「続投・2013年生きてゆく人間花たち/二月の唄」
☆伊神権太が引き続き身辺で起きたドラマを中心に、たくましく生きてゆく【人間ものがたり】を21世紀前半の日記文学として日々、書き進めて参ります。そこには〈きのうから今日、きょうから明日へ〉と希望と幸せ、平和を求め、歩いてゆく多くの人生が横たわっています。
加藤行のショートショートを公開、「夜更けの車内」
☆「夜更けの車内」 辛いことや腹が立つこと、かなしいこと。日常生活で誰にでもありがちなことを、この作家は見事に一編の掌編として、まとめあげた。一見、荒らくれなサラリーマン。けれども、彼の巨体には現代人に欠けがちな恥じらいと優しさが見てとれる。繰り返し読んで頂けたら幸いです。「熱砂」の感性詩人が放った新境地開拓の意欲作です。
受贈誌(じゅん文学、北斗、竹中忍小説集「春愁」上、下。書家の眼で見た「鎌倉の書」)をありがとうございます
日本を代表する、と言っていい文芸同人誌「じゅん文学 №74」と「北斗」、北斗は実に594号を数える
☆「じゅん文学 2013/1 №74」(発行日・2013年1月1日、発行・「じゅん文学の会」、編集発行責任者=主宰・戸田鎮子=、連絡先・名古屋市緑区、電話052―876―5476、頒価500円)
☆月刊文芸同人雑誌「北斗 一・二月合併號、第594号」(平成25年1月1日発行、編集発行人・竹中忍、発行所・北斗工房、連絡窓口・棚橋鏡代=電話052―321―0218、頒価500円)
☆「竹中忍小説集Ⅰ 春愁・上」「竹中忍小説集Ⅱ 春愁・下」(いずれも2012年12月10日に第1刷を発行、著者・竹中忍、発行者・山口章、発行所・風媒社、定価=上、下とも本体2,000円+税)
☆「書家の眼で見た 鎌倉の書 青山碧雲著」(二〇一二年十二月二十日初版発行、著者・青山碧雲、発行者・田中秀人、発行所・株式会社木耳社、定価=本体1500円+税)
以上、昨年暮れ以降、私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の伊神権太主宰宛に送られてきた本の紹介をさせていただいた。「じゅん文学」や「北斗」など各同人誌の地道かつ積極的な創作活動を見る限り、このところ東海地方の文学活動が年々、熱く燃え盛ってきているような、そんな気がするのである。
なお、受贈誌関連の話題は、伊神権太作品集のなかの【生きてゆく人間花たち/一月の唄】(1月12日付)でも紹介している。
読んでほしい! 福島原発被災者の詩を
☆「拝啓関西電力様 青田恵子」 これは南相馬市から避難、水戸市で一年半に及ぶ避難生活をおくっていらっしゃる青田さんの詩です。
ー東京在住の第76回船友仲間・阿部祥子さまから届いた一通のメール。
そこには「切実で胸に迫るものがあります。皆様、多くの人にも読んでいただいて、青田さんの気持ち、福島の]皆さまの気持ちを共有してください。」との言葉も添えられていた。平和を願う、このウエブ文学同人誌「熱砂」の紙面が目に触れた世界中の人々に訴えたい。まずは、この原発被災者の詩「拝啓関西電力様」を読んでください、と。詩は伊神権太の「生きてゆく人間花たち/2013年1月の唄 一月七日付」に収録されています。
「2013年生きてゆく人間花たち/一月の唄」がスタート
☆ことしも伊神権太が世情を自らの生活と周辺から拾い出し、活写していきます。ニンゲンたちの喜怒哀楽を自然体のなかで後世に残せたら、と願っています。