ぜひ、ごらんあれ! いがみの権太の『野球日記』
プロ野球シーズン開幕に併せ、野球音痴の公式ファンクラブ会員が一ファンの目線でドラゴンズファンたちのあるがままの声を連日、風景描写をかね収録していきます。ご期待ください。超ドラ甘・無知のゴンタクレ記の副題つきです。
一歩、二歩と。大きく前進。ぜひ、見て!
私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」では、先の碧木ニイナさんの旅日記「はるかな海より~ピースボートのボランティア」の連載1、2、3での写真の初公開=撮影・ホワイト美佳さん=に続き、既に公開中である伊神権太の日記文学「笛猫日常茶番の劇」連載4の冒頭でも写真掲載を試みてみました。
この写真は、人間家族と日々過ごし「笛猫日常茶番の劇」でも再三、登場する主人公の愛猫こすも・こことシロの無言の対話をカット代わりにあしらったものです。写真撮影は伊神権太です。『ねえ~』と問いかける、こすも・ここに『なあに』と答えるシロを、こうした形で表現してみました。構成・デザインは、碧木ニイナさん。
旅日記「はるかな海より~ピースボートのボランティア」連載1、2、3を公開
地球で遊び地球に学ぶー。
煙突にモナ・リザの絵が描かれた豪華客船「モナ・リザ号」による世界一周の船旅体験が、ウエブ文学同人誌「熱砂」編集長・碧木ニイナさんの手で旅日記にまとめられました。
この紀行文、碧木編集長の長女美佳さんから送られてきた日記を原文のまま再現、行く先々から世界の鼓動を伝える出色の出来栄えとなりました。美佳さんが投手なら、母・ニイナさんは名捕手というわけです。ウエブ文学同人誌「熱砂」では初の試みとして、美佳さん撮影の貴重な写真も同時掲載しました。
台湾、ベトナム、シンガポール、ケニア、ケープタウン、ブラジル、アルゼンチン、南極…から母の元に届くメールや葉書の数々。そこには、通訳はじめ人知れぬボランティア奉仕に悪戦苦闘するCC(コミュニケーション・コーディネーター)ガールズの姿が生き写しにされてもいます。
ある時、美佳さんは何を思ってか、自慢の髪をいさぎよくバサリと切ってしまいます。さあ、大変だ。そこには、ある事情が隠されていたのです。
あとは読んでからのお楽しみに。
(「熱砂」主宰・伊神権太記)
受贈誌(「文芸中部」)をありがとう
☆「文芸中部 83」(発行日・3月1日、発行所・文芸中部の会=愛知県東海市、三田村方。電話0562ー34ー4522)
今回も小説、詩、随筆と同人の筆が、充実している。同人発言の「大江の詩」(三田村博史)「マリーの誕生日」(藤澤美子)も、なかなか味わい深い。
受贈誌(文芸誌「北斗」、詩集「幻肢痛」)をありがとう
☆文芸誌「北斗」三月号(第565号、編集発行人・竹中忍、発行所・北斗工房、連絡窓口・棚橋鏡代=名古屋市中区、電話は052ー321ー0218=)
同人からの便り「人工天文台」はじめ、尾関忠雄さんのタダオ・アフォリズム(13)、文芸評論家・清水信さんの「ひたすら書いた人たち・露文学系」(15)など、読み応えがある。
☆詩集「幻肢痛」(著者・平岡けいこ、印刷・金井印刷、発行所・砂子屋書房=東京都千代田区神田、電話03ー3256ー4708)
波は下腹部を打ち
私は私の底に水の音をきく
冷ややかな藍色の音をきく
水は回りはじめる
「水音」より
平岡けいこさんは、詩人であり英会話講師。現在、日本現代詩人会、関西詩人協会、中四国詩人会などの会員。詩集「未完成な週末」(近代文藝社)で第4回コスモス文学出版文化賞を受賞。