詩「フルーツパレード」
さぁさ皆さん始まった
でっかい通りを
大行進の
陽気で愉快なパレードだ
トップを行くのは
ドラムを叩くブドウたち
赤い実を揺らして
ドンドコドンドコ
進みます
ラッパを吹くのは
リンゴたち
ラッパの響きも元気よく
頭フリフリ嬉しそう
バトンガールはイチゴたち
白いスカートもかっこよく
バトンを回す手さばきも
みんなそろって綺麗だな
オープンカーに陣取って
皆に手を振るのは
パイナップル殿下
誇らしく胸をはって
声援に応えてる
空に向かって
祝砲を打つバナナたち
長いあごをツンと上げ
整然と前進してる
最後にあたふた追いかけて
ピエロを演じるレモンさん
だぶだぶドレスで転んでは
みんなが笑って拍手喝采
たのしいパレード終わったら
フルーツたちはバスケットの中
お腹を空かせた子供たちの
「いただきます」を待っている