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2013/12/29

お正月を前に、真伏善人が渾身作「公園」


 全体に静かなトーンながら、一気に読ませる。人生経験豊富な真伏。「熱砂」同人ならでは、の秀作といえよう。ギターを生きがいとする主人公、大手部品メーカーで働く瀬川雪夫を軸に、男女の微妙な心の揺れ動きが活写され、ついには〝ロマンチスト症候群〟なる言葉までが飛び出す。幸せとは、について考えさせられもする。片思いで捨てられたとばかり思っていた、その女性、春子さんがある日突然、幼子を連れ公園に現れる。さて物語は、どう展開するか。

2013/12/21

海外に飛躍へのスタート点


私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」では20日夜、新たに「WORLD WINDOW―世界の窓―」の海外向けコーナーを開設しました。言語選択ボタンをクリックすると、作品が希望の国の言語で見られます。「熱砂」文学の海外への飛躍の一助として開設。今後、国際舞台への文学発信はむろんのこと、国際交流の一助になれば―と思っています。皆さまには、応援のほどくれぐれもよろしくお願いいたします。

2013/12/03

牧すすむが、はたちの詩「パパの国」を公開


 セピア色のステージのなかに〝ボクの昭和〟は、まだ生きている―まだ見ぬ遥か遠い世界に夢を馳せたあのころ。そして少年の日々。そこにあった幼い昭和が、いまここに復活した。この詩は先に〈~わたしの昭和~〉をテーマに、名古屋の日本特殊陶業市民会館で開演した琴伝流大正琴弦洲会第二十九回中央大会の小冊子「幻洲」にも、出演者全員の紹介とともに掲載されている。
 なお、牧さんは詩人であると同時に、琴伝流大正琴の大師範かつ弦洲会会主として世界を舞台に活躍中である。

2013/12/02

【生きてゆく人間花たち/2013年12月の唄】の連載が始まりました


 人間花たち、12月も連載を続けます。生きてゆく、って。大切なことですよね。

2013/11/23

加藤ワールドに新たなる詩2編


 「回帰への再生」。それは限りない宇宙の絶対者に帰属する、破壊者としての役割を果たすニンゲンがいるからか。〈永遠なる自己は闇に触手を伸ばし……〉
 そして。「なくて いい」は父の介護で苦闘の日々を過ごす詩人の、「今の父」がモデルである―