世界のみなさま,あけましてあめでとうございます(To all over the world’s men, A HAPPY NEW YEAR)
トリ年が始まりました。そこで年のはじめに同人たちの新しい年にかける抱負と決意、意気込みを、ここに発信させていただきます。※If you want to read by your mother’s country language,Please change by a language button.
伊神権太(主宰)
ことしは信長が愛した女性吉乃の物語をはじめ、脱原発小説も1、2本。ほかにもできる範囲内で1本でも多くの小説を書けたら、と思っています。連日執筆を自らに課している【生きてゆく人間花たち】も〈一匹文士〉の責任として書き続け、国内外の世相に誰よりも鋭く切り込めたら、と思っています。でも、何事もあくまでしなやかに、ゆるやかに。無理をしないで―と自分自身に言い聞かせています。
真伏善人(編集委員兼会計)
まずはテーマエッセイを必ず出す。そして次にと考えた時、脳とは裏腹に胸の奥から湧き上がるものがある。それはパステルをF4に塗りたくっている無心な自分だ。これがどうにも抑え難い。で、あるから次の作品は物書きの天使さまが機を見て舞い降り、導いてくれれば、などと考えている。(真伏は昨年、「熱砂」紙上で11回に及ぶ世にも不思議な連載詩小説「FLQX」を完結させた)
牧すすむ
私の今年の夢は3つあります。1.詩集の制作 2.新曲の発表 3.恒例の大正琴海外公演です。しかし、これは夢であり計画ではありません。
I have 3dreams in this year.
No.1,production of poetry collections
No.2,presentation of new songs
No.3,an annual Taisho-Koto abroad performance
※But they are dreams and not plans just in case
(詩人でもある牧は、琴伝流大正琴弦州会の倉知弦洲会主その人。一門の門下生を引き連れ、米カーネギーホールやサイパンのバンザイ岬、中国は万里の長城――など。各国でのステージは年々拡大、大正琴ファンは世界じゅうに広がりつつある)
眞鍋京子
休刊になっていた滋賀の伝統ある同人誌「くうかん」の再発行をめざします(眞鍋は、「湖都の文学」編集委員。長年、滋賀を代表する同人誌、「くうかん」=現在、休刊中=の主宰だった)
黒宮涼
「何事も前向きに挑戦していきたい」(黒宮は20代、前途有望な若手である。昨年は短編小説「玉木さんと鈴木くん」を4回にわたって本紙「熱砂」紙面で連載。若い筆には、ますます期待が膨らんでいる)
平子純
「翻弄」を完成させ本にして3月までに出版したい。同人の皆さんに会う体力を取り戻し皆さんとお会いし文学談議を語り合えるようになりたいです。(平子は元「つちやホテル」社長。詩人で作家でもある。脳梗塞で倒れたが、その後不屈の精神で復活。昨年は回想録「翻弄 第1章名古屋駅裏編」を世に出した。現在は闘病の身ながら家族の応援に支えられ、続編の執筆に挑んでいる。その姿や、すさまじいほどだ)
山の杜伊吹
新しい仕事(創作以外の執筆と取材など)にも強い心を持って、真っ直ぐ取り組んでいきたい。人の言葉に惑わされず、心の目で見て、感じることを信じる。そして、愛を持って人に接していきたいな。(山の杜は創作以外にも2人の子を持つ若い母親として子育てはむろん、地域のホットな話題を届けるホームニュース記者としても活躍中だ)
※同人の作品を読むには、「熱砂」のウエブ作品集を開くと、過去年輪を刻みつづけたテーマエッセイ集と合わせ、同人それぞれの作品を読むことが出来ます。
詩人牧すすむは大正琴の会主としても世界的に貢献(左、右は長男で次席の崇さん。牧さん親子の父子鷹演奏は知る人ぞ知る)。昨年11月19日には、弦洲会一門を率いてベトナム・ホーチミン市で開かれた日越友好40周年記念イベントのジャパン・ベトナム・フェスティバルにも演奏参加、集合写真は、この時のワンショット