加藤行の詩「一度でいいから」「プレゼント」と掌編小説「上京」の3作を公開
感性豊かな詩人の、スケールの大きなロマンあふれる夢の世界をお楽しみください。
加藤行が、新作「死角の狙撃者」
東京ジョイパークの開園式場。丸刈り頭の吉山刑事と東都日報の女性カメラマンを中心に舞台は進む。くまのプーさんの帽子をかぶった少年に園長、推理作家、鳴らない爆竹にメリーゴーランド。めまぐるしい展開のなか男が殺され、吉山はいつものように、ハッカ菓子を一粒口にふくんだ。犯人は、誰なのか…
テーマエッセイ「○○にて」を公開
私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」同人によるテーマエッセイがアップされました。「音楽と私」「酒」「雨」「色」「時」「夜明け」に続く第七弾です。
作品名は次の通り。
消えない足跡(伊神権太)バラの香りに包まれて(碧木ニイナ)車内にて(牧すすむ)魔女の宅急便にて(片山浩治)元旦の夕刻、近所の神社にて(香村夢二)駅にて(黒宮涼)
【愛読者の皆さまへ】これまで光村伸一郎のペンネームだった「光村伸一郎」は、今回からペンネームを「香村夢二」に改めます。大正ロマンあふれるロックンローラー文士として再出発するためです。
なお、加藤行、山の杜伊吹は次作に期待してください。引っ越しやら、出産やら…で今回は作品発表を見送らせていただきました。
受贈誌(「じゅん文学」「北斗」)を、ありがとう
☆「じゅん文学 2010/7 №64」(発行日・2010年7月1日、発行「じゅん文学の会」、編集発行責任者・戸田鎮子主宰、表紙絵&挿絵・堀田明日香、題字・山田萩恵、連絡先・名古屋市緑区=電話は052ー876ー5476)
戸田主宰のもと、創作・俳句・エセー・連載小説・同人の窓…と、充実した内容だ。「じゅん文学」は、ウエブ文学同人誌「熱砂」にもリンクされています。ぜひ、お読みください。
☆「北斗 七・八月合併号 第569号」(編集発行人・竹中忍、発行所・北斗工房、連絡窓口・名古屋市中区の棚橋鏡代=電話は052ー321ー0218)
エッセイ、小説、評論、人工天文台…と今回も多彩だ。なかでも文芸評論家・清水信さんの「ひたすら書いた人たち(19)」は、ひたすら必読に、値する。
受贈誌(「文芸中部 84」)をありがとう
☆「文芸中部 第八十四号」(二〇一〇年七月一日発行、発行所・文芸中部の会=愛知県東海市、三田村方・電話&FAX0562ー34ー4522)
小説、詩、随筆とキャリア十分の各同人が健筆を奮っている。ほかに同人発言の「小説の立体考」(名村和実)はじめ、「二人称小説について」(堀井清)「短編の条件」(M)は、小説を目指す者にとって必読の好発言といえる。
なかでも「短編の条件」は、筆者が津の文学研究会で文芸評論家・清水信さんが話した短編の条件として①レトリックの良さ②アイデアの良さ③礼儀正しく④会話がうまい⑤短い、の五ケ条を列挙。短編に取り組む姿勢を論じている。