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2018/09/02

 ♪能登はやさしや土までも。いや、これが昂じると♪能登はやさしや槌までも、に。さらには♪能登はやさしや人殺し、とまで言われる。能登半島の人々はどこまでも純情かつ、透明でやさしいのである。
 一方で、いま私たちが住むこの世の中。言った、言わないが横行し、嘘がはびこり、何が本当なのか。真実がわからない。そこへ最近では温暖化による自然界の破滅化ともいえる破壊現象が進み、自然と人間社会の死闘が現実のものとなりつつある。
 こんな世の中に誰がしてしまったのか。

 もはや待ったなし! であり、今こそ「大丈夫かいね」「ほんながかいね」と互いを思いやる能登の魂を私たちは忘れてはならない。〈能登はやさしや土までも このやさしさにつつまれて(森繁久弥さん作詞「能登の夢」から)〉。この心を、いついつまでも清らかな日本の海、川、里山と共に抱きしめ、どこまでも書き続けていきたい。(伊神権太記)