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2012/08/02

平子 純の「寓話」3作を公開しました


平子 純の独特の世界。強烈な匂いを放つ色。エロティックでありサイケデリックであり。とぐろを巻いた作品が不安の底から首をもたげ、読者の五感に訴えます。
「闇夜に生きてるによって、生娘の血が吸いたいわん」
「大王の国の象徴であるモスキート産業通商記念塔に2羽の鷲が体当たり。鷲と見えたのは実は飛行機でした」
「宝くじさ人生は 一瞬の夢にかけるのさ」
厭世、廃退、憎悪、失望…、そして希望、カタルシス。そのゆく先はアベマリアの曲に乗せ、雪に浄化された色のない世界でしょうか。

2012/07/31

碧木ニイナのエッセイ「イギリスとユーゴスラビアの花」を公開


筆者が育てている二つの原産国のお花と、それにまつわる小さなストーリーが画像とともにアップされています。
お楽しみいただけましたら幸いです。

2012/07/30

新生「熱砂」の公開に寄せて。牧すすむの詩のご紹介です。


新生「熱砂」公開の日にふさわしい詩が届きました。大正琴「琴伝流」大師範の牧すすむの「青春」です。
『セピア色の青春は
小さく 小さく
今もボクの心に 息づいていた』
回想は甘く切ない…ですね。年齢を重ねてなお瑞々しい筆者の感性。皆さまも追想のときをどうぞ。あのことは、それぞれの胸に大切にしまっておきましょう。

2012/07/30

新生「熱砂」の公開始まる


これまで多くの読者に愛され、親しまれてきた私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」がついに生まれ変わり、きょうから新時代の文学創造拠点かつ発信媒体として新たな道行きが始まりました。
今後は、この文学創造の輪を、東海北陸地方から日本一円、さらには世界中にまで限りなく広げられたら、と同人一同決意を新たにしています。
新生「熱砂」の誕生により、読者枠も一段と広がりWindows,Macの最新のブラウザのほとんどでも縦書き表示が可能になったばかりか、スマートフォンへの対応も可能になりました。
どうか、お手軽に私たちの作品を読んでください。
読者のみなさま! 
これからも「熱砂」を末永くよろしくお願いいたします。

(主宰・伊神権太)  
−メキシコ・マンサニージョからエンセナーダに向かう太平洋上にて

2012/07/10

「障がいのある人を兄に持って」という手記のご紹介です。 碧木ニイナ


若い女性の手記です。
「お兄ちゃんなのにどうして好きになれないのか」、「どうして周囲に兄の存在を隠してしまうのか」。
兄の存在から目を逸らすことしかできなかった彼女が、兄を家族に持てたことに感謝し、純粋な兄に会いたいと思うようになるまでの心の軌跡が、てらいのない文体で綴られています。
ご家族の思いの深さに心を打たれます。