詩「喜び」
眠りから目覚めたら
窓が明るいという喜び
ふと気づいたら
鳥たちが鳴いているという喜び
煙草を吸おうとして
箱の封を切るという喜び
部屋を見渡して
きちんと整頓されていたという喜び
シャワーを浴びようとしたら
乾いたタオルがあったという喜び
新聞の朝刊を手にして
世界が理解できるという喜び
珈琲を飲もうとしたら
洗ったカップがあったという喜び
創作のためにパソコンをひらいたら
新しい画面が出るという喜び
家を出ると
穏やかな人々がいるという喜び
空を見上げて
今日も平和だなと思う喜び