レインボー。庭では先代でシロちゃんにとっては尊師でもあるボス(こすも・ここ)と初代シロ(トンヌラ)が眠っている
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 きのう、きょうは、ほかにも週1回ペースで執筆している生活情報誌のコラムのゲラ刷りチェックやら、少しずつ進んでいる私が主宰するウエブ文学同人誌「熱砂」のリニューアルの進行状況の確認と把握、さらには新しい小説のプロットをどうするかーなぞに頭を巡らしたり、心当たりの界隈を車で走ってみるなど、結構あわただしい時がアッと言う間に過ぎていった。
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 米大リーグ、エンゼルスの大谷がミネアポリスでのツインズ戦に「3番・指名打者」でフル出場し、昨年10月の右肘手術から復帰6試合目で初本塁打し3打数2安打2打点、1得点で2四球だった。チームは5―4で競り勝った。
 42人が亡くなった1991年の信楽高原鉄道事故から28年を迎えた14日、滋賀県甲賀市信楽町の事故現場近くで犠牲者の追悼法要があった。
 映画「羅生門」をはじめ、「地獄門」「雨月物語」「痴人の愛」など数々の映画に出演し大胆な肉体派女優としても活躍。出演映画が海外の映画祭で相次いで最高賞を受賞し、グランプリ女優とまで呼ばれた演技派の京マチ子さんが12日、心不全のため都内の病院で死去。95歳だった。
 日本維新の会は14日、大阪市の党本部で党紀委員会を開き、北方領土へのビザなし交流訪問団に参加し、戦争による領土返還を元島民に酒に酔って「ロシアが混乱しているときに取り返すのはオッケーですか」「戦争をしないと、どうしようもなくないですか」などと発言し、質問した丸山穂高衆院議員(35)=大阪19区、当選3回=を除名処分にすると決めた。

5月12日
♪篝火や鵜匠の技に彷徨うて
=伊神舞子の〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 日曜日。母の日。何よりもこの世に生きる者として母の存在をありがたく思うのは私だけではないだろう。母がいるというだけで、この世は楽しいこともあれば、悲しいこともあり、それが生きてゆく支えになっているのだ。
 きのう夜は岐阜の長良川で千三百年以上の歴史を誇る鵜飼が開幕。6隻の鵜舟のかがり火が川面を照らすなか、鵜匠が巧みに鵜を操って鮎を捕らえる伝統漁に、約千人が酔いしれた。また日本一の星空で知られる長野県阿智村では同じ場所で同時に天体観測を行った人数のギネス世界記録に挑む催しがあり10分間で2640人が夜空を眺め、2015年8月にオーストラリアで記録した1869人を更新したという。
 昨夜のNHKEテレ。〈スイッチインタビュー達人達 福島南相馬・柳美里×栗林慧〉に続くETV特集「傷ついた故郷と向き合う ▽熊本地震3年・南阿蘇村」の被災から立ち上がろうとする負けない姿勢には、胸打たれた。被災地のみなさんが早く元の生活に戻れたらよいのに、と思ったのは私だけではなかっただろう。
 人間の魂を突く、とてもいい番組だった。
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 このところは、なんだかんだとあって。本欄を書けないできた。でも、この世でただ1人を自認するわが輩、一匹文士(いっぴきぶんし)の伊神権太だ。書かないでいるわけにはいかない。デ、本日も身を削ってこうして書き始めた。近く連載ものにも「熱砂」文学のこの場を土俵に他同人ともども着手予定である。
 それはそうと、きのう11日付中日(東京)新聞朝刊に【「令に勝る文字はないと中西は思っていた」 新元号「令和」考案中西氏事実上認める】の見出し。私も知る大阪女子大元学長の中西進さん=万葉学者中西さんは、詩人の最匠展子さんとかつて2人で私を日本ペンクラブに小説家として推薦してくださった方でもある=が10日発売の月刊誌文藝春秋で「典拠としては国書である万葉集が良いと考えた。令に勝る文字はない、と中西という人は思っていた」と明かした―などとして事実上の考案者だと認めたとの記事。
 さもありなん、である。

 同夕刊の「一面の金世界 大津のスキー場スイセン満開」の見出しに懐かしく思ったのは、ゲレンデを鮮やかに黄色のスイセンで染める〈びわ湖バレイ〉だ。〈びわ湖バレイ〉には、かつて記者としての大津在任時に何度も足を運び、空をそめた赤トンボの集団に圧倒されたことがある。ドラゴンズはきょう、きのうと甲子園で阪神とのデーゲーム。きのうは5―1、きょうも5―2で勝ち、ホッとした。
 昨日は熱砂同人の若手で編集委員でもある、黒宮涼さんが自らの詩「私のヒーロー」を公開。読者の皆さまにはぜひ、読んで頂きたい(インターネットでウエブ文学同人誌「熱砂」のウエブ作品集黒宮涼を検索すれば読めます)。

 母の日。大切な母は、全ての人にある。私の場合は、戦後まもないころ生きるか死ぬかのなかで私を氷点下20度を超す極寒の地・満州の奉天(現瀋陽)で生んでくれた母が6月1日で満100歳になる。そんな母と亡き父に、私たち3人の兄妹は大切に育てられ、今がある。

 6月1日には満百歳になる私たち兄妹にとって自慢の母。いまは手づくりのわら草履を前に、百万ドルの笑顔
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 私の少年時代。裁ち台を前に着物を縫いながら、いつも島倉千代子の歌をうたっていた母。私たちにとって、美しくて一番たよりになる母は子の自慢でもあり続けた。そして、彼女は私のことを【ちいさゃあころから、いつも「この子は大器晩成で、そのうちにたゃあもなゃあ子になる(なんで大器晩成なのか、が少年にはわからへんかったが)。見とりゃあ~せ。いつの日か、ぜったゃあ天下を取るよ この子は」】と言うのが口癖で、私もそれを真に受けてここまで生きてきたフシがある(まだ天下なぞはチョコットも取れておれへんのだが。天下といえば弁護士の兄や税理士の妹の方が、はよ取ったかしれへんなも)。
 でも、そんな母の言葉はいつも私の胸のなかで生きており、この年になってそろそろ本気にならなイカンナ、と真剣に思っとる。おそらくこの世の大半の母親とて我が子かわいさから、皆、自分の子のことをそう思っとりゃあすかもしれへんが。母と子とは、そういう過大妄想のようなとこがあるかもしれせん。だで、この世は面白いんだわ=この項、尾張弁できゃあてみた
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 米通商代表部(USTR)が10日、中国からの輸入品3000億㌦(約33兆円)相当に追加関税を課すための行政手続きを始めたと発表。米政権はこれより先の10日未明に2000億㌦相当の対中関税を25%に引き上げたばかりで、このままだと全輸入品が追加課税の対象となる。
 トランプ米大統領は10日、ポリディコ紙(電子版)のインタビューで北朝鮮による短距離弾道ミサイル発射について「信頼を裏切る行為だとは考えない。短距離ミサイルで極めてありきたりなものだ」と述べ、静観する姿勢を示した。一方、米国を訪問中の菅義偉官房長官は10日午前(日本時間11日未明)、米ワシントンのホワイトハウスでペンス副大統領と会談。両氏は北朝鮮による9日の短距離弾道ミサイル発射について「極めて遺憾だ」として日米で連携して対処していくことで合意したという。

5月5日
 こどもの日。東日本大震災の被災地、宮城県松島市では全国各地から寄せられたこいのぼり800匹が一斉に青い空に浮かんだ。
 ことしは全てのこどもに人権を保障する児童の権利に関する「子どもの権利条約」が国連で採択され30年の年でもあり、中日(東京)新聞ではサンデー版大図解で【…国連採択から30年…子どもの権利条約】を紙面化。権利条約の理念の実現には何が必要なのか、を分かりやすく解きほぐしている。
 そして。きょうは、5月の風がさわやかで、ことのほか心地よい。あすは立夏だ。10連休もあすで終わる。
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 ドラゴンズがナゴヤドームでヤクルトと対戦、はらはらする試合ではあったが、なんとか逃げ切って6―5で辛勝。待望の令和初勝利をあげた。やせ我慢ではあっても、野球は人生と同じ。勝ったり負けたりで、ここが味わい深い。
 連休をあてて、わが家に顔を見せた息子夫婦らもきょう午後には東京へと戻っていなくなり、急に寂しくなった。息子たちには帰省中、わが家の畑地〈エデンの東〉に案内し現況を説明。「おまえたちがここに住みたくなれば、いつでもここに家をつくって住むがいい」などとも話したが、持て余し気味にも見える広い土地には少しばかり驚いたようでもあった。

 虹猫オーロラ・レインボーからの【猫の恩返し】。レインボーの名前のきっかけとなったオーロラ(テレビ画面から)
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 息子たちの帰宅中に殊勲打をあげたのは、舞と並んでわが家のエースとして君臨する半分野良の家猫、2代目シロ、すなわち虹猫オーロラ・レインボーちゃんだった。最近、私は彼女の姿があまりに美しいので、独断で〈虹猫〉とも呼んでいるのだが。「レインボーだなんて。やっぱりシロちゃんよ」と主張するのは舞である。
 その虹猫が、きのうはなんとも言えない、思ってもいなかった快挙を私の前に見せつけてくれた。その快挙とは、何かの弾みで庭を飛んでいたアゲハチョウを口に咥え、主人である私のもとに運んでくれ、いわゆる【猫の恩返し】とやらを実演。何やらニャンニャンと声をあげ、外庭から居間の窓ガラスを打つ音がしたので窓を開けると、彼女は室内に入ってくるや、口に捉えたアゲハチョウをポイと私の目の前にほおり投げ献上してみせたのである。
 いやはや、驚いた。びっくり仰天したとは、このことか。そればかりか、そのアゲハチョウを庭の木の枝に止まらせ水をやろうとすると。なんと、その瞬間に1羽の蝶は大空高く舞い上がったのである。シロは元気に空に飛び立った、その蝶を私と舞にプレゼントしてくれたのである。ありがとう! オーロラ。レインボー

 それから。きょうは昼間、お隣の西川さんから掘ってきたばかりです、という旬のひと抱えもある大きな筍を。江南造園の大脇社長からも大根とタマネギをいただくなどし、舞は嬉しそう。ありがたいことである。大脇さんには、負んぶに抱っこで〈エデンの東〉の手入れまでもしていただいている。なんとお礼を言ってよいのか。恐縮至極とは、このことか。
 そして。これは大殊勲というよりは、ヒットというべきか。夕食の膳に舞お得意の志摩の手こね寿司が思いがけず、並んだ。
 こちらは、きょうの中日新聞サンデー版で紹介されていた【カツオの手こねずし 薬味で香りよく】の記事にいたく刺激されてか、久しぶりに志摩の青春時代を思い出し、かつて私に何度も食べさせた舞ならでは、の自慢の味でおいしくて懐かしくもあった。
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 本日付中日新聞1面トップに中部電力が新エネルギー・産業技術総合開発機構と「水素発電」の実用化に向け、共同研究を進めている、とのビッグニュース。水素は燃焼時に二酸化炭素を排出しないため、導入できれば化石燃料を使った火力発電を抑制し、温暖化対策にも役立てることができるという。
 天皇陛下の即位を祝う令和最初の一般参賀が4日、皇居・宮殿であり、平成への代替わり時を約3万人超える14万1130人が訪れた。新天皇は「わが国が諸外国と手を携えて世界の平和を求めつつ、一層の発展を遂げることを心から願っております」とあいさつされた。
 北海道大樹町の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」が4日午前5時45分、自社開発の小型ロケット「MOMO(モモ)」3号機を町内の実験場から打ち上げた。「宇宙空間とされる100㌔以上の高度に到達し、打ち上げは成功した」と同社。
 韓国軍合同参謀本部が4日、北朝鮮が同日午前9時6分から27分にかけて、東海岸・元山(ウォンサン)北側の虎島(ホド)半島付近から北東に向け短距離の飛翔体数発を発射したと発表。飛翔体は日本海を70~200㌔飛行。飛翔体は弾道ミサイルではなく新型放射砲(多連装ロケット砲)との見方が出ている。
 5日。三重県の二見町の夫婦岩で大勢が見守るなか、大しめ縄が張り替えられ、愛知県蒲郡市の竹島海岸は潮干狩りの家族連れ客で大賑わいとなった。

5月1日
 水曜日。新元号「令和」の扉が開いた。心底から〈あけましておめでとうございます〉と世に向かいて言う〈天の声〉が、どこからか聞こえてくる。新天皇陛下が若き日々にオックスフォード大に留学した英国はじめ米国、ロシア、韓国、台湾など世界各国からも祝意が寄せられた。

「令和 幕開け」を報じる2019年5月1日付中日、毎日新聞朝刊と、新天皇陛下のお言葉を報じた同日付夕刊とお言葉
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 朝のうちは、雨。やがて上がる。
 この日。「国民を思い寄り添いながら 幸せと平和切に希望します 新天皇陛下お言葉 即位後朝見の儀」の見出し(中日新聞5月1日付中日新聞夕刊1面)とともに、【平成】に続く【令和】新時代が始まった。

 新しい天皇陛下=徳仁(なるひと)親王。1960年2月23日生まれ。幼少時の称号は浩宮(ひろのみや)さま=は1日午前、皇居・宮殿「松の間」で皇位継承儀式である「剣璽(けんじ)等承継の儀」に。続いて国民の代表と会う「即位後朝見の儀」に臨まれた。いよいよ令和の世の幕開けである。

 朝見の儀に臨まれた新天皇ご夫妻と国民を代表して祝意を述べる安倍晋三首相(NHK総合から)
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 新聞の朝刊には【新時代 夜明け】【令和 絶えない笑顔】【「国民に心から感謝」】【皇居前 沖縄からも】【前天皇は上皇に 退位儀式でおことば 「国民に心から感謝」】【平成 笑顔の大団円】【令和 希望の第一歩】【「新婚のようなご夫妻」昨年来訪 滋賀の博物館長】【仙台市・平成地区「災害ない時代に」/ナナちゃんも祝福】【新両陛下被災地の励み 赤ん坊の手握り復興の背中押し 津波被害の閖上 神社再建を案じ】などの見出し。
 さらには【ネット上にも改元話題続々】【一番乗り 永遠の愛誓う】【ハルカス屋上で夜景眺めて別れ きょうは伊勢志摩へ】【本紙号外を配布 名古屋駅など】【手筒花火で感謝 高山、提灯行列も】【平成惜しんで行列 「道の駅」写真に】といった活字がぞくぞくと紙面の随所に躍り、岐阜県郡上市八幡町では30日夜から1日未明にかけ、夏の風物詩の国重要無形民俗文化財「郡上おどり」が、【夏上回る1万5000人】が出て特別に行われた、といったニュースも。
 まさにニッポンじゅうが期待と歓喜、希望の声で沸き上がったのである。

 そして。国民のひとりとして、祝賀ムード一色の中にいると、なんだか私たちの国ニッポンに、お正月の大きい元日が訪れたような、そんな気がしてしまう。その証拠に町を歩いている人はだれもがニコニコ、うきうきとした顔で目がキラキラと光っているのだ。このくにが不思議に見えてくる。

        ☆        ☆
 異変は、わが家の半分野良猫の2代目シロちゃん、すなわち虹猫のオーロラ・レインボーちゃんとて同じで、彼女は令和元日の早朝、何を思ってか、雨のなかを外へ。1時間ほどしてずぶ濡れになって帰ってきたが、どうやら秘密の野良のたまり場に行き、猫パン親分をはじめとした野良ちゃんたちにニンゲン社会の新元号の伝達に行ってきたものらしい。

 新元号につき虹猫オーロラ・レインボーから、ふむふむとニンゲン社会の事情について聞く猫パン親分
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 何はともあれ、新元号「令和」の時代が注視のなか、始まった。