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2014/07/02

「生きてゆく人間花たち/2014年7月の唄」と【熱砂】の次回テーマエッセイのお知らせ


 災害や戦争、病……。きょうも、あがき、苦しむニンゲンたち。より豊かで、平和な世界実現を願い、続行します。平和とは。幸せ、って。一体何だろう。愛と憎しみの間でもがき苦しむニンゲンたち。そこにあるのは? 【ウエブ作品集伊神権太】の頁をご覧ください。
 それから私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の【次回テーマエッセイは〈忘れもの〉】です。〈音楽と私〉を皮切りに〈酒〉〈雨〉〈色〉〈時〉〈夜明け〉…〈泣く〉〈東京五輪〉〈あの人〉と続いてきた、テーマエッセイも今回で16回目となります。最新の〈忘れもの〉は、こんご同人の作品を随時、公開してゆきます。ぜひ、ご期待ください。

2014/06/02

「伊神権太の生きてゆく人間花たち/6月の唄」がスタート


 「生きてゆく人間花たち」をインターネットで検索すると、日によっては60万件以上に達します。これは、もう続投せざるをえません。一匹(いっぴき)文士のこの〝目〟でこの世に生きる人たちのありのままを活写、たとえ一部でも後世に伝えられたら、というのが狙いです。幸い、伊神権太の元には国内外の多くから「読みました。毎日楽しみにしています」といったメールなどが相次いでおり、「生きてゆく人間花」に対するアクセス数も驚くほどの多さになってきました。こんごとも、よろしくお願いいたします。

2014/05/30

加藤行が新境地の詩2編


 加藤行の詩2編を、お茶の間に。「タンタ君の忘れもの」、そして「いくぞ 海賊コアラ君」の2編です。〈学校からの 帰りみち〉にタヌキのタンタ君の丸眼鏡がどこかへ行っちゃった。さてさて、どこへ消えてしまったのかしら。動物たちがいっぱい出てきます。
 もう1編は、〈船出だ 船出だ いざ出陣だ〉と黒い眼帯をしたコアラの号令一下、何百匹ものコアラたちが乗った〈ぼくらの海賊船〉が大海原へ船出。でも、この海賊たち、貧しい人々を救うのが目的で〈明日も 希望の 陽が昇るんだ〉ってよ。ユーモアと楽しさ、やさしさに満ち、希望の道に通じる加藤行ならでは、のリズム感あふれる名作です。
 ご家庭でお母さんやお父さんらと一緒にぜひ、読んでくださいネ!

2014/05/12

15回目のテーマエッセイ、公開中


 「熱砂」同人による第十五回目のテーマエッセイ=テーマは「あの人」=の公開作品は五月十二日、新しく牧すすむの「それぞれの今」がアップされ、計七作品となりました。公開エッセイは、次の通り。
 〈心の恩人/真伏善人〉、〈隣のあの人/黒宮涼〉、〈偲ぶ/加藤行〉、〈会いたい人々/伊神権太〉、〈「佳奈」の夢/眞鍋京子〉、〈ささくれ指/山の杜伊吹〉、〈それぞれの今/牧すすむ〉

2014/05/02

生きてゆく人間花たち/5月の唄スタート


 「生きてゆく人間花たち」。一匹文士伊神権太の筆で続行します。
 申し遅れました。「生きてゆく人間花たち」のタイトルは、かつて【生きて行く私】を新聞=1982年2月14日~10月31日まで。毎日新聞=で連載された小説家宇野千代さんにあやかって始めたのが偽らない心境です。千代さんは生前、岐阜県根尾村(現本巣市)に立つ樹齢千五百年の淡墨桜再生に情熱を燃やし、当時〝淡墨記者〟を自認し老樹の再生を願って書き続けたのが私でした。
 淡墨桜観桜会があった、その日。奇跡的に甦った淡墨桜のひとひら、ひとひらを目の前に千代さんは私に向かって、こう言いました。「あのねえ、伊神さん。私、雨にショボショボと打たれながらも必死で花びらを開き、咲かせているこの桜が愛おしくって、ね。かわいくて仕方ない。人間でも桜でも老いれば老いるほどに、美しくなるのよ。あなたも、そのうちきっと分かる日が来ると思うの」と。
 人は皆、いや、この世に生きるもの全てがいつだって懸命に生きているのだ。本欄は、そうしたひとコマを拾い、生きていく支えになれば、と思っている。(5月1日、伊神権太記)