いま花開く、新鋭・黒宮涼の文学ワールド。ファンタジー小説「窓の向こう、花壇の明日」
☆「窓の向こう、花壇の明日」
ウエブ文学同人誌「熱砂」のホープ、はたちを過ぎてまもない黒宮涼のファンタジー小説がいよいよ登場。皆さん、ぜひ、ご一読ください。特に若い世代の方々には【自分の現在】と重ね合わせて読んでください。そう! 青春時代の真ん中には。誰にだってサ。「私であって私ではない、【電波】みたいなものがある」のかも知れないよね。
異次元の世界を出たり入ったりする「僕(藤本千早)」と「堀田杏」。そこに見えてくるものは。一体、何なのか。黒い外套に黒いとんがり帽子姿の小さな男の子、すなわち魔法使いと生徒会長夏木竜刃も加わり少年、少女ならでは、のファンタジック、かつメルヘンチックな世界が繰り広げられる。そして。
物語は突然、やってきた。
ー私であって私ではない。そんな少女の奇怪な行動と、それを目撃した「僕」との心のさぐりあい。「昨日の私は本当に私ではないんです」「実は昨日、魔法使いだという子が私の目の前に現れて、私の願いを一つ何でも叶えてくれるって」。「私は魔法使いに頼まれて花壇を踏み荒らしたんです。多分…」「私自身、あまり覚えていないんですよ。意識が乗っ取られていたのか。ぼやっとしか記憶がなくて」「一つ提案があります。作りましょう、園芸部!」「家族も友達も、先生も。みんな花と話をしている僕のことを好奇の目で見ていた。」「あれは私であって私でない」
さあ、その先はどうなるのか。
あとは読んでのお楽しみです。
加藤行の観察眼と人生哲学が今、二編の詩に
☆「山蟻」 ある夏の昼下がり。一匹の山蟻が身を引きずり前進していた……
☆「一生懸命」 生きるのは登り道ばかりだ。でも、全ては一生懸命さから始まるのだ。
生きてゆく人間花たち/十二月の唄
一匹文士の伊神権太が九、十、十一月の唄に続き、【21世紀のニンゲン物語】を活写していきます。全国の読者の皆さまに読んで頂けましたら、連載する価値があろうというものです。
加藤行から若者たちへ 詩二編「青春の君に」と「笑顔の秘密」
☆「青春の君に」 昔、♪君の行く道は希望へと続く…、という青春歌謡があった。【青春】は、今も昔も変わりがない。加藤行の詩も「君の道は果てなく遠い」とうたっている。「壁」はきっと、乗り越えられる。
☆「笑顔の秘密」 生き物はみんなつながっている。だから仲良くしよう。そしたら笑顔が訪れるから……
受贈誌(「北斗」、「海」、「弥」、「峠」、詩集「夜が眠らないので」、「詩遊」)を心から、ありがとうございます
☆「北斗 尾関忠雄第一回斎藤緑雨文化賞 アフォリズム賞受賞記念特集 十一月號」(平成24年11月1日発行、編集発行人・竹中忍、発行所・北斗工房、連絡窓口・棚橋鏡代=052―321―0218)
☆文芸同人誌「海」(第86号、11月1日発行、編集発行人・遠藤昭己=三重県いなべ市、電話0594―77―2770)
☆「弥 IYOIYO 第三号」(発行日・第三号、11月23日、発行者・会長 寺田繁=名古屋市昭和区川名山町)
☆「№62 峠」(発行日・十一月一日、発行所・「峠の会」=名古屋市名東区、桑原方、電話052ー703ー6762)
☆詩集「夜が眠らないので」(発行・十月三十日、著者・若山紀子、装丁・直井和夫、発行者・高木祐子、発行所・土曜美術社出版販売=東京都新宿区、電話03ー5229ー0730)
☆「詩遊 №35 2012 Summer」(発行所・詩遊社=06ー6923ー5680=
、編集発行人・冨上芳秀、表紙デザイン・上田寛子、印刷製本・国際印刷出版研究所)
なお、受贈誌は「熱砂」作品集・伊神権太の「生きてゆく人間花たち/十一月の唄(十一月十九日)でも紹介させていただきました。