一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2023年9月1日~)
2023年9月30日
朝。起きたらアサガオがいっぱい咲いており、どれもこれもがおかあさんみたいな、そんな気がした。ひとひら、ひとひらに「おかあさん。おかあさん。昨夜の月は、本当にステキだったよね」と呼びかけてみる。傍らには、愛猫シロちゃんが居てくれるのである。
けさの朝刊ニュースといえば。【日本8強へ前進 サモア撃破】【入管収容死再び不起訴 地検、業過致死適用できず 捜査終結】【細田衆院議長辞任へ 体調不安 後任人事急ぐ】(30日付、中日朝刊見出し)といったところか。
(9月29日)
金曜日。
社交ダンスのレッスンで一宮スポーツ文化会館へ。久しぶりのレッスンだったが、ワルツ、タンゴともまずまずの出来か。マスクに手袋姿で臨んだが、いつもどおりに踊れてホッとした。
今宵は中秋の名月。満月とも重なる、たつ江の大好きな月である。夜間、2度、3度とベランダにたち夜空を眺めたが、そこにはすばらしい月の夜が広がっていた。彼女が健在でいたのなら、愛猫シロちゃんもまじえ、一緒に夜空を仰ぐことが出来たのに-と思うと、またしても涙が頬をつたう。
(9月28日)
水俣病の未認定患者救済のため2009年に施行された特別措置法に基づく救済策から漏れた128人が国や熊本県、原因企業であるチッソに計5億7600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、大阪地裁であり、達野ゆき裁判長は「原告らの症状は水俣病以外に説明ができない」として128人全員を水俣病と認定し、国などに計3億5200万円(1人当たり275万円)の賠償を命じた。同様の訴訟は東京、新潟、熊本の各地裁でも争われているが、判決は今回が初。こんご上級審などでも同様の判断が続けば、国は対応を迫られそうだ-とは本日付の中日新聞。ちなみに見出しは【原告全128人水俣病認定 大阪地裁 救済特措法の対象外 国などに賠償命令】というものだった。
ほかに大きなニュースといえば、だ。やはり【核ごみ文献調査 対馬受け入れず 市長、危険性や風評懸念】【藤井八冠王手 王座戦第3局 逆転で2勝目】【入居者計画同意なく作成 川崎の「恵」施設 給付金不正受給か】(いずれも中日新聞の朝刊見出し)といったところか。
忘れちゃならないのは死者58人、行方不明者5人を出した2014年の御嶽山(岐阜、長野県境。3067㍍)の噴火災害からきのう27日で丸9年がたったということか。きのうは麓にある長野県王滝村の松原スポーツ公園で追悼式があり、山頂・剣ヶ峰やことし7月に噴火いらいの立ち入り規制が緩和された尾根筋「八丁ダルミ」を訪れ、祈りを捧げた遺族がいた。
27日午後2時20分ごろ、静岡県富士宮市の富士脳障害研究所付属病院から「入院患者が刺された」と110番。静岡県警によると、男(73)が入院中の妻(72)と長女(40)を刃物で刺し、その後、自身も刺し、3人とも死亡が確認されたという。
ほかに★花田光司さん再婚 2018年10月に日本相撲協会を退職した元貴乃花親方(元横綱)の花田光司さん(51)が8月下旬に再婚したことが分かった。自身が設立した「一般社団法人貴乃花道場」の関係者が明らかにした。10代のころに交際していた1歳上の一般女性が相手だという。花田さんは1995年に元フジテレビアナウンサーの河野景子さんと結婚。1男2女に恵まれたが相撲協会退職後に離婚していたーとのベタ記事。人生いろいろである。
(9月27日)
本日付の中日朝刊は【1945年武漢 死の野戦病院 99歳初めて語る従軍体験 敗戦で一変 自決、略奪「無残だった】というもので、なかなか読みごたえがあった。
原発の使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出す再処理で出た廃液をガラスと混ぜて固めた高レベル放射性廃棄物。きわめて強い放射線を長期間発し、国は地下300㍍より深い岩盤に埋める地層処分で数万年以上、人間の生活環境から隔離する方針で、原子力発電環境整備機構(NUMO)は2002年に最終処分選定に向けた調査受け入れの公募を開始。これに関連、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた第1段階の文献調査に関し、長崎県対馬市の比田勝尚喜市長が国側に応募しない意向を固めたことが分かり、周囲に伝えたという。この問題につき、本日付の中日新聞夕刊は【対馬 核ごみ調査受けず 市長方針 風評懸念 分断を回避】と報じた。
夜。NHK総合で<プロフェショナル 山田洋次と吉永小百合「これで辞められる」知られざる2人の>を見る。小百合さんといえば、その昔、松本労音のためなら-と松本を訪れ、松本警察署内の松本司法記者クラブで記者会見をされましたね。あの時、あなたは緊張も頂点に達し、ほんとに芸にかける熱情を話され、私はあの日あなたの真剣な表情に感嘆したものでした。サユリストが送られてきたのは、あのあとからでしたよね。その後の長い年月、よくぞ、頑張ってこられたかと思います。
(9月26日)
昭和34年9月26日。私は、この日を忘れることができない。伊勢湾台風襲来の日だ。その日、13歳の少年だった私は妹と兄、母、父の全員で江南市和田の実家雨戸を押さえつけていたが、風の力にはナントもすることが出来ず、まもなく雨戸という雨戸の全てが無残にも風に吹き飛ばされ、やむなく近くにあった母の実家である本家の蔵に家族全員で逃げ込み、台風が通り過ぎるのを命からがら皆で息を潜めて待ったあの日のことが今も鮮明に浮かび上がる。それこそ、生まれて意識がある体験では最初の苦い思い出でもあった。
あれから64年。当時の村(和田、と言った)の顔はすっかり一変してしまったが、あの日の台風の恐ろしさだけは、兄妹そろって、この先も永遠に忘れることはないに違いない。
(9月25日)
秋らしい1日。朝刊には【野球代表監督 井端氏で一本化】【貴景勝4度目V 秋場所】【柔道・角田が金1号】(25日付、中日)【ヤマト 3万人委託終了 配達の個人事業主 来年度末までに】(毎日)などのニュース。毎日毎日、いろんな出来事が起きては刻まれていく。
杭州アジア大会第2日目の24日、柔道女子48㌔級でパリ五輪代表内定の角田夏さん(31)=SBC湘南美容クリニック=が今大会の日本選手団で初めて金メダルを獲得。同男子66㌔級の田中龍馬(21)=筑波大=も優勝。柔道の日本勢は幸先の良いスタートを切った。
午後。4時きっかりに新聞配達の松本さんが夕刊配達がてら新聞代を取りに。彼は根っからの新聞人で、このところ痛めていた足もだいぶ見違えるほど良くなられたようでナンダカうれしい気がした。「マツモトさん、おからだをくれぐれも大切になさってくださいね」の私の声に、たまたま私と一緒に両手をそろえ、耳をピーンと立て玄関先で直立不動で座っていたシロちゃんをみた松本さん。「このこは、よい。本当によいこだ、すばらしい猫ちゃんだ。キリッとしているね。これだけの猫ちゃんとなるとなかなか、いないよ」とほめてくださった。
しろよ。シロ、シロ、シロちゃん。ほめて頂けて、ホントに良かったねーと私。
(9月24日)
朝。久しぶりにじっくりと新聞に目を通す。
報道によれば、世界では第19回アジア競技大会の開会式が23日夜、中国・杭州市のメインスタジアムであり、4年に1度のアジア最大のスポーツの祭典が幕を開け、習近平(しゅう・きんぺい)国家主席らが見守るなか、日本選手団は13番目に入場行進をした。
気になるのは、けさの毎日新聞の【公約なのに定例会見拒否 馳石川知事 3月から 地元局の映画巡り 肖像権を問題視 識者「すり替え」】か。なんだか記事を読む限り、地元・石川テレビと石川県、すなわち知事と石川テレビ社長の意地の張り合いのような気がするのだが。これでは、石川県民もたまったものではなかろう。この問題は、地元・石川テレビ放送制作のドキュメンタリー映画を巡り、馳浩知事が自身や県職員の肖像権の取り扱いを問題視。石川テレビ社長に定例会見への出席と議論を求め、膠着状態にあるためだというが。県民や視聴者をそっちのけにした意地の張り合いのような気がする、のも事実だ。つまらぬことで、いつまでもいがみ合っていたのでは、県民や視聴者の方がたまったものでない。のではないか。
やはり、石川テレビの取材の仕方に問題があったのではなかろうか。謙虚に、事の経緯をそれこそ、丁寧に説明してしかるべきではないのか。百戦錬磨の私に言わせれば、こどものケンカのような気がしてならない。どちらも、意地を張りあっていたのではいけない。謙譲の美徳というものが、あるではないか。意地の張り合いだったとしたなら、見苦しい。よくは分からないが。これでは、県民がいい迷惑だ。
2023年9月23日
秋分の日である。
土曜日。けさは秋空の下、シロちゃんは早くから、お外に。新鮮な秋の気配と空気を思いっきり吸って帰ってくるのだよ、と私。シロは秋の空気を十分に吸い、正午過ぎには、わが家に帰ってきたのである。シロよ、シロ、シロ。シロちゃん。お帰りなさい。ところでおかあさん(伊神たつ江、舞子。だから、愛称は〝たあ~ちゃん〟)は元気でいた? と私。シロは、うぅ~ん、ううんとだけ答えた。どうやら、おかあさんもこの秋晴れの下、元気で過ごしていてくれるらしい。よかったね、と私。
シロは、いつも私たち家族を守ってくれている。いまでは完全におかあさんの代わりである
何の恨みがあってか。私のからだを急襲されたコロナの方は平熱で、せき込むこともなくなり、順調に治癒しつつある。
午後。久しぶりに近くの古知野食堂へ、と出かけた。ベランダにはシロちゃんのブルーのバスタオルはじめ、この季節になると身にまとう私のスポーツシャツ類を天日干し、少しでも自然の太陽光線でわが衣類の消毒を兼ね、干して秋風のなかを泳がせたい、からである。
青森県八戸市の駅弁製造販売「吉田屋」で今月15日と16日に製造された駅弁を食べて体調不良を訴えた人が21都県で270人に上っている問題で八戸市保健所は23日、原因が弁当による食中毒と断定。行政処分を行った。保健所の調べによると、患者の便や未開封の弁当から黄色ブドウ球菌とセレウス菌が検出されたという。
(9月22日)
金曜日である。毎日新聞朝刊くらしナビ面に【くらしナビーライフスタイルー 「燃料デブリ」どうする 決めるのは私たち】の記事。書き出しと本文の一部は、次のとおりである。
-「国や東電がちゃんとした計画を今から作らなければ、同じことが起こるのではないか」。原子力工学が専門の福井大客員教授の柳原敏さん(73)は、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡って世論が割れるのをみて、心配している。
私たちが直面する難題は処理水だけじゃない。次に待ち受けるのは、核燃料が溶け落ちて生まれた「燃料デブリ」と、壊れた原子炉をどうするか、だからだ。福島第1原発に残るデブリは、正確な量も危険度も分からない。だから、取り出し方法も、保存する場所も、決まっていない状態だ。
8月12日、東京大で日本原子力学会のシンポジウムが開かれた。壇上に並んだのは学者ではなく、福島出身や原子力を勉強する学生と、第一線で原発を追ってきた新聞記者たちだ。福島第1原発の最終形については、公園や水族館といった声のほか、こんな希望が出た。
「広島の原爆ドームのように遺構として保存してほしい」「教訓を学べる場所であってほしい」……
きょうは丸1日、私が「脱原発社会をめざす文学者の会」幹事会からの要望で月イチで書き進めている文士刮目の第29回【世界の緊迫に思う 何事も油断大敵】の執筆に追われた。それにしても、このところの咳にノドの痛み、鼻水、倦怠感は尋常ではなかった。でも、体温も下がり、やっと本欄にもこうして臨むことが出来、ホッとしている。それにしても、コロナを身をもって体験、この病がいかに恐ろしいものか-を実感したのである。
舞が、この秋空のなか、雲に乗り「どう? それでよくなったの? あなたは、ほんとに、いつだって弱い。弱っちい男なのだから。これからは、しっかりしなきゃ、いけないよ。あたしがいないのだから」といった声が耳に大きく迫る。いやはや。コロナくんには随分長い間、いじめられた。やれやれである。こんな時、おまえが傍らに居てくれたなら、それだけで安心なのだが。おまえは、頼りがいのある女性だったことを今さらながら身に染みて思っている。
(9月21日)
けさの新聞報道によれば、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「XBB・1・5」に対応した改良型ワクチンの秋接種が20日、始まった。生後半年以上の全ての人が対象で費用は無料。厚生労働省は重症化リストの高い、高齢者や基礎疾患のある人に積極的な接種を呼びかける。期間は来年3月31日までで、来年度以降は自己負担が生じる可能性がある「定期接種」への切り替えが検討されているという。
(9月20日)
水曜日。20日。彼岸の入りである。
秋の晴れた空を見ると、私の口からは自ずと♪秋空に未来永劫と書いてみし、と♪曼殊沙華(まんじゅしゃげ)人恋うほどに朱(あけ)深く-の二句(いずれも今は亡き伊神舞子が生前に詠んだ俳句。名作である)が出てしまうのである。
このところは末っ子ともども親子そろってコロナに罹患してしまい、しばらくは体調の優れない日々が続き、世紀の病から逃れ出るため、私たち親子にしては珍しくちょっと大変な毎日が続いた。何より、も毎日既定の量の薬を飲むのが苦痛で、本来なら、薬なぞとは縁もゆかりもなかったはずの私たちにとって、薬に追い立てられてしまう、ちょっと苦しい、そんな日々が続いた。でも、砲撃のような、薬の効果があってか。なんとか体調は戻りつつあり、ここ二、三日はホッとしているといったところか。(まだまだ喉はいがらっぽいが。いずれにせよ、しつこいコロナ君たちである)。
【故大島宏彦さん従三位】【損保ジャパン立ち入り 金融庁開始 ビッグモーターにも】【地方住宅地31年ぶり上昇 基準地価 商業地も4年ぶり 背景に低金利、訪日客増】【名古屋圏上げ幅拡大】【辺野古反対国連で訴え 基地集中沖縄知事「平和脅かす」】【サポーター暴力の浦和 天皇杯の参加資格剥奪】【鉄骨の梁と落下 2人死亡 3人けが乗って作業中か 重さ15㌧、ワイヤ外れ 八重洲のビル工事】など。新聞紙面には、きょうも多くのニュースが満載されている。
これが世の中、世の人々が歩く人生というものか。
(9月19日)
火曜日。コロナでダウン、このところとても新聞など読もうとする気力ひとつなかったが、きょうは体内に居座るコロナ君たちもだいぶ退散したようで、久しぶりに朝刊を読んだり、夥しい量のネットのチェックをすることが出来、なんだかホッとした。仲良く自宅療養に耐えてきた末っ子もきょうからは久しぶりに出勤。シロちゃんも、それこそ、久しぶりにお外に出て、例によっての外遊、すなわち外歩きとあいなったのである。
きょうの私にとってのニュースは、やはり本日(19日)の中日スポーツの1面【堂々バンテリンD初先発 根尾 「バカみたいに」投げ込んで制球難克服 ゾーンに直球、変化球集め6㌄2/3自責0】である。川又米利(本紙評論家)の核心【先発投手の理想型を見た 打もすごい!! 3割打てそうな隙ない打撃】もよかった。何よりも、飛騨の山奥に育ち、これまで忍従の日々に耐えてきた中日の根尾昴投手(23)が好きだからである。私は、ああした苦しさに耐え続ける人物、根尾を大好きなのである。
(9月18日)
コロナが目に見えない。
この微生物がいかに大敵かを思い知らされた。というわけで、ここ半月ほどは自宅を出ない生活が続いた。幸い、熱もノドも快方に向かっており、もう心配ない。それにしても、コロナ、すなわち、新型コロナウイルスがいかに恐ろしい病いであるか、を身をもって知ったのである。
というわけで、私にとって大切な執筆活動をきょうから再開。それこそ、書ける範囲内でこれまでどおり私の思うところを書きつづっていこう。
本日付の中日新聞に【「俳句の持つ力に確信」 黒田杏子さん偲ぶ会】【大谷選手今季終了 右脇腹炎症治まらず決断】の見出し。そして。今ひとつ★両陛下、海づくり大会に の小見出しは、天皇、皇后両陛下が17日、北海道厚岸(あっけし)町の厚岸漁港を訪れ、第42回全国豊かな海づくり大会の式典で、陛下は「この豊かな海の環境を保全するとともに、水産資源を適切に保護・管理し、次世代に引き継いでいくことは、私たちに課せられた大切な使命です」とあいさつされたことを報じていた。
(9月17日)
日曜日。敬老の日。この日ばかりは、自分にはまったく関係のない日だ、とばかり思っていたが、そんなわけにもいかないようだ。信じられないが、私も早や、77歳であり、敬老の日の対象年齢だ、と言われたところで「私はまだまだ若い。年寄りなんかじゃない」と拒否は出来ないだろう。
歳はとっても体力だけは、自信があったのだが。半月ほど前に同居の息子と共にとうとう、コロナ君に攻撃されてしまい、それこそ苦しい日々が続いた。でも、息子の献身的な看病と心遣いのおかげもあって、なんとかこの苦境を脱出できそうである。というわけで、現在挑んでいる新刊の最終校正こそどうにか切り越えたものの、このところは日常の新聞に目を通したり、ラジオのニュースに耳を傾ける以外には社交ダンスのレッスンもやめ、日ごろの執筆も滞りがちで自室に椅子に座るか、ベッドに横たわるほかない。
だが、かわいい愛猫シロにうつすことだけはあってはならない、と窓の風とおしをよくすることに努めているが幸い、シロちゃんは大丈夫のようである。
きょうは、朝から猛烈な雨だ。雨が降ると、なぜか全身が洗われるようで、コロナくんたちもこれらの雨たちと一緒に退散していくようで、どこか救われる。ここ1週間ほど続いた息苦しさもやっとこせ、少しは、なくなってきたようで、こうして久しぶりにデスクに向かい、再び書き始めた。
(9月16日)
毎日新聞の余録(9月16日付)に阪神タイガース優勝について書かれていたので一部をここに残しておこう。いい文である。
▲決して二刀流のオオタニや、昨年のヤクルト「村神様」のようなスーパースターが中心になったわけではない。若手が活躍し、投打がかみあい、しっかりと打線をつなぐチームワークで白星を重ねた。豪快な打撃とともに内紛も多いイメージだった従来とは、ひと味違っていた▲不振なシーズンも「ダメ虎でもいとおしい」と応援し続けたファンは感慨ひとしおだろう。危険な「道頓堀ダイブ」などせずとも、地元の熱気は十分に伝わってくる▲それにしても「優勝」の2文字をあえて封印し、選手やファンのムードを「アレ」で一体にしていった岡田彰布(あきのぶ)監督の手腕に驚く。多くの人が、自分にとって目標とする「アレ」は何かを思い浮かべたのではないか。虎党ならずとも、六甲おろしを口ずさむたくなる快挙だった。
(9月15日)
敬老の日(18日)を前に、厚生労働省が全国の100歳以上の高齢者が過去最多の9万2139人になった、と発表。昨年に比べ1613人増え、53年連続の増加。全体のうち女性が8万1589人と88・5%を占め、男性は1万550人。最高齢は大阪府柏原市の巽フサさんで、1907年(明治40年)4月25日生まれの116歳。男性は千葉県館山市の園部儀三郎さんで明治44年(1911年)11月6日生まれの111歳だった。また厚労省によると、日本人の平均寿命は女性が87・09歳、男性が81・05歳となり、2年連続で前年を下回った。新型コロナウイルス流行による影響とみられるという。
(9月14日)
プロ野球のセ・リーグは14日、阪神タイガースが2005年いらい18年ぶり6回目(1リーグ時代の4回を含めると10回目)の優勝を果たした。9月に入って11連勝の快進撃で、球団史上最も早い日付で王座に就いた。前回優勝した2005年に指揮を執った岡田彰布=おかだあきのぶ=監督(65)が復帰1年目でチームを再び栄冠に導いた。監督が意識しすぎないよう「アレ」と呼んだ優勝へ突き進んだ。
(9月13日)
水曜日。きょうは、金山ペインクリニックまで。元々、私がかつて顔面が痛くなったときに今は亡き妻たつ江がその存在を突き止め、教えてくれ、私を伴い一緒に連れて行ってくれた私にとっては大切なペインクリニックである。今回は、血圧があがらないように飲む薬と以前のような顔面痛が起きないように随時のむ薬を調達するためだったが、つい1週間ほど前にコロナに感染するなど大変なさなかの病院行きとなった。本音をいえば、薬なぞ一錠とてのみたくはないのだけれど。これも年をとった証拠か。しかたないか。
(9月12日)
火曜日。尾北ホームニュースの女性(土肥さん。島根出身)から突然、電話をいただく。「泣かんとこ 伊神舞子俳句短歌遺稿集」の新聞掲載の件でだったが、生前のわが妻、たつ江、すなわち舞(マイ)は尾北ホームニュースの俳句欄をそれこそ、いつもむさぼるように熱心に読んでいただけに、近々彼女の遺稿集【泣かんとこ】を取材して頂けると聞き、とても嬉しく思い、さっそく仏前でわが妻、舞(静汐院美舞立詠大姉)に報告させて頂いたのである。ありがたいことだね。舞よ、マイ。心から感謝しなければ、ね。
(9月11日)
けさの私の体温は36・4度。体温に限れば平熱に戻ったようだが。のどのカラカラ声まじりの少しの痛みに、せき、鼻水、呼吸をするつどの引きつり、ゼイゼイといった息苦しさ……と、これまで味わったことのないほどの激痛に我が身は襲われている。
それどころか、けさになって私が頼みの綱としている同居息子(3男)までが体調異変をきたし、会社を休んで私と同じ説田クリニックにいったところ、陽性と診断され先ほど、うなだれて帰ってきた。全くもってこれでは、わが家がコロナ禍に責められている、といっても不思議でない。今は「みな早く治りますように」と神さまにお願いせざるを得ないのである。
ただひとり、愛猫シロちゃんだけが、相変わらずのマイペースで焦らず、騒がず、驚かずとでもいえようか。わが家に何か異変が生じていることは気付いてはいるようだが、そんなことはお構いなし。けさも元気に散歩に出かけたのである。いま。シロちゃんの頭を駆け巡っているものは何なのか。私はそれを知りたいのだが。シロはいつもどおり。平常心は変わらないのである。いつものように午前10時過ぎにお外に出て正午過ぎには規則どおり帰ってきた。シロは彼女なりに自らの体調維持を考えている。そんな気がしてならない。
新川が決壊したあの東海豪雨からきょうで丸23年がたつ。当時、私は新聞社の一宮主管支局長から文化芸能局の部長に異動したころで、一宮の自宅から中日ビルまでマイカーで命からがら出勤した、あの日を思い出す。行こうとする先々で至る所で通行が遮断されており、名古屋の職場に辿り着くまで半日を要したあの苦い体験が頭をかすめるのである。
4年に1度、ラグビーの世界一を決める第10回ワールドカップ(W杯)フランス大会で1次リーグD組の日本は10日、フランス南西部トゥールーズでのチリとの初戦に42-12で勝った。初めて8強入りした2019年日本大会を上回る成績に挑む大舞台での白星発進となった。
北アフリカのモロッコ中部で8日深夜(日本時間9日朝)に起きたマグニチュード6・8の地震で内務省は死者が2122人、負傷者が2421人に上った、と発表。犠牲者はさらに増えそうだ、という。
(9月10日)
のどの痛みに始まり、鼻水が出て呼吸もままならない。
呼吸をするつど、のどがひきつってくる。長い人生の中で、こんなに苦しい思いをしたのも、珍しい。幸い、同居の三男坊が、買い物から何から何まで、あれやこれやと気を遣ってくれているので大いに助かっている。新聞をじっくり読むという朝の日課が、このところは、いつもと違い途絶えているのでシロちゃんまでが私のことを心配してくれており、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいだ。それよりも何よりも、わが愛するシロちゃんにコロナをうつしたら大変なので、一緒に寝ることも控えている。
健康第一、とはよくぞ言ったものである。わが家では川崎に住む長男夫妻が先日、コロナにかかり心配したが1週間ほどで治り、ホッとしたところへの、今度は私へのコロナ来襲、不意打ちである。
というわけで、きょうはほとんど丸1日寝ていた。
(9月9日)
土曜日。朝起き、いつものように新聞を読み始めたが、のどが痛いばかりか、気持ちも悪く、首全体が引きつってしまい、何度も咳が出る。鼻水も、だ。で、かつて舞が診てもらっていた自宅近く池田病院に行ったところ、「当院ではコロナかどうかは診療できないので説田クリニックさんに行ってください」とのこと。クリニックを訪れると、鼻に何か筒のようなものを入れ、しばらくすると「間違いなくコロナですね」とのこと。というわけで、こちの薬局へ―と出向いた。
渡されたのは、朝夕食後のラゲブリオカプセル200㍉㌘のカプセル錠(朝、夕食後にこれを4錠ずつ飲む)とべポタスチンベシル酸塩錠10mg「タナベ」、レスプレン錠30mg(朝、夕食後に各1錠飲む)、ピーエイ配合錠(朝、夕食後に各2錠)。まさに薬の洪水である。長い人生で、こんなに多くの薬を渡されたのは、おそらく初めてである。
幸い、息子があれやこれやと気遣ってくれ何かと助かっている。
この日は舞なのか。ひと筋の雲がわが家上空の天空を、どこまでも貫いていた。舞よマイ、ありがとう
(9月8日)
外で他のニャンニャンたちとケンカでもしたのか。シロが大事な、だいじな左耳上部を少しケガしていたので、オキシドールで消毒後、しばらく時間をおいてこんどは私の指に唾をしみらせて塗ってやる。これでよくなれば良いのだが。いや、元気だから。すぐによくなるだろう。
新聞、ラジオ、テレビは毎日毎日、あれやこれやと報道をしている。良いニュースは殆どといってほどなく、たいていは悪いニュースばかりである。そして。その悪いニュースも連続性を帯びているのでよくない。悪いニュースが「これでもか」と報じられると、なんだか私たちの心までが汚く澱んでいってしまいそうで全くもってよろしくない。そのお手本とでもいおうか。その代表といっても記事が、秋本衆議院議員の逮捕と並んで報じられている【ジャニーズ社長謝罪、辞任 喜多川氏の性加害認める 東山氏後任 社名は維持】(8日付、中日新聞1面見出し)というものである。
昔の、時の権力者でもあった元社長、ジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題が今になって噴出してきたもので、同事務所は7日、東京都内で記者会見を開き、社長を務めていた藤島ジュリー景子氏が性加害を事実と認め「心からおわびを申し上げます」と謝罪。藤島氏は5日付で社長を引責辞任。代表取締役にとどまり、被害者への補償に当たることを表明。後任社長には所属タレントの東山紀之氏(56)が就いた-という何とも恥ずかしい話である。首脳陣は、この悪行をこれまで見て見ぬふりをしてきたのか。一体全体、何をしていたのか、と思うと、腹立たしささえ感じるのである。
いろいろさあ。シロちゃん。人間社会では毎日毎日へんな事件ばかりが起きているよね。シロちゃん。
(9月7日)
東京地検特捜部は7日、洋上風力発電事業を巡る事件で秋本真利容疑者(48)=衆院議員。比例南関東、自民党を離党=を洋上風力発電事業にからむ依頼の見返りに日本風力開発側から6000万円の賄賂を受け取ったとして受託収賄容疑で逮捕。中日新聞夕刊は【秋本衆院議員を逮捕 6100万円受託収賄疑い 東京地検特捜部 洋上風力国会質問謝礼か】の見出しでトップで報じている。三菱重工業がこの日午前、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)からの大型ロケット「H2A」47号機の打ち上げに成功。今回の成功は、日本の宇宙開発を再開する一歩となるという。
午後。江南市土地改良区(江南市役所内)と扶桑土地改良区(扶桑町役場内)へ。どちらも私の有する土地の畑地かんがい水利賦課金を支払うためだったが、扶桑町役場に行くのに、通行人に場所を聴くなどかなり手間取った。だが、やはり現場百回か。扶桑町役場庁舎内の椅子や机など至る所にヒマワリが施されていたので町役場職員に伺うと、「ここは町の花がヒマワリですもので」とのことだった。まさか、ウクライナと同じヒマワリの町が、ここ尾張地方にあっただなんて。なんだか不思議な気がした。帰りに、運転席から庁舎を望むと、これまた【非核平和宣言の町 扶桑町】【全国統一防火標語 火を消して 不安を消して つなぐ未来 扶桑町・扶桑町消防団】の垂れ幕が目の前に。これには、また少し感激したのである。
(9月6日)
先日、滝高の同窓会でたまたまテーブルが同じだった大先輩、川村典久さま(昭和36年滝高卒業)から【半寿回想】と【河村正義回想-その生涯と研究活動】=いずれも印刷製本・カワムラ工房。非売品=の2冊が送られてきた。合間を見て読ませて頂こう。滝は、立派な先輩たちばかりだなっ、とつくづく思う。
このところは私の新作【伊神権太一匹文士小説集「ぽとぽとはらはら 赤い空」】(人間社)の最終校正はじめ、ほかの一匹文士そぞろ歩きの執筆などアレヤコレヤに追われ、チョット大変な、ハードな日々が続いている。このうち一匹文士小説集は、わが妻舞に対する夫婦の一里塚といってもよく、渾身の小説集となるだけに真剣に取り組んでいる。無事、刊行し一人でも多くの皆さまに読んで頂ければ、それ以上にうれしいことはない-と。そう自らに言い聞かせながら日々がんばっている。新刊は人間社さんから、発刊予定だけに誕生したあかつきには一人でも多くの皆さま方に読んで頂ければ、と願っている。
というわけで、このところは何かと私なりに忙しい日々が続いている。
※ ※
☆ ☆
【14歳娘に刺され母死亡 愛知・大治 殺人未遂疑い逮捕】(6日付、中日夕刊見出し)【北海道地震5年 黙とう復興へ決意新た】【「命守るため、日々備えを」 阪神でも被災、語り部の64歳女性】【クマ人身被害 最多54件 4~7月、出没も高水準 省庁会議、警戒呼びかけ】【「西村彗星」見えるかな? アマ天文家が発見、60年の成果 未明の東の空、週内見頃】(6日付、日経夕刊見出し)
世の中、いろいろある。生まれては消える。
2023年9月5日
この世は薄情なものである。
能登の七尾でママさんソフトボール協会の代表だった、あの七尾市山王町の南昭治さんから毛筆の封書が届いた。中を開くと「妻がこの五月二十二日に突如亡くなりました」という悲しい知らせだった。封書には「元気でした。前の日もグラウンドゴルフで二人参加 妻は入賞でした 二人でショッピング後 妻は又三年間運転出来ると大喜びで警察署から免許証を受取って玄関を出て来た嬉しい笑顔 その足でスノーから新らしいタイヤに変えガソリンも入れました。二十二日 今日はグラウンドゴルフ市民大会の日。朝いつもより一時間早く朝食と昼大会弁当を作っている途中の七時ごろ〝お父さん〟と大声が。ハーイと私が台所へかけつけた時 その前で倒れて小声でお父さん救急車呼んで…それっ切り一声も目もあけず その夜、病院からの電話でかけつけた時はもうあの世へ旅立っていました(中略)
あれから百日過ちました 妻は確実に私を待って居るといっているようですし思い出の何千枚の写真一枚一枚の風景に涙あふれて止まりません。」とあった。私はその場に立ち尽くした。そして「南さん、大変でしたね」と、それ以外の言葉はとうとう出てこなかった。
「南さん、辛かったですね。能登七尾では奥さまにも大変、あれやこれやとお世話になりました」。写真はオシドリ夫妻で知られた南昭治さんから私あてに届いた手紙 合掌-
最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は4日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、軟弱地盤改良工事の設計変更を承認しなかった沖縄県に対する国土交通省の是正支持は違法だとして県が取り消しを求めた訴訟の上告審判決で、県側の上告を棄却。是正指示を「適法」とした県側敗訴の福岡高裁那覇支部判決が確定した。
というわけで、けさの新聞の見出しは【辺野古 沖縄県の敗訴確定 軟弱地盤 工事進む可能性 最高裁「国の指示適法】(5日付中日新聞朝刊)【辺野古 沖縄県敗訴確定 設計変更 不承認は「違法」最高裁上告棄却 知事「極めて残念」】(5日付毎日朝刊)などといったものだった。辺野古を巡る問題は、なかなか難しい問題である。
一方、本日付の中日夕刊は【京アニ放火殺人認める 地裁初公判で青葉被告 弁護側無罪主張 検察側「完全責任能力ある」】の見出し。記事を読みながら、36人が死亡し、32人が重軽傷を負った2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件で殺人罪などに問われた無職青葉真司被告(45)が、この日京都地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で「自分のしたことに間違いありません。こうするしかないと思ったが、こんなにたくさんの人々が亡くなるとは思わなかった」などと述べたという。
中日新聞の通風筒によれば、三重県伊勢市の伊勢神宮に供える米の初穂を刈り取る神事『抜穂(ぬいぼ)祭』が4日、伊勢市楠部町の神宮神殿で営まれた。久邇朝尊大宮司をはじめ、神宮関係者や住民ら約80人が参列、秋の実りに感謝をささげたという。
こうして人々の秋、ちいさい秋が、いよいよ過ぎていくのである。
2023年9月4日
東京の文芸同人誌街道が編集発行人木下径子さんから届いた。
木下さんの短編【四回目の手術】とエッセイ【ベットの中から、「譫妄(せんもう)」】を拝読したが、彼女を知る私だけに、胸が締め付けられる思いにかられた。でも、木下さんの書くことに対する情熱、不屈の精神は私自身、常日ごろ、とても勉強させられているのである。
本日は「脱原発社会をめざす文学者の会」の幹事会と、これに続くノンフィクション作家上山明博さんの文学サロン「牧野富太郎 花と恋して九〇年」が東京の文芸会館で行われたが、私自身が新刊小説の準備などに追われていることもあって、欠席させて頂いた。特に上山さんの文学サロンには、とても関心があっただけに、残念無念である。
私は、かつて新聞社の大津支局長時代に当時の滋賀同人の全記者に大号令をかけ、記者が行く先々で出会った、なにげない野に咲く花々の写真を撮って取材、コメントを書くという手法で【野に咲く 湖国の花々】(サンライズ出版)を出版したことがあり、こうした自然の花々には関心があるだけに、上山さんのお話を聞きたかった。このことを、残念無念というのであろう。でも、これも仕方ない。
「あのねえ。一日にひとつ。することは、ひとつなのよ。無理しちゃためよ」とたつ江、舞の声が聴こえてくるのである。
2023年9月3日
日曜日。名古屋金山のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開かれた滝高校全体の令和5年度滝学園同窓会総会・懇親会に私たち昭和39年卒のクラス会である「二石会」の現会長須賀藤隆くん=元県立一宮高校校長など=に誘われ、それこそ久しぶりに出席。なつかしい校歌をうたうなど母校の雰囲気を肌で味わい、かつての先輩や後輩らとの旧交も温めてきた。
ことしは、昭和四十九年生まれ、平成5年普通科卒の須賀くんのご子息、英隆さんたちが総会・懇親会の準備委員を務め、【あなたの挑戦は何ですか? ~100年を超えて先に跳ぶために~】をスローガンに開かれたが、若き委員の皆さまには大変お世話になった。彼ら、彼女らのそれこそ有名ホテルのホテルマン顔負けの親身になっての気配りには、ある面で別の意味での〝滝高魂〟のようなものも感じられ、おかげで楽しいひとときとなった。出向いてよかったな、と思っている。
途中、舟木一夫さんたちがかつて学園内でロケを続けた【高校三年生】の映像が画面に大きく映し出されたり、滝の卒業生で現在は日本を代表するボディービルの選手で知られる卒業生の肉体美と演技披露がされる思いがけない名場面も。場内は喝采と拍手に包まれた。懇親会では、私の兄の親友で同級生、滝高教師でもあった澤木辰己さんはじめ、妹や亡き母が何かとお世話になってきた倉知正憲さんらにも思いがけず、お会いすることが出来た。そればかりか、同じ滝の同窓生で日本を代表するボディービル選手の見事な演技披露まで拝見出来、楽しく有意義なひとときとなったのである。ちなみに「二石会」からの出席は、私と須賀君だけであった。
♪水上遠き大岐蘇の 流れは永遠にはぐゝまむ 沃野尾北にひるがへる 自由の旗ぞ我が母校…… みんなそろって。思い出しながら。校歌を歌う滝学園の同窓生たち
思いがけずも。ボディービルで活躍する卒業生も。見事な演技を披露した
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本日付中日新聞サンデー版大図解は生誕120年、没後60年の日本を代表する映画監督・小津安二郎である。小津は1903年12月12日。東京・深川生まれで9歳のころ、父の故郷である三重県松阪市に移り、自宅近くの映画館・神楽座に通い、この時期に見たハリウッド映画「シヴィリゼーション」の影響で映画監督への夢を抱いたことなどがリアルにまとめられ中身の濃い、読む価値のある内容となっている。
バスケットボール男子の日本代表が2日、沖縄市の沖縄アリーナで行われたワールドカップ(W杯)順位決定リーグO組最終戦で世界ランキング64位のカボベルデを80―71で下し、今大会のアジア勢最上位を確定させて来年のパリ五輪出場権を獲得した。パリ五輪への出場決定は日本の団体球技では第1号。
日本大学が1日、部員が違法薬物事件を起こしたアメリカンフットボール部を同日から再度、無期限活動停止にしたと発表。国民民主党の代表選が2日投開票され、玉木雄一郎代表(54)が前原誠司代表代行(61)を破り、再選。中央大学の目加田説子教授が3日付の中日新聞【視座】で<海は一つ「処理水」への責任>を強調。なかなかいい内容であった。
(9月2日)
きょうは、私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」のウエブ作品集に若手ホープで「熱砂」編集委員でもある<天空を駆ける未来の作家>黒宮涼さんが連載小説「あの箱庭に捧ぐ 序章 心を知る」を公開。この物語は、こんごしばらくは「熱砂」紙上で連載として続くので、ひとりでも多くの方々に読んで頂けたら、と願う。物語の内容については、熱砂のWhat’s new(黒宮涼の連載小説「あの箱庭へ捧ぐ」連載開始)を参照していただきたい。
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けさの中日新聞の見出しは【地球沸騰 世界各地で酷暑、森林火災】【乾燥や強風 被害助長「日本も無縁でない」】というもので、『いま、世界が燃えている-。米ハワイ・マウイ島やカナダなど、各国で気候変動の影響とみられる森林火災が相次いでいる。異常気象による乾燥や強風が火災を助長。今年7月に世界の平均気温は史上最高を記録し、日本でも今夏の気温が統計開始以降の125年で最も高くなった。国連が「地球沸騰の時代が来た」と警告するなど、緊急の対応が求められている。(蜘手美鶴)』と緊急の対応を求める深刻な紙面でもあった。実際、世界は、このままどこまで燃え続け、広がっていくのだろうか。そんなことを思うと、空恐ろしくさえなってくる。
(9月1日)
金曜日。関東大震災(1923年)の発生から100年になる。しんぶん赤旗日曜版(9月3日付)の紙面【関東大震災・朝鮮人虐殺100年 朝鮮人は三度殺された 問われる植民地支配の責任】が気になる。朝鮮人虐殺は諸説あるが虐殺行為が事実としたなら、これらの行為は決して許されるものではない。
午後、一宮のスポーツ文化センターへ。
社交ダンスのレッスンのためだが、病を克服した若原先生の復帰後のレッスンも、いつもどおりに戻ってきたような、そんな気がする。なかでも〝よしこさん〟と〝えっちゃん〟がいつも、強力なアシスタントとして毎回、先生を補佐して私たちのレッスンに付き合ってくださっており、なんだか【チーム若さん】はまだまだ大丈夫、健在だな、と思った次第である。若先生の入院中、毎週一度フラワーパークに出向いて一人寂しくシャドーに打ち込んでいた日々が何だか嘘のようでもある。男性陣も熱心な方々ばかりで【若さん丸】がいよいよ、再出発したような、そんな気がするのである。
私たちは全員が健康である-ということのありがたさをしみじみ感じながらレッスンに励んでいる。