受贈誌(「2011 83 全作家」と「北斗」十月号)をありがとう
☆「全作家 第八十三号」(発行所・全作家協会=東京足立区(株)のべる出版企画内、電話03ー3896ー6506、印刷所・シナノ書籍印刷、定価五〇〇円)
豊田一郎、難波田節子、陽羅義光による文芸対談のほか、第六回全作家文学賞受賞作品「櫻の忌」(富崎喜代美)を収録。他に小説、詩も。
☆「北斗 十月号」(編集発行人・竹中忍、発行所・北斗工房、連絡窓口・棚橋鏡代=名古屋市中区伊勢山、電話05ー321ー0218、一冊500円)
小説、評論、エッセイ、詩と多彩な内容。文芸評論家・清水信の評論「ひたすら書いた人たち(27)ー福島以後に読む文芸」はじめ、駒瀬銑吾の小説「泰山木の如く」(連載29)、尾関忠雄の「タダオ・アフォリズム」(27)など。ヒタスラ書き続ける姿がいい。
加藤行が新作連打
☆先に発表した詩2編「お散歩」「秋の夜明け」と掌編小説1編「真夏のサンタクロース」に続き、詩2編「あの娘」「君よ勝て」と掌編小説1編「理由のある医院」を発表しました。
♪わらった わらった
あの娘が わらった…
リズミカルで童心に返らせる詩、そして何やら異界めいた医師のお話し。創作意欲にあふれた作品をぜひ、お楽しみください。
受贈誌を(「北斗」「じゅん文学」)ありがとうございます
☆「北斗」九月号(9月1日発行、編集発行人・竹中忍、発行所・北斗工房、連絡先・棚橋鏡代=電話052ー321ー0218)
☆「じゅん文学 2011/10 №69」(発行日・10月1日、編集発行責任者・戸田鎮子、連絡先=名古屋市緑区、電話052ー876ー5476)
「熱砂」同人が、4000字小説を同時発表
ウエブ文学同人誌「熱砂」では、今回初の試みとして4000字小説に挑戦。同人それぞれの個性が生き映しの作品群となりました。ぜひ、読んでください。作品と内容、作者は次の通りです。
☆「大蛇」 自身の深奥部分に棲みついてしまった大蛇。私はこの先どんな道をどう歩いていけば、よいのか。心象小説の中に度々現れる大蛇は一体、どこへ。
(伊神権太)
☆「Sternenzelt(シュテールネンツェルト=星空)どんな困難も人々が1つになることにより乗り越えられる。被災地の鎮魂を願って歌った感動の「3000人の第9」演奏会。底流にあるのは高齢化社会を生きる万里子の人間賛歌のようでもある。
(碧木ニイナ)
☆「愁いの谷」 岩魚釣りに誘われたその谷で聞かされた後輩社員の退社話。ありがちな話ではあるが、読者を不思議と幻想の世界へ、と引きづりこんでいく。
(真伏善人)
☆「黄泉の雫」 1ふらり、ふたり2拝啓 あなたへ3ノクターン(夜想曲)と、3話が見事に共鳴。女は出産によって変わる。人間、大事な時は一人きりだ。
(山の杜伊吹)
☆「言の葉流し」 教えてください。あなたが一番消したい過去の言葉を。…本当はね、何も消したくなかった。物語全体に流れる発想の妙が、たまらない。
(黒宮涼)
☆「白樺にて」 あっ!、僕の部屋のカレンダーガールが抜け出して来ている。夢と現実のハザマでの数々のドラマは、さてどこを彷徨い歩くのか。
(加藤行)
☆「ヴィレッジ バンガード」 団塊世代の私たちは親が失った日本精神のない何もない所からの出発だった。あのころの新宿はどこへ行ってしまったのだ。
(平子純)
牧すすむ、香村夢二は次回作にご期待を。
牧すすむの詩「季節」と「絵」をアップしました
☆大正琴「弦州会」の演奏会が続き、会主として多忙を極める彼の大らかでまろやかな詩を、じっくり味わってください。癒されますよ。