【一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2019年12月)】
2019年12月31日
かにかくにカウントダウン去年今年
=伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から
金融商品取引法違反と会社法違反の罪で起訴された前日産自動車会長で保釈中のカルロス・ゴーン被告(65)がプライベートのジェット機でトルコからベイルート入り。米国時間の30日(日本時間31日)、米国代理人を通じて「私は今、少年時代を過ごしたレバノンにいます」と明らかにした、と各メディアが報じ、大騒ぎになっている。
ゴーン被告は海外渡航禁止の条件で保釈中の身ながら無断で出国、逃亡したことになる。このままだと2020年に始まる予定だった公判の見通しはたたなくなった。さて、この結末はどうなるのか。目が離せない。ちなみにゴーン被告はレバノン国籍のほか、フランスとブラジル国籍も持つ。
レバノン当局はAFP通信に対し「ゴーン氏はベイルートに到着したが、どのようにして日本を出国したのか、は不明だ」と話しているという。その後、レバノンの大統領府担当・ジュレイサティ国務相は、ゴーン被告のレバノン入国を確認。その際にフランスのパスポートを所持していたことも確認しており、合法的な入国だったと述べている。なぜこうした事態が起きてしまったのか。
ちなみにゴーン氏の弁護士は「報道以上のことは知らない。寝耳に水です。出国が事実なら、保釈条件に違反している」と話している。一体全体、何が起きたのか。東京地裁は31日、保釈条件が変更されていないことを明らかにすると同時に東京地検からの請求を受け、ゴーン被告の保釈を取り消す決定をした。これにより、保証金計15億円は全て没収される。
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いよいよことし、令和元年も終わりである。
名古屋市の熱田神宮で30日、新年の五穀豊穣と無病息災を願い、重さ450㌔の大鏡餅が奉納された。愛知県内の農業関係者でつくる豊年講が1954年から毎年奉納しており、ことしは海部支部(あま市)が担当。雨の中、白い法被の上に雨がっぱを羽織るなどしたメンバー250人がビニールで覆った大鏡餅を担いで境内を歩き、拝殿に供えた。重さ70㌔の鏡餅三つも奉納された。
「第61回日本レコード大賞」の最終選考会が30日、東京都渋谷区の新国立劇場で行われ、平均年齢11・2歳の5人組ユニット「Foorin(フーリン)」が「パプリカ」で大賞に選ばれ、ちせ(9)は史上最年少記録となった。最優秀新人賞には女性アイドルグループ「BEY00000NDS」が選ばれたという。
東京株式市場は30日、ことし最後の取引である大納会を迎え、日経平均株価が前年末に比べて3641円85銭(18・2%)高い2万3656円62銭で取引を終えた。年末の株価としてはバブル経済末期の1990年いらい、29年ぶりの高値水準。米中貿易摩擦を巡り、協議が進展したことで上昇基調に転じたと見られる。
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31日。午前中、舞のアッシー君として、車であちこちへ。
先日、ずいぶんのほころびの修理をお願いしておいたカシミヤの上着もやっと手元に戻ってきた。このブレザー、今から30年ほど前のバブル全盛期の七尾支局長時代に当時、〈海を感じる心〉を国内外に発信しよう―と〈みかんの花咲く丘〉の作詞者加藤省吾さんはじめ、森繁久彌さん、詩人の長谷川龍生さん=いずれも故人=らの応援を得て地元・七尾青年会議所メンバーと心をひとつに、海の詩(うた)公募を実現させた際、服屋さんだったJCメンバーから25~26万円でエイヤアッ、と、ひと思いで購入したいきさつがある。
その後長年、愛用してきたが表地も裏地もかなり傷んでボロボロになってしまったので完全に元には戻らないとは承知しつつ、平和堂内に1店だけあるリメーク工房で費用と日にちをかけて直してもらった。道中「あのころは、おまえも大変だったよな。オレ、やせ我慢ばっかし、張ってたな」と言うと、彼女いわく「そうよ。自転車前かごに歩き始めたばかりの三男を、荷台にも次男を乗せ、ツルツル滑る雪道をよく買い物に行ったものよ。あなたは取材だ、取材だといって和倉温泉で酒ばかり飲んでいたじゃない。どうにもならないヒトだったよ」ときた。
これ以上はやめておこう。話せば話すほど自分が不利になることが目に見えているからだ。こんなわけで令和元年の最後の日は幕を閉じたのである。みなさま。よいお年を。
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ここで、ことしのNHK紅白歌合戦のハイライト部分(一部、舞がBSで見ていたマフィア暗黒史なども)を記録に残しておこう=いずれもNHK画面から。順不同
【ことしのわが家の重大ニュース】は以下のとおり。
▽春先、妻の舞の体調が優れず、池田医院と江南厚生病院で血液検査をはじめ胃と大腸検査などをしてもらったが幸い、異常はなかった。9月はじめには、子どもたちの勧めもあってあれほど嫌がっていた脳の大手術後の放射線治療(舞は東日本大震災のあった年、2011年に脳腫瘍の大手術をしている)を2泊3日の入院をして小牧市民病院で実施。12月に今度は放射線治療後の経緯について江南厚生病院でMRI(画像診断)検査をしてもらった。幸い、放射線治療後の経過は良好で、このまま順調によくなれば、と願っている。俳句と短歌に励む舞はことしも〈きょうの俳句〉を一年間、最強の味方でもある俳句猫「白」手助けもあって、つくり続けた。
▽私はといえば、だ。地元生活情報誌での週1ペースのコラム欄【人生そぞろ歩き】の執筆に始まり、情報サイト【江南しえなん】での小説〈ぽとぽとはらはら〉の連載、さらには私が主宰するウエブ文学同人誌「熱砂」でのエッセイをはじめとした各種執筆や小説「虹猫 シロは何でも知っている」の連載、文芸誌「季刊文科令和元年夏季号78」での〈雪割草―月の夜は菜の花の海で魚になる〉の発表など結構、忙しい1年をなんとかこなした。なかでも雪割草の掲載は多くの人々に感動をもって迎えられ、少し恥ずかしくもあった。「熱砂」の方は、若手の黒宮涼編集委員ら同人の理解と協力に支えられ、大がかりなリニューアルを無事終え、新年からはいよいよ新生「熱砂」の本格的な旅立ちが始まる。
▽5月26日に江南市の永正寺さんにお世話になり、亡き父の13回忌。親戚一同が集まり、マルサの男だった亡父の話題で盛り上がり皆、楽しいひとときを過ごした。12月8日には、和田の実家で来年6月1日に満100歳になる母(千代子)を囲んで恒例の兄妹会を実施。ことしは私たちが幹事だった。三男(システムエンジニア)が平成から令和に至る重要な時期に東京への半年近くに及んだ長期出張を無事こなした。お兄ちゃんにも、よく会って東京にはかなり詳しくなったようだ。次男も大垣でこの1年、本当によくがんばった。
▽愛猫シロちゃん(「白」の俳号を持つ世にも不思議な俳句猫で、いつも舞と俳句づくりを嗜んでいる。本名は、虹猫オーロラレインボー)が暮れになって、舞から【白狐】の称号を受ける。これからは霊猫として社会に君臨、人々はじめ、この世の中に福を与えていく存在に大きく脱皮していくのだという。それだけに、こんごが期待される。
▽秋に日本ペンクラブ京都例会の帰りにかつての任地でもある滋賀県へ。久しぶりに信楽高原鉄道に乗り、信楽の里ではNHKテレビの朝ドラ「スカーレット」のヒロインのモデル神山清子さんにお会いした。神山さんには、12月にももう一度、知人と訪ねてお会いした。信楽焼のでっかい松茸を抱いた渡り鳥ならぬ、貴重な幸せ狸を手に入れる。
▽「脱原発社会をめざす文学者の会(加賀乙彦代表)」の一員としての小説執筆や活動をはじめ、東京で開かれた第3回全国同人雑誌会議=文芸思潮と中部ペンクラブ主催、三田文学、季刊文科、日本文藝家協会と中日(東京)新聞後援=、さらには尾張芸術文化懇話会一員としての文化活動など等。何かと忙しい1年だった。
▽私たちの畑〝エデンの東〟へは、出来得る限りふたりで足を運んだ。幸い、大脇さんの温かい配慮と応援もあって、雑草地獄からも抜け出せ、なんとか1年を切り抜けた。現在は舞の手でチューリップが植えられているが、さてどうなるか。大脇さんのご配慮でタマネギも植えられており、この先が楽しみでもある。
12月30日
月曜日。ことしも残すは、きょうとあすの二日である。
きょうのここ尾張地方は朝から、身に染み入るような冷たい雨が〝ぽとぽとはらはら〟と降っている。令和元年、福島をはじめとした東北はじめ関東甲信越、長野などに甚大なる被害をもたらした台風19号の襲来などいろいろ不幸が重なったが、決して忘れてはならないことでもある。人々はこうした悲しみを乗り越え、それでも助け合い、励まし合って生きてゆかねばならない。
先日、突然、妻の舞から「あなたは、きょうから白狐(びゃっこ)になったのよ」と言われた2代目シロちゃん(詳しくは本紙【WORLD WINDOW 世界の窓】の「虹猫 シロは何でも知っている」の3.を読んでください)。なんだか〝白狐〟を意識してか、新年を前に、ここ数日の間に彼女ならでは、の風格がでてきた。でも無理することなんかない。「ふつうに。気楽にしておれば、いいのだから」と言い聞かせている。
白狐になってしまい。少し考え込む俳句猫(俳号は「白」)のシロちゃん
きのうは、舞と一緒に和田霊苑へ。亡き父の墓前に花を供え、近くの戦没者の墓にも。先の大戦で沖縄に散ったおじさん・母の弟にもお参りをし、彼女は一輪のバラを墓前に手向けた。帰りにはショッピングセンターに寄り、正月用のお茶なども買った。年の瀬とあって、人々の動きは、あわただしく運転する車の窓を流れる家々も、木々も、行き交う人たち、電線を飛び立つカラス、路上をヨチヨチ歩く野鳩さえもがだ。何かに追い立てられるように先を急ぎ、早足に見える。
お正月を前に、花が供えられた亡き父の墓。戦没者の墓には一輪のバラが
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帰ってからはここ二、三日前から始めた賀状書きに今度はそのことだけに時間を止められたかの如く黙々と、ひたすらにペンを進める。書きながら、この人は、あの人はどうしておいでか。そんな思いばかりが募りゆくのである。
そして。ことしもまた、新聞社時代に同僚としてともに助け合ったブンヤ仲間や大先輩の記者の何人かが、帰らぬ人となってしまった。なかでも昭和50年代に名古屋市西区のナゴヤキャッスルホテルを舞台に起きた愛知医大を巡る3億円強奪事件でミキちゃん(元中日新聞編集担当、今はなき故人・加藤幹敏さん)と足を棒にして犯人を追っかけた社会部サツまわり時代の、あの泣く子も黙る、いぶし銀だった愛知県警キャップ・沼正さんの逝去には胸が塞がれた。
合掌。おやすらかに。
夜。「うちの子は3人とも〝だるまちゃんとてんぐちゃん〟で随分お世話になってきたのだから。見なければ」と舞に勧められるまま見たのがNHKEテレの日曜美術館「92歳で亡くなった絵本作家・かこさとし最期のメッセージ▽戦争体験だるまちゃんとてんぐちゃん▽未完の超大作」だった。そうか、そうだったのか、と合点して一緒に見た。
そう言えば、小牧や七尾時代に舞が何やらこどもたちを前に、いつも絵本を読んで聞かせていたが、これだったのかと合点したのである。特に現在、科学者として社会に羽ばたいている長男となると、〝かこさん〟によるところが多いかも知れないと思うと、なんだか感慨深くもあった。特に、かこさんがビッグバンから現代に至る進化を描いた科学漫画には感銘させられた。たいした方だと思う。
かこさんと、その手になるだるまさんとてんぐさん(NHKEテレから)
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来年の干支にちなんだ巨大な黄金のネズミのオブジェが29日、津市の辰水神社にお目見え。地元有志が毎年制作する「ジャンボ干支」だそうで東京五輪・パラリンピックを意識し、トーチを手にした表情には「かわいい」「の声も。
セブン―イレブン・ジャパンが29日、自主的に時短営業をしていた大阪府東大阪市の加盟店オーナーに31日付でフランチャイズ契約を解除すると最終通告。オーナーは反発しており、地位確認などを求める訴訟を検討、店の明け渡しを拒否、31日と元日は休業し1月2日から独自に営業を続けるという。
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件で先に東京地検に収賄容疑で逮捕された衆議院議員・秋元司容疑者(48)=東京15区。自民党を離党=。その後の調べで、かつて秋元容疑者が顧問を務めていた芸能関係会社が同容疑者の私設秘書の給与を一部負担していた疑いのあることが判明。秋元容疑者はIR担当の内閣府副大臣だった2017年9月、IR参入を目指していた中国企業「500ドットコム」側から現金300万円を受け取ったなどとして逮捕された。
安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に妻昭恵さんの出身学校の後輩や主宰する女性フォーラムの参加者が多数招待されていた、と関係者が証言。
12月23日
聖夜待つ予報の雨の雪になれ
=西村和子 毎日新聞23日付朝刊〈季語刻々 坪内稔典〉から
一年の傷口沁みる柚子湯かな
=伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から
愛知、三重の多くの公立小中、高校などで二学期の終業式があった。
きのうは1年でもっとも夜が長い冬至。そして。きょう、上皇さまは86歳の誕生日を迎えられた。新聞報道によれば、上皇さまはライフワークである魚類研究に取り組まれており、オキナワハゼ属に関する新しい論文を執筆中で皇居内の生物学研究所に週に2、3回は訪れられる。また就寝前には上皇后の美智子さまのピアノと一緒にチェロを楽しまれているという。
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クリスマスを前に猫の恩返しをしてきたシロちゃん=23日午後写す
「どう、こうして捕まえたんだよ」と話すシロ。「この世に生きるものは、ニンゲンに限らず皆、懸命なの」と言っているようでもある
わが家の愛猫シロちゃん=「白」の俳号を持つ俳句猫。本名はオーロラレインボー=が、あすの【きよしこの夜】の〝聖夜〟を前に、きょうの昼過ぎ、吟行から帰ったその足で私たち家族に思ってもいなかった〈猫の恩返し〉をプレゼントしてきた。
というのは、今では大切な家族の一員でもある、このシロちゃん。いつものように朝、仕事に行くおかあさんを私と一緒に玄関先で送り出したあと吟行がてら、自宅周辺の草原へ。私もその後、用事で外出したが昼過ぎに戻ってほどなく、彼女も帰宅。何やら盛んに私にまとわりつこうとするので何事かと覗くと、口にくわえていた昆虫をホラッ、といった具合に放り投げてきた。
よく見ると、それはバッタで幸いケガはしていなかったので、手でそっとつかんで外に出してやると、シロは満足そうに引っくり返ったのである。
夜。帰宅した舞にこの珍事を話すと、「あすはクリスマス・イブでしょ。だから、シロちゃん。わたしたちに日ごろのお礼を兼ねてクリスマスプレゼントとしてバッタを口にくわえて〝いつもありがとう〟って。そう意思表示してくれたんだよ。前にも、そんなことあったよね」と彼女。私は「あっ、そうか。そうだったのか」と思い、シロちゃんを抱き寄せ「ありがとう」と礼を述べた。
外出先から帰ると、いつもはこんな調子で疲れ切って寝てしまうのだが。
そういえば、このところはチョットあれやこれやと書かねばならぬことが多すぎて本紙「熱砂」の〈世界の窓〉欄で随時、連載中の【シロはなんでも知っている】から少し遠ざかっている(取材は怠りなく続けているのだが)。シロは猫の恩返しをしながら「アタイの小説の方、どうなっているの」とも意思表示したかったのでは、と私は思ったのだが。いずれにせよ、書こうが書くまいが、だ。シロはもはや、わが家族にとってはかけがえのない存在である。ありがとう、とつい顔を撫でまわしてお礼を言ったが、メリー・クリスマスを前になんだか、きょうばかりはジーンときてしまった。
このところは先日、お隣さんから思いがけず、いただいた柚子をお風呂に浮かべて入っている。やはり気持ちがいい。もらってばかりはいけないので友人から届いた愛媛みかんを少しだけ、おすそ分けさせていただいたが喜んでもらえて良かったな、と思う。
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年末恒例の男子第70回、女子第31回の全国高校駅伝競走大会が22日、京都市であり仙台育英(宮城)が2015年の世羅(広島)いらい4年ぶりの男女同時優勝を果たした。仙台育英は1993年にも達成しており、2度の男女同時優勝は史上初めて。また東京の国立代々木競技場で22日あったフィギュアスケートの世界選手権(来年3月・モントリオール)代表選考会を兼ねた全日本選手権で宇野昌磨選手(トヨタ自動車)がフリーで逆転し4連覇を達成、羽生結弦選手(ANA)との直接対決で初めて勝利した。
きょうの各紙朝刊報道によれば、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、政府が沿岸部の埋め立てや護岸造成などの工期の見積もりを当初の5年から10年程度に見直したという。埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤の改良工事に時間がかかると判断したというが、率直な感想としてこれが事実としたら、だ。普天間返還時期は2030年代にまでさらに遅れる可能性があり、そうまでして移設をする必要があるのか。疑問に思う。沖縄の人々の幸せ最優先に考えれば、環境破壊の防止とか海洋汚染の一掃など、もっとほかにすべきことがあるのではないのか。
韓国のソウル東部地検が23日、前釜山市副市長の不正をめぐる内部監査のもみ消しに関与した疑いがあるとして職権乱用容疑でチョグク前韓国法相の逮捕状を請求、裁判所は26日、逮捕を認めるかどうかを審査するという。
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22日に行われた漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2019」で駒場孝(33)と内海崇(34)のコンビ「ミルクボーイ」が令和初の王者に。一夜明けた23日、ふたりは東京・名古屋・大阪で計7本の生放送や収録に出演。仕事のオファーが50本以上殺到、引っ張りだこの〝シンデレラボーイ〟に。「優勝すると人生が変わる」とは、このこと。
ボクシングのWBAミドル級王者の村田諒太(33)=帝拳=が23日、横浜アリーナで行われた王座復帰後、初の防衛戦で同級8位の挑戦者、スティーブン・バトラ―(24)=カナダ=を5回2分45秒TKOで退け、王座復帰後の初防衛を果たした。
安倍晋三首相が23日、中国の習近平国家主席と北京の人民大会堂で会談し、来春予定される習氏の国賓来日に向け、協力することで一致。
米大リーグ・マリナーズなどでプレーし、3月に現役を引退したイチローさん(46)=本名・鈴木一朗さん=が22日、故郷の愛知県豊山町で「イチロー杯争奪学童軟式野球大会(中日新聞社共催)」の最後の閉会式に出席。日米で28年、プロの選手として活躍した経験を振り返り、子どもたちに世界への挑戦を促したという。イチローさんは常に努力することの大切さを子どもたちに伝え続けてきた。おつかれさま。イチローさん! これからもよろしく、お願いします。
東電福島第一原発で増え続ける処理水の処分方法などを議論する政府の小委員会の会合が23日開かれ、経済産業省は国内外で処分実績のある海洋と大気への放出を軸に、三通りの方法を検討してはどうかとする取りまとめ案を提示したという。
12月19日
春夏秋冬鉄路の続くどこまでも
=伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から
木曜日。めっきり寒くなった。そんななか、私は社交ダンスのレッスンで市内の公民館に出向いた。ジルバ、ルンバ、タンゴとステップを踏んで昼前に帰宅すると、朝はやく俳句づくりの吟行を兼ねて外に出ていた愛猫、2代目シロちゃん(「白」の俳号を持つ俳句猫。本名オーロラレインボー)が私の帰りを玄関先で待っていてくれ、玄関ドアを開けると同時にわが家に一緒に入ってきた。これでは、人間と同じ。それこそ、人間猫である。
本日付中日夕刊1面のトップ見出しは【トランプ大統領弾劾訴追 米下院可決、史上3人目 上院で来月弾劾裁判 ウクライナ疑惑】で、総合リードは「米下院は十八日の本会議で、トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾訴追決議案を採決し、野党民主党の賛成多数で可決した。弾劾訴追を受ける大統領は、建国以来三人目。年明けには上院で弾劾裁判が行われ、三分の二以上が賛成すれば有罪となり罷免され、未満なら無罪となる。来年の大統領選を控え、共和、民主両党の政治的対立は頂点に達しようとしている。」というものだった。
2020年東京五輪で47都道府県、858市区町村を巡る聖火リレーの各地のランナーが、きのう17日、大会組織委員会から発表された。それによると、最初のランナーには東日本大震災が起きた2011年にサッカー女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバーが起用される。聖火リレーは来年3月26日に東京電力福島第一原発事故の対応拠点となった福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)を出発。震災直後に日本を元気づける快進撃で国民栄誉賞も受賞した「なでしこ」の優勝メンバーは〝復興五輪〟の理念からもふさわしいと判断されたというが、そのとおりだと思う。
愛知県田原市の養豚場でまたしても豚コレラの感染が確認された。この養豚場では11月にワクチン接種をしたばかりだったが、国の指針に従って未接種だった子豚から豚コレラが検出されたという。ワクチン接種をした養豚場での感染は、11月の同県西尾市に次いで全国で2例目というが、なんたることか。大村秀章知事も「ワクチンを摂取した豚から生まれた子豚の感染は、衝撃を持って受け止めざるを得ない」と話している。
2020年度開始の大学入学共通テストに関連、萩生田光一文部科学相が17日の閣議後記者会見で国語と数学への記述式問題導入を見送る、と発表。共通テストでは先に英語民間検定試験の活用も見送られており、大学入試改革はこれで大半が白紙に戻ったといってよい。
東海道新幹線の車内で昨年6月、乗客の男女3人を殺傷し殺人や殺人未遂などの罪に問われた無職小島一朗被告(23)の裁判員裁判で横浜地裁小田原支部は18日、「自己中心的で身勝手な犯行。反省の態度もない」として求刑どおり無期懲役の判決を言い渡した。
それはそうと、きのう朝刊を開き、私の名前と同じだった、あの七尾市和倉温泉の小田孝信さん(加賀屋元社長)の病による死去を知り、悲しくなった。厳しくはあったが、とても優しい方で新聞社の七尾支局長在任時には、お兄さんの禎彦さん(禎のしめすへんは、本来はころもへん)ともども本当によくして頂いた。それだけに、残念でならない。そして。小田孝信さんの訃報の隣には、中日新聞元論説主幹・宇治敏彦さんの逝去も報じられていた。ああ~。
一方で白血病と闘っている競泳女子の池江璃花子さん=ルネサンス=が17日に退院。2024年パリ五輪で表彰台を目指す考えを自身のホームページで明らかにした、とのニュースも。こちらは心が弾み、それこそ「がんばって」と応援したい。
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囲碁の第四十五期天元戦五番勝負(中日新聞社主催)の第五局が18日午前9時から徳島市の徳島グランヴィリオホテルで打たれ、午後5時36分、井山裕太天元(30)=棋聖、本因坊=が挑戦者の許家元八段(21)に二百三十四手までで白番中押し勝ちし、対戦成績三勝二敗で五連覇を達成、名誉天元の称号を得た。
かんぽ生命保険の不正販売を巡り、外部弁護士らでつくる特別調査委員会が18日、法律や社内規則に違反している疑いのある契約が12836件に上った、と発表。おったまげたとは、このことか。
愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が一時中止となった問題で、県の外部識者による検討委員会(座長・山梨俊夫国立国際美術館長)が18日、調査結果の最終報告と次回へ向けた提言をまとめた。それによると、中止から再開にいたる経緯を「危機を介しての芸術祭の成熟を得た」と評価する一方、作品の展示方法や芸術監督による企画の進め方などの問題点も指摘、改善を促したという。
東京地検特捜部は19日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業への日本での参入を目指していた中国企業側が、海外から現金数百万円を不正に持ち込んだ疑いがある外為法違反事件で事件の関係先として自民党の秋元司衆議院議員(48)=東京15区=の衆院議員会館の事務所と東京都江東区の地元事務所を家宅捜索。特捜部は既に秋元氏を任意で事情聴取しており、こんごは押収資料を分析し関与の有無を調べることにしている。
ジャーナリスト伊藤詩織さん(30)が元TBS記者山口敬之氏(53)から性暴力を受けたとして1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で東京地裁は「酩酊状態の伊藤さんに対し、合意なく性行為に及んだ」と認め、山口氏に慰謝料など330万円の支払いを命じた。
東海地方を拠点にした作家で文芸評論家としても活躍。小島信夫文学賞の選考委員を務め、中原中也の評伝なども手がけ、故・金子兜太さんとも親交があった愛知県刈谷市の青木健さんが肝臓がんのため死去。75歳だった。
12月12日
あの人に冬の満月この人に
=伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から
日本漢字能力検定協会が12日、2019年の世相を一字で表すことしの漢字を新元号「令和」にも使われた【令】に決めた、と発表。清水寺(京都市東山区)の森清範貫主が同寺奥の院の舞台で縦1・5㍍、横1・3㍍の和紙に特大の筆で揮毫し、寺に奉納した。「仲良く互いに助け合っていかなければならない。皆さんの気持ちが明るく、よい年になるよう願って書きました」とは、森貫主。
木曜日。西に東に、と。このところのハードな日々も手伝ってか、少し風邪気味だ。
それでも、きょうは午前中、木曽川河畔に建つ、市内の公民館までマイカーを走らせた。社交ダンスのレッスンのためで、わが師・若さんの指導のもと、ふたりでワルツとルンバを繰り返し踊る。ルンバを踊る一方で〝若さん〟、すなわち彼女は盛んに〈人間の美意識〉〈美しい姿〉とはなんぞや、について私に説明。要は、ダンスを踊るときのように背中から首にかけての姿勢を常時正しくすれば、自ずと体全体のラインもよくなってくる、というものであった。なるほど、と思った。
今月は既報のとおり4日の信楽行に続き、8日には、私たちの母(母の千代子は来年6月1日で満100歳になる)を実家で囲んでの兄妹会、9日の東京での脱原発社会をめざす文学者の会の幹事会と忘年会、さらには地元尾張地区の生活情報誌へのコラム執筆、他にも依頼原稿の執筆などに追われ、結構あわただしい日の連続となっている。ありがたいことではあるが、やはり体力にも限界がある。
今も元気でいてくれる私の母(8日に江南市の実家で写す)=母は、生後13日目の私を抱いて満州の荒野(奉天)から泥の川を渡り、何十㌔も歩き、ぎゅう詰めの無蓋列車に乗るなどして葫蘆島にやっとこせ辿り着き、ここから引揚船に乗って舞鶴にたどりついた。船内では日本を目の前に、赤ちゃんも含めて多くの人びとがバタバタと倒れ、死んでいったという。
脱原発社会をめざす文学者の会忘年会の席の1断面とスナップ。来年からの入会が決まった木枯し紋次郎さん・中村敦夫さんの姿も。にぎやかに進んだ
そんななか、先日、東京メトロ車中で私よりも年寄りとみられる男性から席を譲られたのには参ってしまった。私は「ありがとうございます」とすなおに礼を言って、座らせて頂いたのだが。私がよほどの年寄りにみえたのか。それとも疲れ切った顔をしていたのか。そのどちらかに違いなかろう。帰宅してこのことを話すと舞いわく「あなた。もう、遠の昔におじいちゃんなのだから」ときた。やれやれだ。これではそれこそ、〝ぽとぽとはらはら〟である。
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東日本を中心に大規模な浸水被害や土砂崩れを起こした台風19号の上陸から12日で2カ月。被災地では直後の豪雨被害も含め8県でなお、1691人(11日現在)が避難所に身を寄せているという。
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で初の八強入りを果たした日本代表のパレードが11日、東京・丸の内であり、推定5万人の観衆が詰めかけ、主将のリーチ・マイケル選手(東芝)らは「日本中がワンチームになったことが嬉しかった」と感謝の気持ちを伝えた。
米誌タイムが11日、毎年恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に地球温暖化を求める若者の世界的運動の先駆けとなったスウェーデンのグレタ・トゥンベリさん(16)を選んだと発表。同じ日、スペイン・マドリードで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)の閣僚級会議で小泉進次郎環境相が演説。日本の石炭火力発電につき「世界的な批判は認識している。今以上の行動が必要だ」と地球温暖化対策の重要性を強調したものの【脱石炭】に踏み出す表明はしなかった。
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原子力規制委員会が11日の定例会で関西電力大飯原発1、2号機(福井県おおい町、出力各百十七万五千㌗)の廃止措置計画を認可。関電は2048年度に廃炉を完了し、費用は1187億円が必要としており、認可により廃炉作業に着手可能となった。
ヘイトスピーチ対策として全国初の刑事罰を盛り込んだ差別禁止条例が12日、川崎市議会で成立。2016年のヘイトスピーチ対策法施行から3年たっても根絶していないとして具体的に禁止行為を明示し、実効性の確保を狙うもので、罰則も含めた全面施行は来年7月1日。
ノーベル化学賞を受賞した名城大教授で旭化成名誉フェローの吉野彰さん(71)は10日の授賞式に続き、11日夜(日本時間12日未明)はスウェーデンのカール十六世グスタフ国王主催の王宮晩餐会に和服姿の妻久美子さん(71)と共に出席した。
映画「仁義なき戦い」などで活躍した俳優の梅宮辰夫(うめみや・たつお、本名辰雄=たつお)さんが12日午前7時40分、慢性腎不全のため神奈川県内の病院で死去。81歳だった。旧満州(現中国東北部)生まれ。
12月7日
土曜日。横浜で初雪。東京、名古屋など。どこもひとケタの寒い日となった。
飛騨高山ではお正月を前に伝統的な正月飾り「花もち」の生産が最盛期に。仙台では冬の風物詩「SENDAI光のページェント」が、神戸でも「神戸ルミナリエ」が開幕し、全国各地で光りの季節到来である。
きのう北海道の札幌や東北、山陰の一部では雪が降り、ここ濃尾平野の一隅、尾張名古屋は清流・木曽川河畔に佇む江南の地ももう、すっかり冬で、駅前や街なかがささやかなイルミネーションに彩られている。
ここ数日の間に日本列島は急に寒くなってきた。
クリスマスを前にちいさな町も光りの電飾に彩られ、人びとの目を奪っている
世界に目を注げば、キリスト教カトリックの総本山バチカンのサンピエトロ広場でも5日、クリスマスツリーの電飾が点灯され、本格的なクリスマスシーズンが到来。キリスト降臨の場面が再現された模型「プレゼピオ」も設置、サンピエトロ大聖堂を背に高さ26㍍のツリーが3、2、1のかけ声と共に輝くと大きな拍手がわきあがったという。
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4日。アフガニスタン東部で人道支援に取り組んできた福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師中村哲さん(73)が武装集団による銃撃で殺害されるなど、あいも変わらず思ってもいなかった多くの出来事が波のうねりの如く怒涛となって起き、そのつど人々を悲しませたり憤らせたりしている。
フランスでは5日、マクロン政権がめざす年金制度改革に反対する国鉄職員らを中心とした大規模ストライキに合わせ、全国でこの日行われたデモ参加者は80万6000人に上ったという(労組発表によれば、150万人)。
ほかには国際オリンピック委員会(IOC)が5日、柔道の1984年ロサンゼルス五輪男子無差別級金メダリストで日本オリンピック委員会(JOC)会長の山下泰裕氏(62)をスイス・ローザンヌでの理事会最終日の審議で新委員に推薦することを決定=来年1月にローザンヌで開かれる総会で正式決定=。ことし野球殿堂入りした元中日の立浪和義さん(50)を祝う会が5日、名古屋市内のホテルで行われたりした。
世の中いろいろ、人生もいろいろ。社会すべてがナンダカンダと混沌と流れるなか、こうしてまるで地殻変動の如く少しずつ動き、地球という顔そのものをさえ変えていく。
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私。一匹文士の伊神権太といえば、だ。4日に寒風のなか、この冬初のコートに身を包んで山深い滋賀県信楽町に出向き現在、NHKの朝ドラで放映中である「スカーレット」の主人公のモデルとされる神山清子さん(83)にお会いし、互いに時の過ぎゆくのを忘れるほどにアアダコウダと話しに熱中し、充実したひとときを過ごした。
信楽では、久しぶりにお会いした友と道中、近江牛をたらふく食べたばかりか、土産物店では信楽焼のかわいらしい狸の置物まで手にすることが出来、人生いと面白きかな、を実感したのである。
わが家の一員に迎えられた信楽焼のかわいいタヌキの置き物
狸さんの説明書きと信楽古窯の説明
6日夜は舞にせがまれるまま、江南市民文化会館へ。
1945年(昭和20年)8月9日。広島に続き、長崎にも原子爆弾が落とされたが、まさに同じ日にソ連軍が国境を越え、満州への侵攻を一方的に開始。その当時の模様がリアルに描かれた映画「遠い約束 星になったこどもたち」(終戦69年ドラマ特別企画 平成26年度第69回文化庁芸術祭参加作品)を見るためだった。
実を言うと、私自身が翌昭和21年の3月に満州の奉天(現瀋陽)で生まれ、生後13日目には葫蘆(ころ)島からの引揚船に乗り、舞鶴に引き揚げてきた。その実体験を母から何度も聴かされてきているだけに、この【不戦の集い】映画鑑賞会(尾北労働組合総連合、尾北安保破棄実行委員会主催)は私たちにとって特別に有意義な集まりだったといえなくもない。
『戦時下の東南海地震 きょう75年 学徒動員級友犠牲に 半田・中島飛行機で被災川本さん 「天災であり人災」』とは、本日7日付中日新聞朝刊軟派(社会面)のトップ記事だ。
記事は戦時下の1944(昭和19)年に起き、千人を超す死者が出た昭和東南海地震=午後1時35分ごろ、紀伊半島南東沖を震源に発生。マグニチュード7・9。死者・行方不明者は東海地方を中心に1183人、全壊・流失家屋は2万戸を超えたという=から7日で75年になったとし、戦闘機を生産していた中島飛行機半田製作所では多くの動員学徒が死亡したことに触れ、京都市から動員され、級友13人を亡くした人の証言を紹介している。
そういえば、あすは日本軍が米国ハワイの真珠湾を攻撃し戦争のぬかるみにはまっていった、まさにその日だ。と同時に仏教の開祖である釈迦が悟りを開いた日でもあり、江南市の永正寺では〝お寺deマルシェ〟が開催される。
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2019年に生まれた赤ちゃんの数が1899(明治32)年の統計開始から初めて90万人割れし、過去最少に。
米国防総省が5日、中東地域に米軍1万4000人を増派する可能性がある、との一部米メディアの報道に関連してこれを否定。「現時点で検討していない」との声明を発表。
中日新聞の本日6日付の夕刊によれば、東京五輪・パラリンピック組織委員会が来年3月20日開催される聖火到着式(宮城県東松山市)で航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が航空機5機から青、黄、黒、緑、赤の煙を発し、上空に五輪を描くことを決めたという。1964年の東京五輪、98年の長野冬季五輪に続き五色で鮮やかに空を彩るという。
リチウムイオン電池の開発でことしのノーベル化学賞に選ばれた、名城大学教授で旭化成名誉フェローの吉野彰さんが5日夜(日本時間6日未明)、授賞式が開かれるスウェーデンのストックホルムに到着。吉野さんは7日の記者会見、8日の記念講演などさまざまな行事に参加し10日夕(日本時間11日未明)の授賞式に臨む。
警察庁が6日、道交法の条文を改正してあおり運転を定義化、新たに罰則を創設する方針を固めたという。違反1回で15点以上として免許は即取り消し、再取得までの欠格期間は1年以上、罰則2、3年程度の懲役刑も想定しているという。
12月2日
ことし話題になった言葉に贈られる「2019ユーキャン新語・流行語大賞」が2日発表され、年間大賞にラグビー・ワールドカップ(W杯)日本代表のスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」が選ばれた。この日、スペインの首都マドリードでは国連気候変動枠組み条約第25回契約国会議(COP25)が始まり、2020年に本格実施が始まる地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」について詰めの協議が始まった。会議は13日まで続く。
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男は口を開くや「彼は、気骨ある詩人です」と絶叫。「かつて、こんなことがありました。私が出す手に、それまで誰もが、よう反撃してこなかったのに。なんと。モリカワは、見事に私に反撃のパンチを食らわしてきた。……低俗きわまる、愚かな政治家たちのために、こんなに愚弄された時代はかつてなかった。」
「日本の文学が危ういところにきている。国とは、ことば。はじめに言葉があり、言葉は真理なのだ。(言葉が今まさに教育面でも軽視されようとしている)〝その時〟をもってふたりの詩人がこうして結ばれた。そのことに私は無限の喜びを感じている。どうか苦悩しながらやっていってほしい。私は、ふたりには最高の敬意を表したい」
ところは、目黒川に面した東京・中目黒のドイツ料理のレストラン「シュマッツ ビアダイニング 中目黒」。冒頭は、絶叫詩人で知られる福島泰樹さん、その人の心から絞り出した、お祝いのことばである。福島さんが同じ詩人仲間の森川雅美さん、野武由佳璃さん夫妻の結婚披露パーティーで放った、偽りなきお祝いの言葉第一声が、これである。
このめでたい会には、ほかにこのところ脚光を浴びつつある詩人の渡辺めぐみさんはじめ大勢の詩人仲間らが参集。私は森川夫妻が「脱原発社会をめざす文学者の会」の盟友であることと、かつて今は亡き偉大なる詩人長谷川龍生さんの一番弟子であることもあって、尾張名古屋から都心に駆けつけた。森川雅美さん、野武由佳璃さんともに50を過ぎてからの激しく、熱い、たまらないラブストーリーの成就だけに、仲間たちみんなでそのお祝いを心から、というわけである。
そして。運命のいたづらなのか。たまたま私、伊神権太の横に座ったのが、あの絶叫詩人(歌人)の福島さんだった。福島さんのことは妻の舞がずっと以前からファンだったこともあり、いっそう親近感を抱いたのである。ことし8月20日に逝ってしまった龍生さんのことや、あとを追うように10月31日に逝去された詩人最匠展子さん、在りし日の辻井喬さんの思い出、さらには、かつて日本の詩人が結集して実現した石川県七尾湾に浮かぶ能登島であった能登島パフォーマンス(クリエイション・イン・能登島)のことなどにも話が及んだのである。
パーティーには、ドラマーとして活躍、由佳璃さんを姉と慕う後藤マスヒロさん、詩人仲間の常木みやこさん、職場の同僚でこちらも野武さんを姉同然に慕う永井治代さんらの姿も。白ワインやビットブルなどを味わいながら「ヨーロッパでは、ネ。短歌も俳句も。みんなひっくるめて【詩】なのですよ」「何ごとも簡潔に。できるだけ短く。詩人は言い過ぎはよくない。含みを持たせなくっちゃあ」などと談笑の場となった。
この日は、各界代表の祝福のあいさつに続き、〈神結びのうた〉(野武由佳璃さん作)など夫妻の詩の披露と本人による朗読もあった。
つねにあなたは傷に近く……、と新妻を前に自作の詩を朗読する森川雅美さん
神結びのうた 野武由佳璃
この空を この海を
渡れる風に なるよりも
命かけて たどり着く
言葉よ 森に さえわたれ
冬が落とした 涙
冷たく冷えた足に
君の見た海を
いまはたどるばかり
恋人よ このままで
今を生きるしか 出来ないと
軽き夢など 柔らかき
その唇よ 懐かしき
春がまたおとづれる
苦しみは花と散る
そよ吹けよ 風はるか
いまは夜を ゆかん
この命 この想い
伝えるすべを持たぬより
熱き想い 語れ君
祝福を受ける森川さん夫妻(中央)
福島泰樹さん(左端)らもお祝いに駆けつけた
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NHK朝の連続テレビ小説「スカーレット」の舞台、滋賀県信楽町で移動式の店舗を各地で展開する信楽焼の窯元が人気の的となっているという。売るのは、焼き物ではなくて窯の余熱を生かした「信楽窯焼きアップルパイ」で、絶妙な食感が評判だとか。各地のイベント会場では〝幻のアップルパイ〟と呼ばれている。
2日付中日新聞夕刊によれば、政府はこの日の東京電力福島第一原発の廃炉・汚染水対策チームの会合で廃炉に向けた工程表「中長期ロードマップ」の改定案を示し、廃炉作業の最難関とされる燃料デブリ(溶解核燃料)の取り出しを、2号機から2021年中に始める方針を正式に明記。31年までに1~6号機全基で、使用済み核燃料プールに残る燃料計4741体の搬出完了を目指すことも盛り込んだという。
米ソ両国首脳が冷戦終結を宣言した1989年のマルタ会談から2日で30年。ベルリンの壁崩壊で始まった東欧社会主義陣営の大変革はソ連崩壊を招き、米国は唯一の超大国に。しかし米国第一を掲げ、同盟を軽視するトランプ大統領の登場で世界での指導的地位は低下しつつある、とは2日付中日新聞1面の「冷戦終結30年 世界多極化」の記事。
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▼英オックスフォード辞典が選んだ今年の言葉は「気候非常事態」。地球はもう待ってくれまい。そんな不安が世界に広がる。国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)が二日に開幕する。実のない「居留守」のための相談にしてはなるまい。(2日付中日春秋から)
米大リーグで活躍し3月に現役引退したイチローさん(46)が1日、神戸市のほっともっとフィールド神戸で高校野球の強豪、智弁和歌山高の教職員チーム相手に軟式球による草野球でプレー。「KOBE CHIBEN」の一員として「九番・投手」で背番号1をつけて出場し、6安打で完封し16三振を奪った。
打撃でも一塁強襲の三塁打を放つなど4打数3安打、1四球と活躍し試合は14―0で大勝。131球の力投に「まだいける」とイチローさん。相手チームの監督を務めた藤田清司さんは快速球に「あの球は草野球の人間には打てない。うちのチーム全員が世界のイチローさんと出会ったことが思い出。楽しかった」と声を弾ませたという。