【一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2020年1月)】

2020年1月30日
 冬銀河はやぶさ2の挑戦よ
 =伊神舞子の〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 宮内庁が30日、上皇さま(86歳)が29日夕、お住まいの皇居・吹上仙洞御所で一時意識を失い、倒れられたと発表。宮内庁病院で30日午前に頭部MRI検査を受けた結果、原因となる所見は見つからなかったという。上皇さまが意識を失って倒れられた際、そばにいた上皇后さまが支え非常ブザで侍医を呼び侍医が駆けつけた際、上皇さまは意識がなく、いびきのような息づかいをされていた。しばらくして意識が戻り、寝室に運ばれ、処置を受けられたという。
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 世の中、いや、私たちが住む地球の全体が小動物、コウモリ媒体による新型肺炎で様変わりしてしまいそうな。そんな危機的状況になってきている。この苦境をどう乗り越えたらよいのか。人類そのものの叡智が試されている。急拡大中の新型コロナウイルス感染が、日に日に拡大かつ深刻化している。

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる新型肺炎の感染者が全世界で急速に拡大。30日正午の段階で中国本土を中心に22の国・地域で7711人(うち重症者1370人)、死者も170人に及び、武漢市は市への出入りそのものを全面閉鎖するなどパニック状態に陥っている。
 新型肺炎の感染者の急速な広がりには、日本政府も武漢に全日空チャーター便を飛ばし、現地に滞在していた邦人206人が29日帰国したのに続き、30日にも210人が帰国。このうち29日の退避第1便で帰国したうち計13人に発熱やせきなどの症状があり、12人が入院。うち5人は新型コロナウイルスの検査で陰性と判明したという。残る全員が千葉県勝浦市内のホテルに宿泊した。日本政府は引き続き29日夜にも、チャーター便1機を武漢に向け出発させ、30日までに2便で計416人の邦人が到着。武漢にはなお多くの邦人が残っており、少しでも早く帰宅出来るよう手立てを打っているという。
 また、この間、日本国内での感染者は無症状の感染者も含めて計14人に(30日夜現在、チャーター便帰国者3人を含む)。先に感染した奈良のバス運転手のバスに同乗、運転手や武漢からの観光客とは何日もの間、〝濃厚接触〟していた女性ガイドも感染していたという。

 それにしても、今回のこの深刻な事態。2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の中国本土の感染者数を上回る勢いだという。このまま悪化の一途をたどれば、水の都・ベネチアなど中世ヨーロッパで猛威を振るった恐ろしい疫病・ペストに匹敵しかねない悪夢もありうるだけに、万全な水際作戦が望まれている。場合によっては、ことし夏に開会予定の東京五輪の開催にも影響しかねない。それだけに、日本中、いや世界中が固唾を呑んで推移を見守っているのが現状である。日本国内では、ここ尾張地方も含め、至るところでマスクの品切れが深刻化してもいる。
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 国営通信、新華社の29日のインタビュー報道によれば、中国政府の専門家グループトップの鍾南山(しょうなんざん)氏が今回の新型ウイルスは「2017年にコウモリの一種から見つかったウイルスと起源が同じだ」と述べた。鍾氏は「2002~03年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)と同様、コウモリから別の動物を介して人に広がった」との見方を示し、中間宿主となった野生動物の特定を進めているという。「致死率は特別高くないが感染力は比較的強く、ワクチン開発には3、4カ月かかる」とも。
 中日の選手らが29日、春季キャンプ地の沖縄入り。この日は66選手が夕方、那覇空港に到着。新選手会長の京田が「みんながけがなく、無事に1カ月を終えられるようにしたい。優勝に向けてしっかりまとまっていきたい」の弁。
 元大関豪栄道の武隈親方(33)=本名沢井豪太郎、大阪府出身、境川部屋=が29日、東京・両国国技館で引退会見。「やりきった気持ちだ。相撲を取る気力がなくなった」と述べ大関昇進伝達式の口上で「大和魂を貫いてまいります」と述べた決意について「自分の中ではやり通した」と話した。豪栄道は9度目のかど番で臨んだ初場所で5勝10敗と負け越し、史上10位の33場所在位した大関からの転落が決定し、28日に引退。意思を固めたのは負け越しが確定した12日目の夜だったという。
 東京地検特捜部が日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(65)が保釈中に逃亡した事件で入管法違反事件の関係先として弘中惇一郎弁護士の事務所を29日、家宅捜索。面会簿を押収した。前会長が逃亡を手助けしたとみられる米国籍の男と弁護人だった弘中弁護士の事務所で面会していた疑いのあることが判明。弘中弁護士の事務所の家宅捜索になった。
 スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンべリさん(17)が29日、自身の名前を商標登録する手続きを取ったと、写真共用アプリ「インスタグラム」で明らかに。無断で名前を使って商品を売る行為が横行しており、地球温暖化対策を訴える活動を守るためだ、としている。

1月27日
 雪こんこ目にあたらしき景ならず
 =伊神舞子の〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 月曜日。きょうは結構寒い。なのに、ここ尾張平野に雪は一向に降ってはこない。

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 そんな世の中に降って湧いた話題がふたつ。ひとつは「明」であり、今ひとつは「暗」とでもいえようか。このうち「明」の方は、これまで角界でその存在すら、あまり知られていなかった幕尻、西前頭17枚目の徳勝龍(33)=本名青木誠さん、奈良市出身、木瀬部屋=がきのう東京墨田区・両国国技館で開かれた大相撲初場所千秋楽結びの一番で大関貴景勝を寄り切って14勝1敗として初優勝したことか。
 なにしろ奈良県出身力士の優勝は1922年春場所の鶴ケ浜いらい98年ぶり2人目。33歳5カ月の初優勝も年六場所制となった58年以降では3番目の年長で日本出身では最年長。平幕優勝も昨年夏場所の朝乃山いらい31度目、幕内最下位の幕尻力士の優勝は2000年春場所の貴闘力いらい2人目の快挙。そればかりか千秋楽の結びの一番で幕尻力士が相撲を取るのも昭和以降では初めてだったというだけに、相撲ファンならずとも一般の関心はいやがおうにも高まったのである。
 それに優勝インタビューでの徳勝龍の答えがまた良く、日本人の共感を得るものとなった。喜びの涙を見せながらも、茶目っ気たっぷりに「自分なんかが優勝していいのでしょうか」と笑わせ、場所中の支度部屋で優勝賜杯への意識を「全然ない」と繰り返した点についても「うそです。めっちゃ、意識して自宅風呂場で練習していました」の弁。さらに「お父さん、お母さん。生んでくれてありがとう」「もう33歳でなく、まだ33歳だと思いがんばります」と両親への礼とこんごの抱負を述べることも忘れなかった。
 なんと素晴らしい関取なのだろう、と思ったのは私だけでもあるまい。

 徳勝龍の幕尻初優勝を報じた27日付中日スポーツ1面
 
 優勝賜杯を手にする(NHK総合から)
 
 インタビューにこたえる徳勝龍
 
 千秋楽の星取表(NHK総合)
 

 そして今ひとつの「暗」の方は、といえば、だ。
 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が際限なく広がりつつあることだ。本日付の中日新聞夕刊によれば、中国政府が27日午前零時(日本時間同1時)現在で明らかにしたところによれば、中国国内での死者は前日発表から24人増え80人に。感染者数は2744人で、うち重症者は461人にまで拡大。このため中国政府はこの日、30日までの春節(旧正月)休暇を2月2日まで延長する、と発表。同時に感染拡大防止のため、国外への団体旅行禁止措置を発動したという。
 こうした非常事態には、日本も27日の衆院予算委員会で新型コロナウイルスによる肺炎について感染症法上の「指定感染症」に28日の閣議で指定する事を決め、合わせて中国・武漢に滞在する邦人の帰国用チャーター便をあすにでも出すことにしているという。
※指定感染症=生命や健康に深刻な被害を与える恐れのある緊急時に迅速な対応をするため指定する。中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)と同じ二類感染症と同等の措置が法改正を経ずに可能となる

 〝新型肺炎〟を大きく報じた27日付の朝夕刊各紙
 

 いやはや世界が鼓動している限り、いろいろあって不思議でないか。とはいえ良いことは大いに歓迎なのだが。悪いことはあまりあってほしくはない。

 もうひとつ。こちらは、日本に希望を与える明るい話だ。
 東京五輪女子代表の残り1枠を争う大阪国際女子マラソンが26日、大阪市のヤンマースタジアム長居発着で行われ、2018年大会覇者の松田瑞生(ダイハツ)が日本陸連の設定記録(2時間22分22秒)を突破する2時間21分47秒で2度目の優勝を果たし、五輪代表に前進した。3枠の五輪代表は既に2人が決定済みだが、3月8日の名古屋ウィメンズ(中日新聞社主催)でこの日松田がマークした2時間21分47秒を上回る選手がいなければ、松田の3人目の五輪代表が決まる。
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 ホンダが27日、新型コロナウイルスによる肺炎拡大を受け武漢の駐在員や家族、出張者計約30人を日本政府のチャーター機に乗せて帰国させる方針を明らかにした。中部国際空港と武漢を結ぶ定期便は2月末まで運休するという。
 米国カリフォルニア州ロサンゼルス近郊カラバサスで26日午前10時(日本時間27日午前3時)ごろ、ヘリコプターが墜落。米プロバスケットボール協会(NBA)レーカーズの元スター選手コービー・ブライアントさん(41)ら乗っていた9人全員が死亡。
 ナチス・ドイツが第2次世界大戦中、ユダヤ人らを虐殺したアウシュビッツ強制収容所がソ連軍に解放され、27日で75年。ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の史実を後世に伝えるため、保存・修復作業が続くとは、本日付中日夕刊。またオランダのルッテ首相は26日、第2次大戦中にナチス・ドイツに占領されたオランダの政府がナチスに従いユダヤ人を迫害から守らなかったことを「政府の名において謝罪する」と述べた。
 週明け27日の東京株式市場は中国・武漢市で発生した新型肺炎の感染拡大が世界経済に与える悪影響を懸念した売り注文が膨らみ日経平均株価(225種)は大幅反落。円高ドル安の進行も重荷となり、下げ幅は一時500円を超えた。

 問われる新型肺炎対策。桜、IR、2閣僚辞任の説明は。一問一答の予算委始まる。――とは27日付の毎日夕刊〈近事片々〉氏。あえて付け足すなら誰が見ても絶体絶命のピンチに陥るつど、いつも天変地異やら感染症流行などに助けられ命拾いをするのは、一体全体どこの誰なの? とは某氏。

1月23日
 蝋梅の香り誘われ早見事
 =伊神舞子の〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 「ノーサイド 笛が鳴らない 我が職場」「我が家では 最強スクラム 妻・娘」「足りないの? そもそも無いよ 2000万」「AIに 引き継ぎするのが 大仕事」「還暦は ゴールじゃなくて 通過点」……
 第一生命がこの日、恒例の「サラリーマン川柳」の入選作100句を発表。昨年のラグビー・ワールドカップになぞらえたり、会社で悲哀を感じる姿が描かれた作品が目立っている。応募53194句から選出、5月下旬にベスト10が発表される。

 中国での新型コロナウイルスによる新型肺炎の感染が拡大、死者は17人、感染者も571人(22日現在)に。米国、マカオでも新たな感染者が出たという=その後、25日午前の段階で死者41人、感染者1287人にまで拡大。感染者はヨーロッパでも出ているという。
 これら感染は中国湖北省武漢市を中心に拡大しており、世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)も22日、緊急委員会を開き感染拡大が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するかどうか、協議を始めた。緊急事態宣言となれば、2019年7月のコンゴ(旧ザイール)のエボラ出血熱いらいとなる。
 また本日付の中日新聞夕刊によれば、武漢市は23日、市外に向かう鉄道駅や空港を一時閉鎖、市内の公共交通機関も停止、市内への人の流入や市民が武漢から出ることの制限を始めたという。中国では春節(旧正月)の連休(24~30日)で日本へも多くの観光客が来日予定だけに、各地の空港では警戒を募らせている。このうち中部国際空港では、きのう22日、早くも中国各地からの便が次々と到着、多くの観光客が降り立ったが、ほぼ全員がマスク姿による来日となった。このうち肺炎患者が集中している武漢を経由した便は午後5時ごろ、中部国際空港に到着。ロビーを出ると、大半がマスクを外した。

 雪が一向に降らないこの冬だが、農林水産省が発表した全国小売店での野菜販売価格の動向(13~15日時点)によれば、キャベツやハクサイなど調査対象8品目で平年に比べ4~35%安に。暖冬で生育が順調で出荷が増える一方、皮肉にも鍋物用などの需要が伸び悩んでいることが影響しているのだ、という。
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 午前中、社交ダンスのレッスンに。ワルツ、タンゴをシャドーで繰り返し踊るが、タンゴの〝2歩半〟に続く、すなわち〝オーバースウェイ〟が何度踊っても、なかなかうまくいかない。デ、先生のおっしゃるとおり2歩半のあと、左足に身体の重心を預けたまま両手で右のほっぺを抑えることで、なんとかスウェイ(傾き)が出来るように。要は弓を引くようにすれば良いとは、私のそれこそ浅はかなる素人考えか。いずれにせよ、やはり難しい。まだまだ、だ。

 中日新聞の尾張版を読んでいたら【江戸時代名主が助けられ…江南に「ネズミの村」あった 生島神社総代ら「民話を後世に」】の見出しが飛び込んできた。市北部の地元鹿子島(かのこじま)町の生島神社には江戸時代に名主がネズミに助けられた民話「ネコのいない村」が残っており、みんなでこの話を大切にしている、というお話。
 昔、名主が水害の防ぎ方などが書かれた書き付けを神社の倉庫内で紛失。困っていると、ネズミの鳴き声がして、その方向を見ると書き付けが見つかった。それで、それを機に村人たちはネズミを大切に守ろうとネコを飼わなくなったという話で、江戸期から伝承されてきたという。記事は『さらに、「ネズミの村」という題で、おじいさんがわらをネズミに分けてあげた恩返しに、なくした書き付けを探し出してくれたという別の筋書きが残るほどネズミとの関わりは深い』といった内容で、なかなか関心を誘う記事となっていたのである。
 私は、この話をわが家の愛猫、白狐のシロちゃんを前に「ネズミさんがね。人間を救ってくれたのだって。おまえも、しっかりね」と話して聞かせたが、彼女は真剣な表情で聞き入ってくれた。

 「ネコのいない村」につき、真剣に聞き入るわが家のシロちゃん
 

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 東京五輪・パラリンピックの日本代表選手団が開会式で着用する公式服装が23日、東京都内で披露された。白いジャケットに赤いパンツ、キュロットの組み合わせで「ニッポンを纏う」がコンセプト。初めて五輪・パラリンピック共通となる。
 外務省が23日、新型コロナウイルスの肺炎が発生した中国・武漢市の感染症危険情報について、不要不急の渡航中止を促す「レベル2」に引き上げた、と発表。
 長崎市で2007年、選挙運動中の伊藤一長前市長(当時、61歳)を射殺したとして殺人罪などで無期懲役の判決が確定し服役していた元暴力団幹部、城尾哲弥受刑者が大阪医療刑務所で22日に死亡したのがわかった。72歳だった。
 23日付中日夕刊報道によれば、自民党の河合案里参院議員が初当選した昨年7月の参院選の公示前、案里氏と夫の克行前法相がそれぞれ支部長を務める自民党支部に自民党本部から計1億5000万円の入金があったことが関係者の取材で判明。
 福井県敦賀市の建設会社「塩浜工業」側から2018年7月、現金100万円を受け取っていた佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長(63)が23日、町役場で記者会見。「反省しています」と陳謝した。
 「大人の流儀」などで知られる作家伊集院静さん(69)が21日、くも膜下出血で倒れ、病院に救急搬送された。「いままでのように穏やかな執筆生活を取り戻せる日まで精一杯がんばって参ります」とは、妻西山博子さん(元女優・篠ひろ子さん)

1月17日
 金曜日。
 6434人の命が奪われた阪神大震災(阪神・淡路大震災)の発生から25年目の朝を迎え、神戸市中央区の東遊園地では市民団体などが主催する「阪神淡路大震災1・17のつどい」が地震発生の午前5時46分に合わせて営まれ約5000本の竹灯籠で形作られた「きざむ 1・17」の文字が浮かび上がるなか、多くの市民が手を合わせ亡き肉親や知人を悼んだ。

 写真は阪神大震災25年を報じた朝、夕刊各紙
 
 

 大震災発生当時、私は新聞社の大垣支局に支局長として在任中だったが支局長住宅が揺れに揺れ、いったい何事が起きたのかと思ったことを鮮明に覚えている。地震発生直後に管内でもないのに被災地をこの目で確かめなければ、と神戸市長田区などを訪れ、一帯を見て回った。
 あの時の惨状は今も脳裏に焼き付いている。生前、明治政府のお雇い水理工師として木曽三川の分流に力を注ぎ大垣にも住んだオランダ人、ヨハネス・デ・レーケの墓が天保山山腹の墓地にあると聞き、この点では大垣管内とも関係があると思い現地に足を踏み入れたが、墓という墓が横倒しになっており、デ・レーケの墓も見るも無残に引っくり返っていた。あの姿は、今もまぶたに焼き付いて離れない。

 あれから25年もの月日がたったとは。信じられない。あのとき岐阜県西濃地域の読者からの被災地への義援金はあとをたたず、ある町内会から一度に600万円も寄せてこられたのには驚いた。当時、義援金として受け付けた寄金は大垣支局だけで6千万円を超え、支局の女性スタッフ〝夏ちゃん〟と来る日も来る日も小銭の整理に当たった日々が忘れられない。幸い銀行が支局の目と鼻の先にあったので助かった。
 ある日。サングラスをかけた、いかつい男性が若い衆を連れ、肩をいからせ支局に来て「淡路島はワシの故郷なんや。これ、島の人たちのために義援金として使ってくれ!」と胸ポケットから万札の束を何十枚も出してきたのには「さて、どうしようか」と戸惑ったこともある。是々非々でありがたく受け取ったが、ウソではなく本当の話なのである。

 今夜(17日夜)遅く。NHK総合の〈ニュースきょう一日〉を見ていて突然入ってきたニュース。蝶、いや華麗なる影武者のような〝バックトス〟で知られ、走攻守そろった球界随一の名選手でミスター・ドラゴンズとファンから長年親しまれ続けた、あのモリミチさんが17日未明、午前4時、名古屋市内の自宅で急性心不全で亡くなった。
 モリミチさん、高木守道さんといえば、1960年に県岐商(岐阜)から中日ドラゴンズに入団。1980年に現役を引退するまで中日ひとすじ。通算2274安打を記録し、3度のゴールデングラブ賞、同盗塁王にも輝き、守備のうまさはニッポンイチで日本の、いや世界の名二塁手で知られた。中日の監督を2度務め、2006年には野球殿堂入りもしている。1994年の1次政権時には、ナゴヤ球場で【10・8決戦】で同率首位の最終戦で長嶋巨人と激突、惜しくも破れ、あのときの頑張りと悔しさは誰もが忘れてはいない。
 さらに1912年からの2次政権ではチームのスローガンを「ジョイナス」と掲げ、積極的にファンサービスに努められたことは、これまた誰もが知る。中日新聞本社のファンクラブ事務局にも何度もひょっこりと現れ、私自身、何度か親しくお話をさせて頂いた。温かくって。人を包み込むような、そんなお方だった。残念無念とは、このことか。おやすらかに―

 バックトスは永遠なり、高木守道さんの死を報じる中日スポーツの18日付1面
 

 もうひとつ。四国電力伊方原発(愛媛県伊方原発)の運転禁止を求めて先に50㌔圏内に住む山口県東部の3つの島の住民が申し立てた仮処分の即時抗告審で広島高裁(森一岳裁判長)が17日、「四国電の地震や火山リスクに対する評価や調査は不十分で、安全性に問題がない―とした原子力規制委員会の判断には誤りがある」と指摘し運転を認めない決定を下したことである。人々の命を守り、住みよい暮らしを続けるためにも当然の決定だ、と言ってよく、こちらは歓迎したい。
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 舞は、きょう17日、草樹俳句会(宇多喜代子代表、宇田代表は令和元年度の文化功労者)の集まりがあり1泊2泊で、大阪へ。一人旅は珍しいことなので、ちょっと心配ではある。普通なら同伴するところだが。かといって、私もせねばならないことを抱えており、そんなわけにもいかない。無事の帰宅を、ただ祈るばかりである。ごゆっくり、ね。
 令和で初めてとなる新春恒例の「歌会始の儀」がきのう16日、皇居・宮殿「松の間」で開かれた。天皇、皇后両陛下や皇族、一般の入選者らの歌が独特の節回しで披露された。皇后さまは療養生活に入る前の2003年いらい、17年ぶりに出席された。
 陛下は「学舎(まなびや)にひびかふ子らの弾む声さやけくあれとひたすら望む」と。皇后さまも「災ひより立ち上がらむとする人に若きらの力希望もたらす」と、両陛下の歌には若い世代への思いが込められた。いい歌だ。

 きのう16日は以前に体験した102日間に及んだ地球一周の船旅仲間による〝ピースボート76船友の会(旧首都圏会が中心、河合孝会長)〟がJR横浜東口のスカイビル27階「クルーズクルーズ横浜」であり、久しぶりにかつての船友たちと旧交を温めてきた。出席したのは、東京、神奈川を中心に埼玉、千葉、茨木、栃木、愛知、大阪、和歌山、山梨と計31人。
 芸達者そろいで詩吟にサックス演奏、南京玉すだれ、詩の朗読、合奏、相撲甚句の披露……と続き、最後は全員で〈今日の日はさようなら〉を歌って別れた。このうち合奏はキーボード(原田智恵さん)、バイオリン(川上重光さん・北村紘一さん)、ウクレレ(水口重雄さん)といった具合。いずれ劣らぬ本職顔負けの見事さで【幸せなら手をたたこう】【川の流れのように】【千の風になって】をみんなで歌い、久しぶりの再会に誰もが平和の尊さをかみしめ、戦争のない平和な世界実現をめざそう、と誓いあったのである。

 にぎやかに進んだピースボート船友の会のひとコマ。そろって参加した三原多津夫さん貴美子さん夫妻、河合会長らの顔も
 
 
 
 
 
 

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 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した事件で弁護人を務めていた弘中惇一郎、高野隆の両弁護士が16日、辞任。「ゴーン氏が自主的に日本に戻る見込みはない」と判断しているという。引き続き弁護人を務める河津博史弁護士によると、現在の弁護士は3人でいつまで続けるか、は未定だとしている。 
 中国の武漢市に滞在歴のある神奈川県在住の30代男性が肺炎の症状を起こし、国立感染症研究所の検査で新型のコロナウイルス感染を確認。男性は既に退院し、厚生労働省は男性患者から感染が広がる可能性は低い、としている。
 米中両国政府が15日(16日未明)、ワシントンで貿易協議「第1段階」の合意文書に署名。米国は対中関税を引き下げ、中国は米国からの農産品などの輸入を2年で2000億㌦(22兆円)増やす。
 三重県が16日、2020年東京五輪の聖火リレーで県内を走る県実行委員会推薦枠のランナー24人を発表。県ゆかりの著名人では陸上男子マラソン界のレジェンド瀬古利彦さん(63)=桑名市出身=や北京五輪バドミントン女子ダブルス5位の小椋久美子さん(36)=川越町出身=らを選んだ。
 大学入試センター試験が18、19の両日、全国689会場で実施される。志願者は昨年より19131人少ない55万7699人。1990年から続いてきたセンター試験は今回で最後で大学入学共通テストに衣替えとなる。
 小泉進次郎環境相(38)と滝川クリステルさん(42)の間に、第1子となる男児が誕生。『先に表明した「育休」取得。民間企業のイクメンの後押しとなるか。』とは17日付毎日夕刊・近時片々氏だ。
 地球の歴史を時代ごとの特徴で分けた「地質年代」のうち約77万~約12万年前を「チバニアン(千葉時代)」と命名することが17日、韓国・釜山で開かれた「国際地質科学連合」の理事会での投票で決まった。地球史の時代に日本の地名がつくのは初めて。千葉の名前がジュラ紀や白亜紀などとともに地球の歴史に刻まれた。

1月13日
 その昔雪とうありぬ地球温暖化
 =伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 夜。世界文化遺産の岐阜県白川村の合掌造り集落で冬恒例のライトアップが始まり合掌家屋32棟のかやぶき屋根が闇夜に白く浮かんだ。白川郷ライトアップ委員会によれば、ことしは暖冬の影響で年明けから雪のない状態で「ここまで雪がないのは初めて」とも。それでも午後7時過ぎから雪が舞い始め、「雪よ降れふれ」と地元の人や観光客ら。ライトアップは引き続き今月の19、26日、2月の2、9、16日にも行われる。
 タイの保健省が13日、タイを観光で訪れた中国湖北省武漢市の女性(61歳)が同市で発生している原因不明のウイルス性肺炎に罹患している、と発表。中国以外で発症者が確認されたのは、これが初めてだという。フィリピンの首都マニラ近郊にあるタール火山が12日に噴火。近隣住民に避難命令が出された。
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 きょうは月曜日。成人式。ちまたは11、12、13日と3連休で、令和2年も2週間近い。アッという間で、月日のたつのは本当に早いものである。
 私は、といえば。きのう12日は私が主宰するウエブ文学同人誌「熱砂」のことし初の例会が名古屋市内であり、きょう13日は滝高を卒業した同級生からなるOBの集まり「二石会」役員による人事打ち合わせと事業計画検討会が岩倉市内であり相変わらずバタバタしている。おかげで日々、新聞その他で国内外の情勢をチェックはしつつも「本欄、一匹文士のそぞろ歩き」の執筆をせねば―と思いつつ1日が過ぎ、2日がたち、3日間が疾風の如く過ぎ去ってしまった。かといって、限界があるのでこれも、やむなしか、と思う。
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 イランがイランの首都テヘラン近郊で8日に墜落したウクライナ旅客機について、その後、人為的ミスによる防空ミサイルシステムで撃墜したことを認め、11日夜にはテヘランの大学構内で開かれた追悼集会などが1000人以上参加の大規模な反政府デモに発展するなど、衝撃が広がっている。そんななか、同じ11日、台湾総統選が投開票され民進党の現職、蔡英文(さい・えいぶん)さんが国民党の韓国瑜(かん・こくゆ)高雄市長らを大差で破って再選を果たした。中国と距離を置く現体制が新任を受けた形だ。
 きのう東京・両国国技館で始まった大相撲初場所。北陸出身の新関脇朝乃山と平幕遠藤が2日目を終え、北陸勢がそれぞれ2連勝と幸先良く、この調子で突っ走ってほしい。特に遠藤の場合、マワシを紫紺に替えたのが気分一新になった気がせぬでもない。昨日、初日によりきりで勝った鶴竜戦に続き、きょうも横綱白鵬を切り返しで破る金星で今場所は大いに期待したいところである。

 マレーシアで開かれたオリンピックイヤー初となるマレーシアマスターズ2020で圧倒的な強さで優勝し東京五輪の金メダルに一番近い選手、桃田賢斗さん(25)が乗った車が13日朝、マレーシアの高速道路で前を走っていたトラックの後ろにめり込む追突事故を起こし、桃田さんら5人が病院に運ばれたが、運転手は死亡。桃田さんは眉間やあご、唇などに裂傷を負ったほか、全身打撲で骨折の疑いもあるという。
 なんたることか。このうえは1日も早い回復と復帰を願うほかない。桃田選手は過去の経緯など私がもっとも信頼し期待してやまない選手だけに、早くよくなってほしい。
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 東電福島第一原発事故による避難指示区域がなお残る福島県富岡町で12日に成人式があり、新成人約40人が参加。事故当時、小学5年生だった新成人は式典後、晴れ着姿で来月から解体が始まるそれぞれの小学校2校を訪問し、別れを惜しんだ。事故いらい初めて母校を訪れたいわき市の会社員田中健太さんは「使われなくなった校舎を見ると寂しくなりました。でも、9年ぶりに会えた友だちがいたのは嬉しかった」と話していたという。
 第98回全国高校サッカー選手権最終日は13日、さいたま市の埼玉スタジアムで決勝が行われ、静岡学園が前回覇者の青森山田に3―2で逆転勝ちし鹿児島実との両校優勝だった第74大会いらい、24大会ぶり2度目の優勝を遂げた。
 指定暴力団・任侠(にんきょう)山口組が組織の名称を「絆会」に変更。

1月10日
 ミサイルの発射さるるよ冬の日よ
 初えびすパンダの好きな笹ありや
 =伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 10日朝。金曜日。商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社・西宮神社(兵庫県西宮神社)で江戸時代に始まったとされる、本えびすの参拝一番乗りを競って境内を駆け抜ける「開門神事福男選び」があり令和最初の1番福を大阪府立藤井寺工科高校教諭の黒木悠輔さん(33)=堺市東区=が獲得した。
 午前6時。「かいも―ん」のかけ声で表大門が開くと、待ち構えていた男女約5000人が一斉にスタート。石畳を全力疾走し230㍍先の本殿に次々と飛び込んだ。「縁あって選ばれたので充実した1年にし、少しでも多くの人に〝福〟を分け与えたい」とは、13回目の挑戦で初の福男になった黒木さん。

 きょう、10日付の中日新聞夕刊1面に『イラン誤射で墜落か ウクライナ機 米当局が見解 イラン側「あり得ない」』『「撃墜情報多数」英首相も声明 イランと調査へ ウクライナ派遣』の見出し。真相は一体何なのか。そこが知りたい。
 同じ夕刊2面の【あの人に迫る】は、中国出身の文学者・劉燕子=リュウ・イェンズ=さん(54歳)を取り上げ、劉さんに現在の香港や中国の人権状況などについて聞き、見出しで『香港市民の精神 中国に響くはず』と打ち、読み応えのある記事だった。書いたのは増村光俊記者。香港で普通選挙などを求める若者ら市民の抗議活動が続いているが、こうした〝自由を求める精神〟は30年前、1989年6月4日に起きた天安門事件の精神が香港市民にも脈々と受け継がれてきたたまものだ、と話す劉さん。読み応えのあるインタビュー記事である。
        ※        ※

 きのう9日は、木曜日。歳のせいなのか。最近、70を過ぎ、路上を歩いていたりして、ふと立ち止まり「それはそうと、わが心臓よ。よくもまあ~、70有余年もの長きにわたり、飽きもせで、動きつづけてくれているものよ。いつ突然止まっても不思議でないよな、と」。そんなことをつくづく思ってしまう。
 そして。きのうは午前中、その使い古された電池同然と言ってもいい、心臓を引っさげてことし初の社交ダンスのレッスンで江南市内の公民館に出向いた。例によってダンス教師の〝女教師・若さん〟とジルバ、ルンバ、ワルツ、タンゴの順で踊ったが、まだまだではあるが、ナントカおどれてホッとした。
 ダンスを終えて。車の給油に訪れた自宅近くのガソリンスタンドで、今度は思いがけず恥ずかしくて、ひとさまに言うにもいえない事件が発生。スタンド内の段差に足を取られてスッテンコロリンと転倒。上半身の胸部分と腹部をもんどり打って強打したが運が良いのか、悪いのか。幸い、ケガもなくてすんだ。「しっかり地面を見て歩かないからよ。もっと足を高く上げなきゃ。一体全体、いつもどこ見ているのよ」とは、相棒の痛烈なる指弾。でも良かったじゃないか。運良くどこもケガしなくて。「こいつは春から縁起がいい」とやせ我慢してみせる私。笑い話ですんだ。

 午後は、これまたことし初めての横笛に挑んでみる。
 今のところは立派で高価な漆塗りの笛に比べれば、私の芸、すなわち演奏がついていってない。それどころか、たまには演奏しないと音さえ出せなくなってしまいかねないと危惧したからだが結果はまずまず。私は譜面を前に〈さくらさくら〉をはじめ、〈平城山〉〈惜別の歌〉〈座頭市〉〈よさこい節〉〈青葉の笛〉などを演奏してみたのである。演奏は、いつものように生前、笛猫で知られた今は亡き〝こすも・ここ〟が寄り添ってくれている。

 写真は久しぶりに手に取ってふいた愛用の横笛と楽譜。傍らには、いつだって亡き〝こすも・ここ〟がいてくれる
 

 連日わが家に舞い込んでいた賀状もそろそろ終わりで、9日はあの木枯し紋次郎さん、中村敦夫さんから『A HAPPY NEW YEAR! 2020 朗読劇「線量計が鳴る!」は、夏には100回公演を超えます。……』と書かれた1枚が返礼の如く舞い込んだ。丁寧な1枚を手に中村さんの脱原発社会をどこまでもめざす姿勢と情熱には、改めて感じ入った。
 熱砂の同人、山の杜伊吹さんからテーマエッセイとともに新年の抱負が9日になって送られてきたので何はともあれ、「抱負」を〈WORLD WINDOW―世界の窓―〉欄にアップする。彼女ならでは、の文にも期待したい。
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 さて世の中は、と言えば―
 イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害されたことへの報復としてイランが8日、米軍が駐留するイラク国内のアサド空軍基地と北部クルド人自治区アルビルの2カ所を弾道ミサイル十数発で攻撃すれば、保釈中にレバノンに逃亡した前日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告(65)が同じ8日午後(日本時間同日深夜)、逃亡先の首都ベイルートでオーケストラの指揮者さながらに記者会見。日本の司法に対する不満を述べると同時に、「逮捕は日産と検察の陰謀だ」として無実を強調した。
 また、横浜地裁では相模原市の知的障害施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者19人を殺害、職員を含む26人に重軽傷を負わせたとして殺人罪などに問われた元施設職員、植松聖被告(29)に対する裁判員裁判の初公判が開かれる=植松被告は開廷後、陳謝したものの突然、指を口に加え暴れだしたので休廷となった=など、新年早々から気になるニュースが相次いでいる。

 ただ9日付中日夕刊1面見出しは『トランプ氏「軍事力を使いたくない」 米、イランへ反撃見送り 「死傷者なし」演説で説明』『イラン、攻撃直後 米に書簡 自制要請』『ミサイル攻撃は「自衛権の行使」 国連に書簡送付』といった内容で、トランプ大統領は米軍に死傷者がなかったことから追加の経済制裁を科す一方で「軍事力を使いたくない」と語り、反撃は当面見送る考えを明らかにした。―と報じており、最大の危機は回避されたようである。
 どのニュースも私たちには直接的には関係なさそうにみえはする。でも、どれもこれも国際的にも国内問題としても関係は大ありで、とても他山の石として見るわけにはいかず、無視はできない。ひとくくりにしてしまえぱ、なぜミサイル攻撃なのか。なぜ、あれほどまでに派手派手しい逃亡劇だったのか。そして、なぜ本来、障害者を守るべきはずだった施設職員が凶行に及んだのか。なぜ、なぜ、なぜだという思いが頭のなかを駆け巡るのである。
 おそらく日本人の大半、いや世界中の人々が「なぜ。なぜなのだ」と思っているに違いない。
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 オーストラリアで高温と乾燥を原因とする森林火災の被害が拡大。昨年から25人が亡くなったばかりか、数万匹のコアラが焼死。焼失面積は北海道を超える約1千万㌶に達し、ほかの野生動物にも甚大な被害が出ているという。
 トランプ米大統領が8日、イランがイラクの米軍基地を弾道ミサイルで攻撃したことに対して米軍に負傷者が出なかったことを理由に反撃しない旨を表明。イランもさらなる攻撃を控えているので米国とイランの全面衝突はぎりぎりで回避された形となっている。
 日本郵政の増田寛也社長が9日、就任後初の記者会見を都内で開き、かんぽ生命保険と日本郵便による保険不正販売の調査対象を拡大する、と明言。「深くおわびをする。一刻も早く全容を解明し、顧客の不利益を解消したい」と述べた。
 東日本大震災で被災、損壊した宮城県亘理町の役場庁舎が再建され、9日、開庁式があった。式典には250人が出席。山田周伸町長は「復興のシンボルとなる。地域に開かれた施設として活用していきたい」とあいさつした。新庁舎は3階建てで昨年11月に完成。保健福祉センターを併設している。
 イランで8日にウクライナ国際航空の旅客機が撃墜した事故で、ウクライナ当局は9日、ロシア製の地対空ミサイルで攻撃を受けた可能性も視野に調査する方針を明らかにした。ウクライナ機は首都テヘランの空港からウクライナの首都キエフに向けて離陸した直後に墜落。乗客乗員176人の死亡が確認されている。
 英国のヘンリー王子(35)と妻のメーガン妃(38)が8日、主要王族としての立場から身を引くと発表。英国と北米を行き来しながら生活し、財政的に自立するため働く意向も明かしたという。
 安倍晋三首相は米国とイランの対立激化で延期を検討していたサウジアラビアなど中東3カ国歴訪を予定どおり実施する方針を固めた。
 愛知県警天白署は10日、名城大理工学部3年、野原康佑容疑者(22)を殺人未遂で現行犯逮捕。調べによると、野原容疑者は午後4時10分ごろ、名古屋市天白区塩釜口の名城大天白キャンパスの研究実験棟内で理工学部の男性准教授(40)の首などをはさみで突き刺し重傷を負わせた。調べに対して野原容疑者は「リポートの提出期限を守れず、単位をあげないと言われたため腹がたった」などと話しているという。

1月5日
 濃尾平野に住む我らには雪降らず
 =伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 空に浮かんだ新春の月(自宅2階ペランダにて。はるか、かなたを望む。5日夜写す)
 

 日曜日。夜。風呂上がりにベランダから見る月(若潮)が11日の満月(大潮)を前にした〝ふしぎな月〟とでもいったらいいのか。冬の夜空にポッカリ浮かんで、とても美しい。
 早いもので令和2年も、きょうは5日だ。あす6日は小寒(しょうかん)、「寒の入り」で、節分までが「寒」となる。この間、新年早々の初詣と賀状書きに始まり、コラムや連載小説の執筆など次から次にと結構、何かと追い立てられこそはしたが、愛猫の〝白狐のシロちゃん〟(2代目シロ。本名はオーロラレインボー。俳句猫で俳号は「白」)も含めて、家族そろってゆっくりとくつろぐことが出来、それなりによかったなと思う。

 古知野平和神社には三々五々、初詣客が訪れていた
 
 

 また正月三が日には、なたとしこさん(福井県坂井市在住、詩人。本名は白﨑俊子さん)の著作『虹を紡ぐ 舟木一夫 風、好きに吹け』(東銀座出版社)にも久しぶりに目を通すことが出来た(彼女からはことし丁重なる年賀はがきを2通も頂いたが、最初の賀状に書かれていた「〝舟木一夫病〟、私の中で少し静かになりました」が2通目には「実は〝舟木一夫さん〟は、卒業したのですけれど…」ともあった)。

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 朝刊によれば、商売繁盛や家内安全を願う「初えびす」がきょう5日未明に名古屋市熱田区の熱田神宮であり、縁起物の「一番札」や〝福〟をかき寄せる「福熊手」などを求める大勢の人でにぎわった、という。最もご利益があるとされているのが、祈祷されたばかりの一番札で神宮内の上知我麻(かみちかま)神社には午前零時の開始前から参拝客がつめかけ、境内4カ所の授与所が開くと一番札を手に入れよう、とモミクチャにされながら紙幣をかざし突進する姿も。男たちの勇ましい声が飛び交い、例によって年の初めならでは、の光景が繰り広げられたという。そういえば、この「初えびす」。新聞社の社会部にいたころにデスクの指示でカメラマンと現場を訪れたことがある。上知我麻神社という難しい名前に、かつての記憶がよみがえった。

 トランプ米政権が3日、先にイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害したことに関連、中東への米兵3500人の増派を決定。これに対してイランは報復を明言、新年に入り中東情勢が一段と深刻化、緊迫の度合いが高まっている。ソレイマニ司令官殺害につきトランプ大統領は「何千人もの米国人を殺害したばかりか大規模な攻撃まで計画していた」として自衛の措置だったとして正当化。「戦争を止めるために行動を起こした。戦争を始めるために起こしたのではない」と主張している。
 そのトランプ大統領だが4日になり、イランが報復措置を取った場合、「直ちに大規模な攻撃を加えるべく52カ所の標的を設定している」とツイート。〈52〉は1979年にイランで学生らが米国大使館を占拠した事件で人質となった米国人の数だという。またポンペオ国務長官もこれより先の3日、英国、フランス、ロシアなどの外相やサウジアラビアのムハンマド皇太子らと相次いで電話協議をして司令官殺害について説明。司令官がイラクやレバノン、シリアなどで多数の米国人を殺害することを計画していたと述べ今回の司令官殺害は「米国人を守り、イランを静止するためだった」との考えを示したという。
 一方、イランのラバンチ国連大使は3日、米軍によるイラン革命防衛隊・精鋭部隊トップらの殺害に対して「米大統領の指示による国家テロで、地域の緊張を制御不能なレベルに悪化させるための挑発行為だ」と断罪し「米国は既に戦争を始めた。必ず報復があるだろう。厳しい報復だ」と述べ、軍事行動による報復措置を予告したという。いずれにせよ、これ以上の軍事行動は双方とも自重すべきだと思うが、この先どうなるのか。気になるところだ。

 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が保釈中にレバノンに逃亡した事件でレバノンのセルハン暫定法相は3日、毎日新聞の取材に応じ「本人から話を聞くなど必要な捜査を行う」と述べ、近く事情聴取する方針を明らかにしたという。
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「今年の干支・ねずみ。人間との関わりが長く、「古事記」にも登場します。厄介者のイメージもありますが、かわいらしい一面も。今回は、ねずみが主人公の絵本や昔話などを紹介します。世界中に生息 繁殖力旺盛!」とは、中日(東京)新聞の本日5日付サンデー版大図解【物語でみる ねずみ】だ。
 江戸時代から続く歌舞伎を代表する「市川團十郎」の十三代目をことし5月に42歳の人気俳優、市川海老蔵が襲名する。1913年創業の名古屋・栄の老舗料亭「蔦茂(つたも)」が岐阜県大垣市の食品製造販売「デリカスイト」に株式を譲渡し、100%子会社に。老舗のプライドを残しつつ、弁当などを含む全ての事業と従業員を同社が経営するという。商売上手のデリカスイトならでは、だと思う。
 第24回300文字小説最優秀賞に、庭にやってくる全身真っ白の野良猫からヒントを得た愛知県豊橋市の竹内英子さん(71歳)の短編作品「不思議な関係」(昨年3月31日付中日新聞サンデー版に掲載)が応募3868点の中から選ばれた。富山市で開かれていた中部日本高校演劇大会(中部日本高校演劇連盟、中日新聞社など主催)が昨年の12月27日に閉幕。最高賞の文部科学大臣賞に津島北が選ばれた。

1月3日
 正月はテレビ観戦駅伝ぞ
 =伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 金曜日。
 みなさん、新年あけましておめでとうございます。
 ことしもウエブ文学同人誌「熱砂」ともども、心からよろしくお願いします。
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 正月三が日は幸い晴天に恵まれ、日頃は離れて暮らす長男夫婦をはじめとした家族が久しぶりに、おせち料理を前にワイワイガヤガヤ。近況報告も兼ねて、わが家で一緒に集い、楽しいひとときとなった。また私の場合、各地から届いた年賀状をかなりの時間をかけ、ていねいに読むことに追われたため、この期間だけは、なかなか小説執筆というわけにはいかなかった。今になってやっと本欄をこうして書き始めた。
 それでも、家族みんなが元気で愛猫、いや〝白狐〟のシロちゃん(もうひとつの顔は、「白」の俳号を持つ俳句猫。本名を虹猫オーロラレインボーという。現在、熱砂の【世界の窓】で連載中の「シロは何でも知っている」の主人公)も加わっての楽しいひとときとなり、得難い時が過ぎていったのである。私と舞はふたりで近くの古知野神社まで歩いて初詣にでかけ、ことしの一家の無事安泰と飛躍を願いもした。

 古知野神社には三々五々、初詣客が訪れていた
 
 日本文化の証しといってもいい正月のおせち料理
 

 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が3日、神奈川県箱根町―東京・大手町の復路5区間109・6㌔で行われ、往路を制した青山学院大が逃げ切って2年ぶり5回目の総合優勝を果たした。前日の往路と合わせた総合記録(10区間217・1㌔)の10時間45分23秒は、昨年の東海大が出した大会記録を6分46秒も更新した。青学は往路4区の吉田祐也が区間新の走りで首位を奪還。5区でも2位との差を広げるなどし、その後は終始、他を寄せつけず圧倒的な強さで優勝した。
 令和初となる新年恒例の一般参賀が2日、皇居で行われ、天皇陛下と皇后さまは上皇ご夫妻ら皇族と宮殿・長和殿に立たれ「本年が災害のない、安らかで良い年となるよう願っております。年のはじめに当たり、わが国と世界の人々の幸せを祈ります」と、あいさつされた。天皇陛下の代替わり後、陛下夫妻と上皇夫妻がそろって国民の前に姿を見せるのは、これが最初。参賀は、午前に3回、午後に2回の計5回行われ、約6万8千人が訪れた。昨年の参賀者は平成最多の約15万4千人で、平成最初の新年一般参賀の1991年は約7万7千人だったという。
 レバノンに逃亡したカルロス・ゴーン被告(65)は地元メディアによれば、その後ベイルートの自宅には戻らず、妻キャロルさんの親類宅に滞在しているとみられる。ゴーン被告は2日、声明を発表し自らの逃亡につき「妻のキャロルやほかの家族が関与したとの報道は間違いだ」と主張。「ひとりで準備した」と話しているという。いずれにせよ、こんごの推移が注目される。
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 さて。ことしも大勢の方々から賀状をいただき、心から感謝している。そこで、これら賀状のなかからホンの一端を以下に、紹介させて頂く(順不同)。
【賀状に記された言葉の数々と、届いた写真】
※言葉
 年の初めに気持ちも改まり、新しいことを決意したくなります。ふと頭に浮かんだのは「平和」の二字です。理想的な世界のことを理想郷と言いますが、そこには平和の極みという気持ちが込められています。それを維持するには「努力し続けなければならない」と多くの人が思っているようです。生きる喜び、幸せは平和の中にこそあるからでしょう。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。(白井文吾)
 今年の私の誕生日。四月二十二日に九十一歳になります。昨年はつぎの作品が刊行されました。「ある若き死刑囚の生涯」筑摩書房。「宣告」小学館。「フランドルの冬」小学館。「妻の死 加賀乙彦自選短編小説集」幻戯書房。「死刑囚の有限と無期囚の無限 精神科医・作家の死刑廃止論」コールサック社。なお出版予定なのは長編小説の「永遠の都」新潮社のロシア語訳、アレキサンドル・メシェリャコフ(ロシア国立人文大学教授)を中心に全七名の共同訳です。もう一つは私の書き下ろし「わたしの芭蕉」講談社です。では、みなさま よろしく!(加賀乙彦)
 遠い昔のようで昨日のようにも 伊神さんとの思い出は鮮烈でした ただ懐かしく毎日の如くアルバムに見入っています(南昭治)舞子さま 今年も宜しくお願いしますね.(山﨑国枝子)俳句てふ趣味に八十路の明けの春 松魚(松本勝雄 慶子)ウエブ文芸のご発展を願っております(竹中忍 智子)お元気ですか? 娘も4月から幼稚園 私もすっかりお母ちゃんです。またお会いできる日を楽しみにしております。(松村瑠奈)3年前から奄美・喜界島に家を借り愛知と行ったり来たりしています ネットで「レディーフォー島 ゆみた」と検索すると私が公開したページが出てきます.のぞいてみて下さいませ(緋月真歩)
 令和という新しい時代を生きることに感謝し、精進して参る所存です(小山勇)八十六賀状これにて御免乞ふ 於左夢/ご多幸を念じつつ 往事茫々です。(平山オサム)どうも電池切れが近いせいでしょう。吉野博士に高齢者用の高性能リチウム電池の開発をお願いしたいものです。この調子では、来年の賀状をつくる余力は乏しいと思いますので、今回で失礼させて頂こうと思います。長年のご交誼感謝申し上げます。(西村立名)間質性肺炎で酸素ボンベに頼る毎日です。新年のご挨拶もこれを最後とさせていただきますので、ご容赦下さい。(角田牛夫)
 バリバリ書きまくってください.若さのもとでもありますし……(坂井克彦)全々、会わないけど 元気なんだろうな.(小宮寛治 きよ子)元気ですか。月日の経つのは早いものだね。金沢の同期会からもう一年以上、過ぎました(箕浦啓進)中国黄山の御来光です。ポトポトハラハラ面白く読ませてもらいました。昔は良かったネ―と言うところですが、小生、今も結構面白いです。(川口譲 静枝)
 もう少しだけ働きます(金井俊夫)今年は7/9~13まで「お菓子放浪記」をザムザ阿佐ヶ谷で上演いたします。ことしもご活躍くださいますよう(片山美穂)お変わりなくご健勝のこととお察し申し上げます。『ぽとぽとはらはら』読ませていただいてます(武内章 幸子)いかがお過ごしですか。孫は大きくなり過ぎ小学三年生で私の体重を超えました。(瀧下美絵里)
 3年ぶりに自転車ツーリングを再開しようかと.ちょっと危ないかナ.(守屋俊克)」田舎で楽しくやってます.(帰家圭吾)本年もよろしくお願い致します(堀田悠介・幸枝)創作の道はけわしくつらい でも何故その道を歩もうとするのか 果てによろこびがあるからです(山名恭子)ユニークな御意見、私の凡々に良い刺激です.ありがとうございます.(栗本寛)
 次は、ひょっとしたら名古屋に行くかもです―(山本源一)その後ご体調はいかがでいらっしゃいますか。私は日中戦争時に実在した女スパイを主人公に新作を執筆中、完成をめざします.又お目にかかれるのを楽しみにしています.ご多幸の年でありますように.(橘かがり) そろそろ年季明けの年令ですが、もう少しだけ楽しもうかと。上京の折には気軽にお立ち寄り下さいますように(小田昭太郎)12月に初孫ができました(小野憲生)
 子.みなさんこの初春に乾杯ね! ペンの日、ありがとうございました!(宮内憲夫)息子は今年で4歳になります。妻は道教を勉強して只今修業中です。(瀬戸口龍信)あかるい笑顔につつまれた年になりますように お元気ですか お互い年をとりました いつまでも健康でいたいです 体に気をつけてお過ごし下さい(長谷川輝代)インターティアラ・お料理サロンは本年3月で2周年を迎えます(伊藤華づ枝)
 日刊県民福井に出向しました。ぼちぼちやっています(阿部和久)私達二人古希を過ぎ人生の節目の年を迎えました これを機に来年より年賀状を遠慮させて頂こうと思います なほ平素のお付き合いは相変わらずお願い致します(笹谷憲彦 芳枝)尾張芸術文化懇話会ではお世話になります 新年第一回め、伊神さんのお話を楽しみにしています.(舩橋紀公子)是非一度ゆっくり 大垣で!(平野順一)ご家族皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます 本年もどうぞよろしくお願いいたします(石田祥二)新年を迎えご多幸をお祈り申し上げます(土屋嶢)いろいろご活躍のご様子.私は豊の作品と向かいあって19年になりました(榮井百合)
 昨年は九月におわら風の盆、十月ににっぽん丸で日本一周のクルーズを楽しみました.主人が段々歩くのが大変になって来ましたが、二人三脚でボチボチやっています。どうぞ良いお年でありますように(中島清明 陽子)今年9月で定年です 定年後はもっと自由にドラゴンズと大相撲を追いかけていきます(片岡孝之 千鶴)『弦』に喪失を書き続けることで、ようやく穏やかさを取り戻せました。ご活躍をお祈りします。(小森由美)執筆活動は順調ですか(長谷川義)令和は頑張りたいと思っていますので(倉知弦洲 崇)良いお年であります様に 本年もよろしくお願い致します(中田敬子)
 創作意欲、盛んなのには驚きです。(片上晴彦)和やかで幸多き年になりますように 今年も色々とよろしく御願いします(飴谷啓子)家の本棚を整理すると権太様の小説、舞子様の句集などたくさん出てきます。また機会を見て読み直そうと思っています。あと残り二年の教職となりました。悔いの残らぬようにがんばろうと思っております。(西田拓郎)
 愚息がオランダのライデン大学に入学しました 嬉しいですが淋しい毎日です どうかお身体をお大事に益々のご活躍をお祈り申し上げます(齋藤わか奈)ね「大いなる精神は静かに忍耐する」ドイツの詩人シラーのことばです 忍耐は寛容を、寛容は希望を生みます そして希望は決して私たちを欺きません 新年明けましておめでとうございます どうぞ皆さまお元気でお過ごしください(森詠 千春)
 今年は70代最後の一年ですから大いに「青春」するつもりです。素敵でデッカイ事を……! 中味は内緒デス。(川島公子)〝舟木一夫病〟 私の中で少し静かになりました。=第1通目=。賀状はお出ししましたが、これは賀状の№2です。「ぽとぽとはらはら14.」拝読したいのですが、地元情報サイトでの小説に触れることができません。御時間がありましたら、どうぞお送り頂けないでしょうか。=2通目(白﨑俊子 なたとしこ)
 恭敬新禧 第一歌集『バリケード・一九六六年二月』刊行五十年を記念し昨秋、『亡友』(第三十二歌集・角川書店)を刊行。友たちに献じました。本年は評論集『さらば、日東拳の灯よ!』(皓星社)他、何冊か刊行します。毎月十日、吉祥寺「曼荼羅」での月例「短歌絶叫コンサート」も三十五年目の春を迎えました。「肉声の回復・歌集の復権」を欣求し叫び続けてきた四十有余年(一六〇〇ステージ)でありました。悪しき時代ではあります。しかし、それゆえに、あなたさまの益々の御健闘と御健康をお祈り申し上げます 合掌(法昌寺 福島泰樹)
 なめる程度のお酒もいけて初春を八十路の年男 令和二年閏子之歳(吉住義之助)
 去年は私として人生一番楽しい思い出でした。頑張つたと自分ながら思います。お世話になりました。ありがとうございました(神山清子 スカーレット)
 権太さん なつかしいです 会い度いです。舞子さんと二人でぜひ今治え遊びに来て下さい 待っていますよ!(玉井千鶴子)
 ペンへのお力添えありがとうございます.本年もよりいっそうのご活躍を!!(吉岡忍)
 信濃なる千曲の川の細石も君し踏みてば玉と拾はむ(水谷三佐子)

※届いた年賀はがきから(写真)
 
 
 
 

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 国連児童基金(ユニセフ)が1日に世界で推定約39万2千人の赤ちゃんが生まれると同日付で発表。うち日本は約2500人で全体の約0・6%。インドが約6万7千人と1位で中国、ナイジェリアが続いたという。
 台風19号の豪雨災害で大きな被害を受けた長野市長沼地区と古里地区の合同成人式が2日、市内で開かれ、105人の新成人が「災害を乗り越え成長していきます」と誓った。3日には福島原発事故の被災地・双葉町の新成人の成人式も町役場の避難先となっているいわき市内で29人が出席してあったという。
 岐阜県関市の関鍛冶伝承館で2日、刀匠の仕事始めである古式による日本刀鍛錬の打ち初め式があった。