詩「あの娘」

わらった わらった
あの娘がわらった
ブランコおちて
ころんだ僕を
あの娘がわらった

おこった おこった
あの娘がおこった
おならが聞こえたって
大声あげたら
あの娘がおこった

ないた ないた
あの娘がないた
大事な手まりを
どこかへやったと
あの娘がないた

よろこんだ よろこんだ
あの娘がよろこんだ
スミレの花を
髪に挿して
あの娘がよろこんだ

わらった わらった
あの娘がわらった
赤いリボンを
僕の頭にのっけて
あの娘がわらった