加藤行の世界、新たに詩二編
☆人間って、なんですか。やっぱり生きてることに感謝。そして〝空さん〟だって、笑って遊んでくれるのだから。「なんでも感謝」「空の涙」読んでくださいね。
生きてゆく人間花たち/十月の唄
一匹文士の伊神権太が歴史の伝承者として何げなき日々を生きる人間たちを、単なる身辺雑記ではない〝21世紀のニンゲンものがたり〟として九月の唄に続いて活写していきます。そこには、愛もあれば、喜び、時には悲しみも横たわっています。新生「熱砂」の他の同人の創作も併せ「強く、優しく、あすへの希望に満ちた」人間群像を描ければ、と思います。
受贈誌(文芸誌「北斗」、楽力「楽名句会」句集)をありがとうございます
☆文芸誌「北斗 十月號」(591号、平成24年10月1日発行、編集発行人・竹中忍、発行所・北斗工房、連絡窓口=名古屋市中区、棚橋鏡代、電話052ー321ー0218)
ー尾関忠雄が「第一回齋藤緑雨文化賞アフォリズム賞」を受けることになった。アフォリズムといえばオーストリアのカール・クラウスが真っ先に思い浮かぶように、詩的ひらめきと哲学的素養、社会批判精神、そして何事にも対する野次馬根性が必要だろう。とても常人のよくするところではない。賞は与えられるべき者に与えられる、だ。十一月号で「タダオ・アフォリズム」について特集を組みたいと考えている。……(竹中忍)【編集後記より】
今号も、評論、エッセイ、小説、詩、タダオ・アフォリズム、人口天文台と充実。日本を代表する同人誌といってよい。
☆楽力「楽名句会」句集(表紙、挿画・音部訓子、編集・小野憲生、発行日・平成二十三年四月一日)
平成九年一月から始まった「楽名句会」の十五周年を前に誕生した初の句集。句会の醍醐味はなんといっても、同じ題のもと、どのように異なる句が寄せられ披露されるかにあります。さる職人の言葉に「自分ひとりでやっていると見えなくなる」とあるように、俳句も句会で白日のもとに晒されてこそ自作の良さ悪さが分かろうというものです。」とは、粋泡放送人・小野憲生の名言。
なお、関連記事は「熱砂」作品集のなかの二十八日付「生きてゆく人間花たち/九月の唄」(伊神権太)に詳しい。
加藤行が詩二編「正直」と「てんてけてん」
♯人間も自然の仲間…あるがままに(正直)
♪あなたの愛が、願いが、夢が、…みんな〈とおりゃんせ〉(てんてけてん)
秋風に乗って、ふんわりフワリと新作2編の登場です。
受贈誌(文芸同人誌「じゅん文学 №73」、詩誌「環(第144号)」をありがとうございます)
☆「じゅん文学 2012/10 №73」(発行日・2012年10月1日、発行・「じゅん文学の会」、編集発行責任者(主宰)・戸田鎮子、連絡先=名古屋市緑区、電話052(876)5476
=、表紙絵&挿絵・堀田明日香、題字・山田萩恵) 今回も創作、エセー、編集室の窓と充実した紙面で、表紙絵も鳥と花びらの神秘性が人をひきつける。(関連記事は「熱砂」伊神権太作品集の9月25日付・生きてゆく人間花たち/九月の唄)
☆詩誌「環(第144号)」(発行日・2012年9月28日、編集者・若山紀子、発行所・名古屋市守山区、若山紀子方、「環」の会=電話052(794)7886=)。
◇近頃、就活、婚活、に続いて終活というのが流行っているらしい。本屋に行くとそれらしい本が並んでいる。団塊の世代が定年を経て、此の頃こんな事を考えるのだという。余裕のある人達なのであろう。財産、葬儀、お墓、など細部に渡ってあらかじめ決めておくのだという。死んだら終りと思うから、あとはどうなろうと生きている人の好きにすればいい。今生きている日の為すべき事を大事にした方がいいと思うのだが。勝手すぎるだろうか。……〈若山〉=〈あとがき〉より